『白銀の墟 玄の月』感想 泰麒が高里要に戻る時
『白銀の墟 玄の月』を初めて読んだ時の感想を書き留めておきたくてnoteを使い始めてみました。最初に自分が思った・感じたことを残しておきたい。そういう文章です。
『黄昏の岸 暁の天』で泰麒が帰ってきた時、泰麒の一人称は「僕」で、あの時はまだ自分が泰麒であることを思い出した「高里要」でした。『白銀の墟 玄の月』では最初の登場シーンからずっと一人称が「私」になっている。それは李斎と一緒に戴に戻ってきて、泰麒が人間の「高里要」ではなく麒麟の「泰麒」として生きているからだと思います