福島第一原発の作業員被ばく事故について②

 前述の記事の続きですが、東電会見に臨まれたフリージャーナリストで知人でもある「まさのあつこ」さんが詳しくnoteに書かれていますので、そちらをまず最初にお読み下さい。

まず、最初に東京電力の元受けでもある東芝エネルギーシステムに受注させた増設ALPSにおける作業で、1次下請けの作業員たちが43億7600Bq/ℓの汚染水の飛散で被ばくしたのが10月25日午前10時40分ころで、その5人の作業員のうち、AさんとBさんの二人が主に下半身を被ばくし、福島県立医大に搬送されて、いまも除染が行われ、経過観察のため2週間の入院だそうですが、α線の被ばくはなかったと東電は発表していますが、根拠を示せていないそうです。
 さて、被ばく現場の様子ですが、素人が見ても呆れるような設備で東芝の技術者集団が造ったとは思われないような設備で私でさえ驚きました。


(上の画像は「おしどりマコ」さんから拝借しました。)


 書かれてあるように緑色のポリタンク?入れる予定のオレンジ色のホースがガスが充満したことで、踊り、はずれ、ホースの中の汚染水が5人作業員が被り被ばくしたということでしょう。
 そして上のふたつの画像からは良くわからない点が多くあります。まず、白いテープがあちこち貼ってあります。タンクのそばにある手摺単管パイプの上にある白い蛇腹の大き目ホースは何でしょうか?白いモノで口を塞ぎ、白いヒモのようなモノで単管パイプに固縛してあり、蛇腹パイプの口を塞いであるモノに番線のようなモノで手縛りで縛ってあります。そして、いちばん手前にオレンジ色の先にところどころ穴があけてある、短いシートのようなモノは何でしょうか?

こんな設備で被ばくするのは、なんかあたりまえのような気もしますが、東芝の1次下請けは、どうやら私も一応、知っていますが、○○○ルという企業でかなりの技術者集団とは伺ってはいましたが、さらにその下請け会社が受けたのかも知れません。問題は指導がいきとどいていなかったというのも考えられるでしょう。ホント私から見てもお粗末な作業ぶりが伺えます。

そもそも、重要な工程の一部としては失格と言わざるを得ません。可哀そうなのは被ばくされた作業員さんです。

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