汚染水はなぜ流してはならないか

 福島第一原発から処理汚染水を太平洋に放出し始めてから今日で3日目となりますが、昨日2日目の放出で東京電力は3㌔以内10カ所の海水を汲みトリチウム濃度を分析し、最大でも1リットルあたり7.6クレル未満で、2日連続で放出停止を判断する基準の700ベクレルを下回っている事と、放水口から約4kmのヒラメとホウボウを採取し、放出後初めての検査をおこなって、トリチウムは検出されなかったとしている。
 しかし、放出されている核種はトリチウムだけではなく。問題はこれからだろう。

 放射性物質は、例えば至極、簡単に言えば高血圧の人がラーメンを食べるのに塩分が濃いのでスープをお湯で増して薄めそれを飲む行為をしても摂取した塩分量は同じという事になる。
 また、トリチウムは生物濃縮はしないと言われてはいるが、セシウムとか要素129とか炭素14といったものは生物濃縮することが明らかになっている。
 
そして、今後、海洋への放出は30年、40年と言われてはいるが、炉心へ流入している水を遮蔽しなければ汚染水は増えるので、放出は100年単位になる可能性もある。
 そして、早い話しが下の絵だろう。意味がわかるかな。通常の原発と比べて、、デブリに直接触れているのが汚染水だろう。


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