亀戸事件について

 亀戸事件というのは1923年9月1日に起きた関東大震災に乗じて、亀戸警察署と労働争議中であった川合義虎氏ら10名が思想弾圧として亀戸警察に捕らえられて、同年9月3日から4日、5日のあいだに陸軍習志野騎兵第13連隊によって署内や荒川放水路付近で殺害されたという事件で、これは軍活動の一環として、混乱に乗じて社会主義者を殺害したという意味では、少し異なるが、当時の日本政府は様々な独立運動に対して警戒心をもっていて、その点では朝鮮人虐殺や千葉県野田市で起きた福田村事件も同様であると考えられる。
 それらの背景にあるのは何だろうか。それは、象徴であろうがあるまいが、天皇を頂点とする考え方で日本独自の差別主義からジェノサイドに変化する思考だろう。
例えば、今年、9月1日から封切となった森監督の劇映画の冒頭にも出てくるが、関東大震災の影響で壁にかけていた天皇の肖像写真が床に落ちるという場面があるが、当時の一般家庭ではどこの家庭でも天皇様様であり、地震といえど神様は天皇陛下であり、これが地に落ちると一大事ということだろう。
 「大詔を拝し奉りて

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