福島第一の海側の遮水壁は大丈夫なのか

前記事の続きです。

  2016年9月に「おしどりマコ」氏が東電会見に出席された時に、「(護岸エリア)の地下水が地表に溢水」ということを取り上げられて、汚染水が海洋に出ていることと、さらにその当時は「地下水(汚染水)の逃げ道として、10mほど海側遮水壁は開口部を残してあった。」と指摘されています。

 つまり、この時というか2011年3月15日くらいから汚染水は海洋に出ていたという事にもなるでしょうね。特に梅雨の時期とか、台風の時とか大雨の時とか、春先の雪解け時期とか、と考えたら、ほぼ年中という事にもなります。
 そして、私が言いたいのは海側の遮水壁は東電の発表によれば30m打ち込んであるとされています。30m打ち込んであっても、その位置の土壌は(8.40m以深 砂質粘土.腐植土含む)となっていて、特に腐植土は地盤沈下に対する充分な注意が必要であり、例えば、「造成工事をしたり、建築物を建てる場合には、適切な地盤改良を行う必要が有る。」とされています。つまり、そういう土壌に遮蔽板を建てても、ちょっと大きめな地震で影響は受けないという保証はありませんし、バケツの底無し状態という事にもなりませんか。

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