福島県外の汚染土壌の行方について

 昨日、環境哲学ちゃんねるの大島さんが、3.11によって、福島県外にもホットスポットなどをつくった汚染土壌をめぐり、福島民報の記事を紹介され、県外の汚染土壌は現在、どのように保管されているのかを指摘されていました。


  私が住む船橋市の場合も同様な汚染土壌の保管方法が行われています。
下が船橋市市内から出た基準値以上の汚染土壌ですが、保管については遮蔽シートにくるみ、上から土を被せていますが、これで良いのでしょうか?

 私は3.11後から船橋市内を中心に柏市や流山市のホットスポットを見つける活動もしていました。この活動で多くの批判もありました。そして、もちろん、福島県内の浜通り地方や郡山市内にも行き、計測はしていました。
 さて、船橋市内ですが、3.11後の最初のホットスポットが話題になったのが、北部に位置するアンデルセン公園で、この公園の空間放射線量計測にあたっては、船橋市議の朝倉幹晴氏が中心になってグループを作り計測され、汚染土壌が撤去されました。

  そして、朝倉氏ですが、その後、計測について、地表から1㎝が問題となり、損害賠償にまで発展していました。市民の計測にあたっては、目安が重要で私は別に差し障りは無いと考えています。10㎝であろうが、1㎝であろうが、どこに大差があるのでしょうか?風が吹けば放射能は飛散するのがあたり前でしょう。
 さて、私ですが、やはり、船橋市においては北部の小室地区が気になり小室公園を中心に市が貸し出している堀場のPA-1000 Radで計測を始めました。すると、基準値の0.23μ㏜をはるかに上回る計測値が出た小室駅バス停裏の側溝の汚染土壌と擁壁の汚染が見つかり、船橋市環境保全課に計測値の写真と計測時間などを報告しました。そして三日後くらいに環境保全課の職員が再計測に訪れ3μ㏜以上が検出されていました。下の動画はその時の様子です。
 

 そして、その後、この側溝の汚染土壌除去とコンクリートの擁壁洗浄と道路の洗浄が、何故か、除染ではなく清掃という名目で行われました。汚染土壌の回収は高圧洗浄水でヘドロ状態にしてから、屎尿汲み取りのバキューム車で吸い取り、どこかに持っていきました。行先を尋ねても教えてもらえませんでした。

 その後。この場所の空間線量を計測しましたが、基準値をわずかに下がっていただけでした。(泣く)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?