おいらの空は鉄板だ

「おいらの空は鉄板だ」という1960年代に作られた労働歌がある。

 この唄の歌詞の内容は暗いが当時、歌声喫茶などで盛んに歌われ、現在でも宴会などで団塊世代以上の高齢者の人たちが集まり歌っている。
 そして、歌詞を読めばわかるが、都会での地下鉄工事やさまざまな地上の下で働く人たちを憐れむような内容ではあるが、明るく歌うことが似合うかも知れないが、私は暗く沈み込む事が多いが、原発施設内の電力洞道という環境で働いて、唄の内容が染みつき、同僚と一緒に歌ったことがもある。
 この唄をフォークシンガーの高石友也も詠っている。

 「暗い電球の下で地下足袋が泥水に濡れる」などは、その通りだった。惨めな思いをして、湧き出る水を意味もなく処理させられた。一番下の偽装請負の原発労働者だった。


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