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デッキ紹介#4【偶神崇拝】

初めまして、露林檎ろりんごと申します。
今回は1回目のオシリスに続き、三幻神の一柱、ラーの翼神竜のデッキについて書き散らしていきます。

デッキレシピ

詳細はこちらから。

コンセプト

このデッキを組むきっかけとなったのはこいつです。

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回復量の分だけ相手にバーンダメージを与え、さらに自身の攻撃力を上げるという非常にユニークな効果を持っています。
そして、マリオネッターを使うならこの効果で大ダメージ&高打点を叩き出したい。
意気揚々と回復カードをwikiで検索をかけたところ、使いやすい固定回復は回復量が少なく、回復量が多いものは条件が厳しく実用性に欠けていました。
よって渋々不定回復の欄から良さげなカードを探すことに。
そこで辿り着いたのがこのカードです。

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めちゃくちゃ面白いカードだあ…

太陽神合一には場のラーの翼神竜をリリースし、その攻撃力分自身のライフを回復させる効果と、ライフを100になるように支払い、その分ラーの攻撃力を上昇させる効果があります。
つまり、ライフさえあればマリオネッターと合わせてバーンによる大ダメージを叩き出すことも夢ではないということです。
さらに、フリーチェーンで回復効果を使えるので、高攻撃力のラーで殴った後にリリースして回復することでマリオネッターでバーンを与え、上昇した攻撃力で追撃を行うことが可能となります。
まとめると、太陽神合一の効果でマリオネッターやラーを活躍させて、ゲームエンドを狙っていくのがこのデッキの原点となります。

主な動き

とはいえ、理想の盤面に至るにはいくつかの課題をクリアしなければなりません。

●マリオネッターの出力
まず、こいつを出すための素材は闇属性レベル2×3です。素材は闇属性レベル2×3です。2回言ったのは意味がある。
正直クソほどに重いです。正規召喚を狙うなら七精の開門+招来神で揃えるのが一番現実的でしょうか。しかしこのデッキはペンデュラム。魔法罠ゾーンを圧迫する開門とは非常に相性が悪く採用ができません。
この時点で正規召喚を選択肢から除外しました。
そこで踏み倒し手段を検索したところ、連鎖召喚やパージレイなどのギリギリ実用的と言えなくもないものしかなかったため、構築は難航していました。
そんな最中突如現れたナンバーズ踏み倒しマンことホープドラグナー(構築開始時は新規だった)。

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出すターンX以外をEXから出せないのは厳しいですが、他の手段と比較すると遥かにマシなので、こいつでマリオネッターを出すことになりました。

●ラーの出力
マリオネッターと同様にこいつも出力するとなると厄介なモンスターです。
ズバリこいつは特殊召喚ができません。Cannot be Special Summoned. 

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邪魔すぎるテキストですね。
かといって、正規召喚をするにしても太陽神合一の攻撃力を上昇させる効果が腐ってしまう上に、3体リリースは普通に重すぎるので、今回もズルをすることにしました。
具体的にはファントムオブカオスで墓地の金玉スフィアモードをコピーして攻撃力4000のラーを呼び出します。

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金玉(扱いのファンカス)でラーを踏み倒すことによって、ライフを払いたくない場合でも合一で最低4000は回復できるようにします。
これによって、ラーで攻撃→合一で4000以上のバーンダメージを与え、マリオネッターの攻撃力を上昇→そのままマリオネッターで追撃、という流れを作ることができます。
このターン中、ドラグナー以外直接攻撃はできませんが、仮に場ががら空きならドラグナーのダイレクト3000+マリオネッターのバーン4000↑でまあ倒せるだろという安易な想定です。

では、これらを踏まえて全体の動きを大まかに。
・序盤
魔術師で展開、星刻の魔術師を立ててサモプリやウィッチにアクセス。時空のペンデュラムグラフで最低限の妨害も。
ぶっちゃけ調弦を絡めて星刻を立てるだけです。
上振れればエレクトラムを絡めて追加で時空を構えたり、魔神ゾロアで相手に応じ装備カードの種類を変えて牽制を行う程度です。
星刻の破壊代替効果を誘発してウィッチはなるべく早めに落としておきたいところ。
・中盤
マギストスを絡めて展開。序盤にアクセスしたウィッチやサモプリからゾロアを引っ張ってきます。
また、ウィッチの効果で足りないパーツにアクセスしながら各種シンクロや覇王スターヴで継戦。
これに関しては手札次第でパーツに触っていく感じです。
最低限必須なのがファンカス太陽神合一です。
ファンカスはウィッチの他にもサモプリのリクルートにも対応しているので、そちらも活用していきます。
太陽神合一はダークドリアードのトップ固定→デュガレスのドロー効果でガーディアンスライムを捨ててサーチする想定ですが、既に引いている場合はデュガレスやペンコで捨てるか、普通に防御札として使います。
なお、ウィッチは金玉に触れないので、神属性宣言をしたクロウリーにユニオンキャリアーで装備することで落とします
・終盤
ファンカス+ホープダブルでラーとマリオネッターを出力。
事前にサーチした合一の効果を使って高攻撃力での攻撃+バーンダメージでゲームエンド。

採用カード

〇メインデッキ編
・魔術師連中
覇王スターヴを無理なく出せてかつサモプリやウィッチへのアクセスが容易な点からメイン起用となりました。
展開の中核である慧眼、黒牙は3積み、規制連中は入るだけ、竜脈と賤竜はダークドリアードのトップ固定のために2積みとなります。
特筆すべきは天空の魔術師が調弦からPカードサーチ以外にも、使いまわしやすい魔神ゾロアと並べることで相手モンスターの効果を封殺し安全に展開を行えるのが強力。
・マギストス連中
魔術師をメインに据えると決定した時点で太陽神合一や金玉へのアクセスが課題となったため、それを解消するために選ばれたのがマギストスです。
覇王スターヴでマギストスをコピー後ニンアルルを装備して、貫通持ち28打点2回攻撃というコンボを使いたかった経緯もあったりなかったり。
特に重要なのがゾロアとクロウリーで、前者はウィッチを釣り上げやダークドリアードの炎枠となることでガーディアンスライムのアクセスを行い、後者は前述した通り金玉の装備対象となってもらいます。
こうして展開したゾロアを使いまわすためにヴリトラとサンドリヨンは共に3積みとしています。
エンディミオンは魔法罠ゾーンの圧迫を解決しながら引きたくないカードを戻せるので1枚あると便利です。
・儚無みずき
ペンデュラムという都合上バックで相手の動きを阻害しにくい他ライフはあればあるだけ良いので採用。
なにより可愛くて目の保養になります。
個人的には新イラスト派。

〇EXデッキ編
・覇王眷竜スターヴヴェノム
ファンカスにアクセスできなかった場合に金玉をコピーします。
また、1回目のラーで勝負を決められなかった場合にラーをコピーすることで、「特殊召喚されたラー」として合一の攻撃力上昇を適応して殴ります。
・絶火の魔神ゾロア
全てが強力なマギストスの最強新規。
黒牙の打点半減効果とニンアルル装備時の連パンが相性抜群で、相手のライフをごっそり持っていけます。
金玉を装備したクロウリーが余った場合、蘇生効果で即座に叩き割れるので早めに出したい。
・覚醒の魔導剣士
ゾロアで魔術師を蘇生することで魔法回収効果を容易に発動できるのがお気に入りポイント。
しかし、拾って強いカードがあまり無いので、サモプリのコスト確保にしか使えないのが勿体ない感はあります。
・刻不知のデュガレス
ダークドリアードと合わせたドロー効果を目当てに採用。
手札にきてしまった金玉やガーディアンスライムを叩き落す。
攻撃力倍化はパーツが揃っているかコンボが狙える状況にない場合にラーやニンアルルを装備した魔神ゾロアなどに撃ちます。
・ヘビーメタルフォーゼエレクトラム
上振れた時にしか使わない。
こいついる?

最後に

ご覧いただきありがとうございます。

以上、理想論だけはご立派なデッキ紹介でした。
それは何故か?
デュエルでマリオネッターとラーを並べられたことが一度も無いからです。

そもそも、マリオネッターが活きるカードが合一しか入ってない上にそれを除くと回復カードは儚無みずきのみ。これをマリオネッターのデッキと言われたなら疑問に思われる方が大半と思われます。
しかし、このデッキにおいて気に入らない点はマリオネッターを活躍させられなかったことだけなので、マリオネッター周りを弄りながらこれからも擦っていきます。
個人的に大好きなテーマであるマギストスを使えるのがかなりポイント高いです。

デッキ名は「偶像崇拝」をベースに、マリオネッターが黒幕という雰囲気を出したかったため、傀儡を意味する「偶人」にラーを当てはめて「偶神」としました。
数多の信者に崇拝されている太陽神すらも黒幕の操り人形にすぎないというイメージ。
まあ、現実にはマリオネッターが出る暇もなく、ラーと合一してぶん殴るだけで相手は死ぬんですが。
本当にマリオネッター以外の要素は気に入ってるんですよね…
サムネもめちゃくちゃカッコ良くなったと自負してますし。


制作・著作
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