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デッキ紹介#2【零に至る神槍】

初めまして、露林檎(ろりんご)と申します。

今回は流行りに乗っかって、とあるナンバーズが主役のデッキを紹介していきます。
構築もさることながら、特にデッキ名は至高の仕上がりと自負しています。
それについて書いたあとがきまで是非お付き合いください。

デッキレシピ

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カードの詳細確認はこちらからどうぞ。

コンセプト

皆さんは≪No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ≫というカードをご存知でしょうか。

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条件付きとはいえ、フリーチェーンのモンスター破壊+1ドローという非常に強力な効果を持っています。
「この効果を能動的に使えるようにすれば最強では?」という至極普通な発想が始まりでした。
要するに、「ラグナゼロを使いたい」がこのデッキのコンセプトです。

主な動き

ラグナゼロを活かすには攻撃力の変動を行うカードとの併用が不可欠です。
さらに言えば、フリチェを活かすために相手ターンも干渉できるものが望ましいです。
そこで、今回着目したのはデスピアです。
デスピアの融合体である≪デスピアン・クエリティス≫はフリチェでレベル8以上の融合以外の攻撃力を0にする効果を持っています。

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クエリティスと並べることで、メインフェイズ中であればいつでもラグナゼロを撃てます。
また、クエリティスは≪烙印劇城デスピア≫≪デスピアの導化アルベル≫を合わせることによって継続的に蘇生ができます。

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図にするとこんな感じです。
強いですね。

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このデスピアループ(勝手にそう呼んでいる)を形成しながら、ラグナゼロを立てる準備を行うことを初動における目標としています。
仮に後続が途切れても、天使族さえ離れればクエリティス蘇生からこの動きに戻れるので、その点でもデスピアとラグナゼロの相性の良さはバツグンです。

動きはシンプルで、皆大好きイゾルデを立ててキーカードを揃えていきます。

①イゾルデリンク時にシャドーミストをサーチ。効果でフェイバリットヒーローを墓地に送り、リナルドをリクルート。そのままリナルド効果でフェイバリットヒーロー回収。
②イゾルデとリナルドでヴェルテアナコンダ、ライフを2000払いネオスフュージョンを落として適応。
悲劇のデスピアンとネオスでブレイブネオスを融合。悲劇効果でデスピアの導化アルベルをサーチ。
③フェイバリットヒーローをブレイブネオスに装備し、バトルフェイズ開始時に烙印劇城デスピアを発動。
④次ターンに烙印劇城の効果、手札のシャドミとアルベルでクエリティスを融合。シャドミ効果でリキッドマンをサーチし、召喚時シャドミを蘇生。2体でラグナゼロをエクシーズ。

先行の場合はサーチしたアルベルで烙印劇城をサーチしてクエリティスを出します。
こちらだと召喚権が余らないので、そのターン中にラグナゼロと並べることはできませんが、サーチしたリキッドマンで次ターンのランク4に備えます。

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2ターン目以降はクエリティスを使い回しながらリキッドマンでHEROを蘇生し、それらで融合モンスターやランク4を出力して戦っていきます。
そして、最終的にサンライザーからの連続融合やアブZEROアシッドで場を荒らしながらゲームエンド、欲を言えばラグナインフィニティで勝てれば最高です。

各採用カードについて

●モンスター編
・≪E・HERO エアーマン≫
早めに落としておくと、蘇生する際にシャドミと択が取れて便利です。
イラスト違いカッコ良すぎですよね。

・≪E・HERO ブレイズマン≫
サンライザー用の融合サーチ要員として採用しました。
炎戦士HEROゆえのアクセスの豊富さが魅力です。

・≪D-HERO ドローガイ≫
リキッドマンや自身の効果で蘇生してドロソになります。
シャドミが既に落ちている場合、クエリティスの融合素材にします。

・≪E・HERO オネスティネオス≫

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クエリティスで無防備になった相手のボディに致命傷を叩き込んでやりましょう。

・≪BK ベイル≫
防御手段に乏しいのとデュランダルに初動以外の役割も持たせたかったので採用しました。
アナコンダで初期ライフが実質6000のこのデッキでは割と生命線だったりします。
自ターンまで残れば横に+1することでイゾルデやランク4になれます。

・≪焔聖騎士-ローラン≫
イゾルデを出すためにリナルドを使ってしまった場合、代わりにリクルートして装備魔法や炎戦士をサーチします。
優秀なカードではありますが、それもプレイヤー次第です。
つまり何が言いたいかというと、エンドフェイズのサーチはくれぐれも忘れないようにしましょう(1敗)。

・≪喜劇のデスピアン≫
アルベルを素引きしている場合のサーチ先です。
アブZEROをサクって出すとフリチェでサンボルを撃てます。

・≪ゴッドフェニックス・ギアフリード≫
言わずと知れた最強。
このデッキで唯一アストラムを単体で対処できます。

・≪原始生命態ニビル≫
基本妨害をしないデッキなので、速度の早いデッキに轢き殺されないようお守り程度に。
普通に使っても強いこのカードですが、原始生命態トークンは元々の攻撃力と異なっているため、面倒な耐性持ちや横並びをラグナゼロの的に集約できるのが強みです。
他にもラグナインフィニティで原始生命態トークンを参照すると、リリースしたモンスターの攻撃力分のバーンダメージを与えることでゲームエンドを狙える、所謂ロマン枠も担っています。

●魔法罠編
・≪武装鍛錬≫
お試し枠です。
初動で必ず炎戦士が落ちるので、デュランダルを腐りにくくすると共に継続的なドロソとなってくれることを期待しています。

・≪デーモンの杖≫
相手ターンには使えないものの、クエリティス以外のラグナゼロのトリガーとして採用しました。
ローランや武装鍛錬からサーチが効くこともあり、使い勝手は悪くないと思います。

・≪碑像の天使-アズルーン≫
展開の補助と妨害を兼ねています。
クエリティスと併用して圧力をかけていくも良し、仮に戦闘破壊されたとしても烙印劇城のトリガーになりつつ、その相手モンスターの破壊がついてくる鬱陶しいムーブをできる想定です。

≪闇の増産工場≫
お試し枠その2です。
アナコンダ棒立ち対策で採用しました。
実際デッキで使ったのは初だったのですが、滅茶苦茶使いやすくて驚きました。
現在の構築だと3積みはキツそうですが、ローランを増やすのであればアリかもしれません。

●EX編
・≪E・HERO アブソルートZERO≫
リキッドマンを多用する関係上、出しやすくて強力なこのカードを選択しました。
ZEROがデッキ名とかかってることは入れてから気づきました。

・≪M・HERO アシッド≫
アブZEROからカメンライドして相手の盤面を壊滅させます。
地味な全体デバフがラグナゼロのトリガーにもなります。

・≪E・HERO ノヴァマスター≫
フェイバリットヒーローの二回攻撃と相性が非常に良いので、武装鍛錬やリナルドで再利用できた場合は積極的に狙っていきたいです。

・≪鋼鉄の魔導騎士-ギルティギア・フリード≫
烙印劇城から蘇生できる融合体の選択肢にと気軽な気持ちで採用しました。
実質的な対象耐性と35打点+デスピアとの併用で場持ちが非常に良く、使い勝手は最高でした。
ローランの手札効果と合わせると、チェーンを挟まれない限り毎ターン対象を取らない破壊が撃てます。

・≪クロノダイバー・リダン≫
アズルーンを素材にすると強力な除去カードになることと、単純に場持ちが良いことを考慮して採用しました。
モンスター素材時の効果でクエリティスの影響を受けにくいのが良い点です。
正直自由枠。

・≪ダイガスタ・エメラル≫
貪壺の役割とほぼ同じです。
今のところやったことはありませんが、ネオス蘇生で打点を稼げるのは覚えておいて損は無い気がします。

・≪旋壊のヴェスペネイト≫
クエリティスの効果を嫌って、相手がモンスターを横で並べてきた際に貫通でライフを取りにいきます。
被破壊時のレベル5以下の蘇生効果が便利です。

・≪CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ≫

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上振れのロマンカードです。
クエリティスやニビルと合わせてゲームエンド級のバーンダメージを狙います。
最近、ナンバーズコンプリートファイルにてラグナゼロと共に待望のウルレア収録が果たされました。本当におめでとう。

おわりに

ここまでご覧いただきありがとうございます。
以下あとがきとなります。

今回のデッキはいかに最小限の枚数でデスピアループを組みつつ、ランク4を安定して出力するかを意識して構築しました。
結果、メインのデスピアは4枚とコンパクトに収まっており、そこは満足している点です。
一方で、デスピアへのアクセスがネオスフュージョン頼りとなっているため、もう少し筋を増やした方がデッキとしては安定するのかなとも思っています。
コンセプト自体は非常に気に入っているので、これからも試行錯誤を続けてより良いものにしていきたいです。

いざ見返すと某氏のトゥーンデッキと採用カードが被り気味ですが、フェイバリットヒーローで烙印劇城を持ってくる発想のきっかけがあのデッキだったことを考えると必然ですね。

デッキ名の【零に至る神槍】ですが、これはラグナ「ゼロ」の「零」嬢と攻撃力が「0に至る」クエリティスの効果から取りました。
また、クエリティスの槍は以前フルルドリスの神具だったので、ラグナゼロの神葬とかけて「神槍」としています。
コンセプトと主役をシンプルに表せている非常に素晴らしいデッキ名をつけられたと思ってます(自画自賛)。

完全に余談なのですが、なんとなくデッキ名をGoogle翻訳にかけた結果…

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超カッコ良い。
さらにleadingには「主役の」「主演の」という意味があり、なんの因果か演劇モチーフのデスピアにマッチしています。
この偶然の産物に運命的な何かを感じたので、その感動を共有したいと思った所存です。

また、今回のデッキも例によって構築に効く理屈で取り上げてもらっています。
主催者のきくりくさんを初めに、アドバイスやコメントいただいた方々にこの場を借りて感謝を申し上げます。

最後に、この記事がラグナゼロに興味を持つきっかけになったならとても嬉しく思います。
サポート前提なことを加味しても強力なカードです。是非使ってみてください。

相方のオススメはワルキューレエルダです。

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縛りは強いものの、攻撃力ダウンが永続効果のため相手ターンのトリガーになる上に、破壊したカードが除外されるのでラグナゼロをより凶悪に使えます。

では良きラグナゼロライフを。

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