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Favorite ART #29

こんばんは🌙ロリアです🌹

健やかにお過ごしでしょうか。
ロリアは最近はテレビやSNSなど殆ど見ることもないのですが。
そんな中でも、唯一見ているのが、小鳥たちが面白い反応をする、幼児向けの「いないいないばあ!」という番組です。
「ピカピカブー」という曲とダンスが特にお気に入りです。

さて今夜は、久しぶりに「Favorite ART」からロリアの注目の映画についてです。

11月11日から公開されていた、新海誠監督の「すずめの戸締まり」です。
(以下ネタバレがあるのでご注意ください)

「君の名は」も「天気の子」も映画館で見てはいたのですが、今作は最初見に行く予定はありませんでした。
ただ、ご覧になった何人かの方におすすめ頂いていたのと、丁度、気になって調べていたメッセージやキーワードと重なる内容が多かったので、見てきました。

一言で言うと、凄かったです。
個人的には、今回は映画を見ているというよりは、講義を聞いているような答え合わせをしているような臨場感がありました。
もちろん、映画として、ストーリーも映像も音楽のバランスも、様々な部分に無駄が無く、とっても素晴らしい作品でした。

新海監督は、神道などを意識されているのか、神様などをよく使われていますが、魂の伴侶であるツインレイと言える存在や愛、そして人々の意識と自然の繋がりを描かれていることが多いですね。

個人的にはダイジンという神様が好きでしたが。
主人公のふたりの旅を通して、ふたりともが自分で自分の強さや弱さを知り、自分で自分や愛する人を癒し愛することを知り、そしてそのすべてを受け入れるという自己統合、今、この時に、人々に必要な、魂の成長を描かれているお話しだなぁと感じました。

まさにこの新しいエネルギー世界へ移動するのに、必要なことがテーマとなっていました。

ミミズという人々のネガティブな意識が蓄積して生み出されたような存在が、自分たちの街を滅ぼそうとしているのに、誰も気付かない感じが、現在社会の象徴のようでリアルでした。
人の意識と自然そのものが繋がっていることに、人々が気付いていないことが、何とも言えない怖さでした。

かなりずっしりとしたテーマでしたが。
今までで一番くすっと笑えるポイントも多くて、緊張と緩和のバランスもとっても良かったです。

個人的にも知っている土地が多く描かれていて、余計にリアルに感じました。

印象深かったのは、鈴芽の「いってきます」と「おかえりなさい」です。
このふたつが、すべてを要約しているセリフだなと感じました。

何が起こっているのか、すべてを知り、繋がる鈴芽。自分で自分を癒し自分を知って、扉を閉める。まさに、本来の自分に還る自己統合ですね。
「いってきます」は、本来の自分の人生が始まる瞬間に感じました。

そして「おかえりなさい」では、自分のやるべきことを終えて帰ってくる草太のを待ち、受け入れる、再会、ふたりの統合ですね。

ふたりの目覚めと、世界の目覚めへの希望を感じさせるお話しでした。
珍しく興奮し過ぎて、パンフレットを買い忘れて帰ってきてしまいました。笑。

もしご興味のある方は、ぜひ映画館の大画面の迫力も一緒に、この物語を体感されるのがおすすめです。

それでは今夜はこの辺で。

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