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Favorite ART #18

こんばんは🌙ロリアです🌹

今日は少し雲が出て涼しさもありましたね。楽しく一日を過ごせましたか。
お昼はブルーインパルスで大盛り上がりだったようですね、ロリアは朝が早かったのでウトウトお昼寝している間に、終わってしまったようです。
そして夜もバタバタしていて開会式もすっかり忘れていました。笑。

さて、今夜は「Favorite ART」からロリアの好きなアニメ映画についてお話しします。
タイトルは「マリンスノーの伝説」です。
(ネタバレがあるのでご注意ください)
松本零士さん原作で、夏休みのTVスペシャルか何かで放送された長編のアニメです。
当時は夏休みには長編アニメが毎年のように製作されていて、松本零士さんや手塚治虫さんの作品がたくさん放送されていた記憶がありますが、如何せん子供だったのでうろ覚えなのですが、それでもかなりインパクトに残っている作品です。のちに偶然レンタルショップで見つけて借りた記憶がありますが、それも遥か昔です。

おそらく環境問題なんかがテーマになり始めた時代で、地球の人口増加対策として海を埋め立てて造る海洋都市計画をテーマにした内容です。
主人公は、都市計画の科学局の青年「海野広」と、同僚の美しい女性「島岡ナミ」です。
銀河鉄道999や千年女王を思わせる、素朴な青年と美しい女性のバランスが松本零士さんらしいです。個人的にも松本零士さんの描く女性像が好きなので、それだけで心が掴まれました。

広は都市計画で長年タッグを組んでいたナミに恋心を抱いていました。
そんなある日、埋立現場で爆発事故が起こり、設計担当のナミに容疑がかかってしまったのです。
ナミは「雪の降る故郷に帰る」という言葉を残して姿を消してしまいます。南国が故郷のナミが、何故雪の降る故郷へ帰ると言ったのか、謎が残ったまま真相を知りたい広は休暇をとりナミの故郷へと向かいます。
そんな中、都市計画を進める主導者のもとへ海の民の女王イザナミと名乗るものからコンタクトがあり、海を侵略しないように警告が入ります。
広がナミを探している間にも、世界各地の海洋都市で爆発が起こり、陸の民と海の民の戦いが激化し、事態はどんどん悪化していきます。
やっとナミを見つけ事情を聞く広、しかしふたりの元へ追手が現われ攻撃を受けます。
その時、海の中から海の民が現われふたりは助けられますが、ナミも一緒に海の中へ消えて行ってしまいました。
ナミは海の民の女王イザナミの娘だったのです。
海の民が住む海底都市には、マリンスノーが何千年もの間降り続けているそうです。その光景をナミは雪の降る故郷と言っていたのです。
太古に海と地上に分かれて進化をしたというふたつの人類の戦いの末路とは。
何故、もっと早くにナミは広にすべてを話さなかったのか、何故、海の民と陸の民は戦いではなく対話をしなかったのか、それぞれが後悔の思いと未来への微かな希望を託すのですが、その結末は・・・。

もし今このお話しが作られていたら、きっとエンディングは違っていたのではないかと、個人的には思います。
他にも、今のアニメと明らかに違うのは、色んな意味で間合いが長いところです。今ならゆっくりとした時間の使い方はせず、スマートに作られそうですが、この繰り返されるゆっくりとした流れが時代を思わせて、いい味を出していたように思います。
そして、何よりも主題歌やエンディング曲がとてもステキでした。
楽曲は歌手の白鳥英美子さん夫妻のデュオ「鴉鷺(あろ)」で、「海へ還る」と「ふたりの郷」という曲です。
当時レコードを買ってもらうほど好きでした。
もともとインスト曲を聴いていたロリアが、歌や主題歌に興味を持ったきっかけは、この「海へ還る」と、マクロスのリンミンメイの楽曲です。
そう言った意味でも思い出深いというか、特別な作品でした。

それでは今夜はこの辺で。
ゆっくり眠って一日の疲れを取りましょう。
ステキな夢の世界で逢えますように。おやすみなさい☆

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