【MtGモダン】ライブラリーアウトのちょっとした解説 Part18 2024年1月の戦績編【青黒LO】

Re:Part1・前回の記事を読んでいない方は是非先にお読み下さい。

また前回の投稿から少しお久しぶりになってしまいました。

今回の記事から、試験的に前月の大会結果を翌月上旬あたりに投稿するサイクルを取ってみようと思います(既にもう中旬だって?思いついたのがつい最近なんだから仕方ないよ←追記:下旬になっちゃいました)。ちなみに11月分はPart17参照、12月分は一度も大会に出なかったので省略します。

1/7、新年1発目くらいは勝ち越しでスタートを切りたいと思いつつ某所店舗大会に参加。なんかメモに色々と書いてますが記憶が吹っ飛んでいるのでメモ内容から推測して書いていきます。リストはこちらです。

当時5-0リストに採用されており注目を集めた『物語の終わり』を2枚入れてみたリスト

ちなみに前回のPart17で『罠師の引き込み』などを採用したリストの使用を予告していましたが、『ティシャーナの潮縛り』を採用したカスクラなどの存在を考慮し、当時MOリーグで5-0したリストで複数回採用されており話題に上がっていた『物語の終わり』を試験投入してみました。


除去されなければ永続
色々と刺さる範囲が広い

元々似たような役割で、刹那持ちのため妨害がほぼされない『計略縛り』の採用の考慮はしてはいたのですが、打消し先が続唱能力そのものであり『衝撃の足音』などの本命の札が墓地に落ちない=摘出札のコンボができないことからすぐにリストから抜けました。あと欲しい時に手札に来ない。

『物語の終わり』に比べ範囲が狭いが刹那持ち

『物語の終わり』であれば主な使い道である続唱を打ち消す用途以外にも、環境でよく見る『敏捷なこそ泥、ラガバン』や『スランの医師、ヨーグモス』、『黙示録、シェオルドレッド』といった伝説のクリーチャーや各種プレインズウォーカーに対しても有効牌となるため思い切ってメイン採用。
でも本当に続唱をメタるならやっぱり『計略縛り』の方が確実性があっていいんじゃないかって?それは本当にそう。


R1 赤黒想起 後手 〇〇
メイン戦、新年からダブマリスタートで先が思いやられるが引いてくる札全部強くて勝ち。残り枚数15枚、場に既に廃墟の地がある状態で手札に書庫の罠。トップがカニで削り切りはさすがに出来過ぎてる。
サイド1戦目の終盤、残り枚数は29枚。場にはカニと廃墟の地、ハンドのカニ・ジェイス・正気破砕に対して思考囲いが2回飛んでくる。カニとジェイスがハンデスされ、場のカニに想起で『叫び大口』を当てられるものの、廃墟の地起動で3枚削って残り26枚。既にハンドにある正気破砕+1枚で削り切れる札が正気破砕or書庫の罠の状態でトップしたのは正気破砕。そのまま正気破砕で14枚→次ターン正気破砕14枚で削り切って勝ち。

序盤は4枚削り+1ドロー、終盤は14枚削りにも化ける


R2 カスクラ 後手 ××
メイン戦、1ターン目に『衝撃の足音』待機。後続の続唱スペル→『衝撃の足音』に対して『湖での水難』で打ち消す事に成功するも、既に待機されている方を止める手段が無くサイ2体が着地。トップした除去で1体ずつ対処していくも、その後トップした札が有効牌ではなかったため負け。
サイド1戦目、ダブマリスタート。お互いにゆっくりとした立ち上がりで土地を並べていくも3枚目の土地のフェッチに対して『ティシャーナの潮縛り』。その後3枚目の土地が5ターン目まで引けず、罠の橋の着地が遅れた上に打ち消されてしまう。
終盤、土地は十分に伸びて残り枚数は20枚。場にカニが3体並んでおり、『殻船着の島』で上陸が3回誘発。次ターンに秘匿した札を唱えられれば勝ち…の場面で飛んできたのはやはり『ティシャーナの潮縛り』。秘匿を潰されそのまま負け。

なんなら待機される方がつらい


R3 青赤マークタイド 後手 〇〇
メイン戦、なんか勝ち。メモ欄に「だく2 ちょう3」(多分『外科的摘出』でチラ見したハンドに濁浪の執政が2枚、帳簿裂きが3枚あったかと思われる)(冷静に考えて総枚数のカウントしただけでは?)と記載があったため、『対抗呪文』かなにかを摘出しつつ打消しが少ないハンドに対してミルスペル連打と思われる。
サイド1戦目、お相手1マリスタート。『濁浪の執政』を最速着地されるもののおそらく早めに除去。その後細かく2点ダメージを食らい続けるもマスカンに対して『湖での水難』を当てて削り切って勝ち(メモには「水難」としか書かれていなかったので多分そう)。

まだマシな方だが無視はできない


R4 赤黒想起 後手 ××
メイン戦、なんか負け。メモ欄に「まだ・ぐうわ・月生物(それぞれ『まだ死んでいない』『鏡割りの寓話』『月の大魔術師』」と記載があったため、既に着地していた生物にライフを徐々に詰められつつ『月の大魔術師』の着地を許しマナトラブルを起こしたものと思われる。
サイド1戦目、なんか負け。ライフの動きから推測するに追加の除去を引けずに『ダウスィーの虚空歩き』に殴られ続けたものと思われる。

『血染めの月』内蔵生物

R5 カスクラ 先手 〇××
メイン戦、なんか勝ち。お相手1マリスタート。ライフの推移がほとんどないため、おそらく『衝撃の足音』への摘出札が妨害されずそのまま削り切ったものと思われる。
サイド1戦目、お相手1マリスタート。1ターン目の『衝撃の足音』を待機されつつ迎えた終盤で残りライフが13から一気に3まで削り取られる。残り枚数は14枚のため勝利条件は『正気破砕』、敗北を避ける条件は『罠の橋』だったがどちらも引けず負け。
サイド2戦目、トリマリスタート。諦めずにゲームを進めるも、『外科的摘出』で見えたハンドには『徴用』と『神秘の論争』。心を折られつつ負け。

たまにLO側がサイドボードに忍ばせることもある

R6 バーン 先手 ×〇×
メイン戦、お相手1マリスタート。ありったけの火力呪文を投げられてなすすべなく負け。
サイド1戦目、1マリスタート。変わらず3点ダメージを食らい続けるも、隙を見て『墓所への乱入』を通し9点回復に成功。変わらず生物と火力呪文で猛攻を受けるも削り切りが間に合って勝ち。

生物枚数の3倍ライフゲインが染みる

サイド2戦目、お相手1マリスタート。3点喰らい続けて負け。記憶が確かであれば「サイド後は生物を減らす」との事だったので、『墓所への乱入』を通せたとしてもバリューが低くなりがちな気もする。実際サイド1戦目もトップ1枚違えば負けていたため、バーンが増えるようであれば別の対策を考える必要あり。

大事な前半戦で先手をなかなか引けなかった事もあるが、2-4であえなく負け越し。結局『物語の終わり』は一度も唱える事なく、採用意義を問い直した結果リストから抜けていったのであった…

カスクラの1ターン目『衝撃の足音』待機めちゃくちゃ強くね?となった1日でした。待機明けに打消しを当てようにも当然ケアされるため妨害が難しく、待機中に運良く摘出札を当てられたとしても影響なく4/4が2体並ぶためとてもきつい。マジックはそもそも20点のライフをいかに削り取るかのゲームなのである。


そんな感じで出てきた問題点や改善点からリストを改良し、1/21の某所店舗大会に参加。リストはこちら。

一瞥採用にあたりマナベースを改善
(島合計5→4、廃墟の地4→3、溢れかえる岸辺2→3、湿った墓2→3)

『物語の終わり』に加え、当時の入賞リストから抜けつつあった『悪意の熟達』の枠に『不可思の一瞥』を採用。トップ勝負での削り切り有効牌を増やす目的や、サイドボーディング時にジェイスやラフターをサイドアウトした結果ミルスペル濃度が薄くなるのを防止するためにメイン60枚のミルスペル濃度を一瞥採用により濃くすることで対応。脅威のミルスペル25枚体制。

昔は4積みから構築スタートしていた『稲妻』ポジのミルスペル

サイドボードには当時刺さる範囲が広かった『厳しい説教』を2枚採用。紙の大会にはあまりヨーグモス医院がメタにいない事が多く(個人の感想です)、『呪われたトーテム像』はまともにプレイされることなくストレージ行きとなりました。

マナコストが青だけで軽い

この日、密かにLO友の会が制作・監修していた公認プレイマットの完成品を受け取りそのまま使用。引退前に使用していたプレイマット(Re:Part1で掲載したシアトル現地ショップで購入したやつ)は現在マウスパッドとなっており、復帰してからはそのうち調達しないといけないなあと思っていたところに企画が出た事からプレイマットの購入をずっと控えていました。

うれしかったので帰宅してからカード並べて記念撮影
このプレイマットは一体!?感を出すためにあえて見切れさせてTwitterに投稿しました


機能性の高いLO友の会ロゴ入りはフェルト製

LO友の会も大きくなったなあ…と感慨に浸りつつ大会はスタート。

R1 青白コン(カヒーラ) ×〇〇
メイン戦、お互いダブマリスタート。中盤から『否定の力』などでバックアップされた『孤独』で殴られ続けて負け。
サイド1戦目、ライフの推移がほぼないことや『外科的摘出』でのメモ欄から推測する限り、おそらくクロックが出る前(もしくは摘出)にミルスペル連打で削り切って勝ち。
サイド2戦目、なんか勝ち。メモ欄に「チャリス 3テフェ」と書いてあったため、チャリスが早期着地する前にカニやらを使い切り、トップ『正気破砕』やラフターなどで削り切ったものと思われる。

絆魂は別にいいけどカニが誘拐されつつの3点クロックはきつい

R2 赤黒想起 ××
メイン戦もサイド1戦目もなんか負け。メモ欄に何も書いていないため解読のしようがない。

R3 アスモホロウヴァイン ×〇×
メイン戦、なんだこのデッキ!?と困惑している間に盤面がえらいことになって負け。
サイド1戦目、なんか勝ち。ライフ残り2まで削られているのでトップ勝負で勝ってそう。
サイド2戦目、お相手1マリスタート。粘りに粘るも負け。メモには残り枚数23枚と書かれており、記憶の限りでは盤面にカニが2体、ハンドに土地1枚。上陸込みでなんとか削り切れないか計算しているが多分トップでミルスペルが引けず負けてそう。

長い

R4 ジャンド 〇〇
メイン戦、サイド1戦目ともになんか勝ち。メイン戦のメモに残り枚数22枚で14を引いているので、『正気破砕』からトップミルスペルに賭けたものと思われる。サイド1戦目はライフの推移がほぼないことから生物を除去し切ってからの削り切りか…?

強い

R5 青赤マークタイド ×〇〇
メイン戦、おそらく昂揚達成した『ドラゴンの怒りの媒介者』に殴られ続けて負け(ライフが3点ずつ削られ続けている)。
サイド1戦目、爆速で削り切って勝ち。
サイド2戦目、ライフが15→5と一気に消し飛んでいるがおそらくトップミルスペルで勝ち。おそらくフルパワーの『濁浪の執政』と『敏捷なこそ泥、ラガバン』だと思われる。

青青の8/8飛行

R6 鱗親和 〇〇
戦い方を忘れてしまい、焦りながら対戦中に必死に思い出しつつの最終戦。
メイン戦、サイド1戦目ともにまともなメモがないためなんか勝ち。かなり意外な盤面からリーサルになる事だけは覚えていたため、とにかく妨害に徹し続けてラフターを通しにいった覚えしかない。

4-2でワンチャンSEあるかと思われたがおそらく上位陣が既にIDでSE進出確定しており、オポも低かったため10位でフィニッシュ。

R7 焼肉 〇〇
EDH目的で来ていた友人たちと焼肉で勝利し5-2。

赤タン


『不可思の一瞥』3枚採用で削り切りに必要なトップ解決できる場面が多くなり、個人的にはかなり満足度の高い構築ができたと思っています。ただこの頃『定業』入りのリストが流行っていたこともあり、後日一瞥3→2、ジェイス2→0、定業0→3で試しに一人回ししてみたところ確かに強い。

ソーサリーなので敬遠していたが…

赤黒想起が跋扈していたこともあり、ドロソを入れずにトップで強い札を叩きつけるイメージで構築していましたが、『定業』を採用するのであれば「初手〜中盤の事故要素が「ミルスペルは十分にあるけど妨害札何もなくてマグロになって捌かれて終わり」(と過去の自分がメモしてました。えらい)に絞れるので、一瞥2枚を何かしらの妨害札にして、次回の大会で試してみよう…と構想を練りつつ1月を終えました。


候補1。2ターン目に水難の感覚で使える除去枠
候補2。布告ではあるがトークンやPWも見れてえらい


2月。新セット「カルロフ邸殺人事件」がリリースされ、またもや環境がとんでもないことになります。

とんでもないやつ
とんでもないやつでとんでもなくなるやつ

『ギルドパクトの力線』を0ターン目に出し、本来マナの出ないフェッチからマナを出し、2ターン目に4/4飛行警戒呪禁絆魂先制攻撃トランプルを出し…なんかすごいパッケージができてるなーってぼーっとしてたら色んなデッキに搭載されだしてとんでもないことになってました。
そういうわけで、こいつらにどう対抗するかの考察と構築がまとまったら大会に出ようと思います…が、考えがまとまっていないため2月中は紙では大会に出ないかも。MOならワンチャンリーグ潜るかも。それでは次回。

毎月投稿しそうなタイトルなのにこれでいいのか?


→Part19ができました。上旬投稿予定でしたが月末です。


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