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引っ越しの初期費用を、誰でも3割安くする方法

皆さんは引っ越しの経験は何回くらいありますか?

引っ越しは数十万円かかることが多く、その費用が悩ましくないですか?

引っ越しの時には、以下の3つに費用がかかります。


家具・家電

引っ越し業者

賃貸物件を借りるための初期費用


私は4回の引っ越しを経験していますが、引っ越しにかかる費用の半分くらい(30万円程度)が「賃貸物件を借りるための初期費用」になっていることが多いです。

この金額が引っ越しを鈍らせる大きな要因でした。

家具は安くすることはなかなか難しいですし、逆に引っ越し業者さんは比較的簡単に安くできます。


この「賃貸物件を借りるための初期費用」をどうにか安くできないか、と考えて不動産関連会社に勤める友人に聞き取りをしたり、調べてみて作戦を練りました。

2019年12月に、それを行動してみた結果、「この方法はだれでもできるんじゃないか?」と気づきました。


その方法は以下の5つのステップです。

① ポータルサイトで気になる物件を探す。

② ①を掲載している仲介業者に初期費用の見積もりをとる。

③ いちばん安かったところに内覧を依頼する。

④ 内覧時にマンションに貼ってある管理会社をメモっておく。

⑤ 料金交渉する。


この方法を使って、私は直近の引っ越しで約15万円の初期費用(約3割)を削減できました!

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初期費用を削減するためには賃貸ビジネスの基本(仕事の流れとお金の流れ)を理解しておくべきです。

この記事の最重要ポイントなので、ぜひ覚えてください。


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賃貸物件ってよく考えると、「貸したい大家さん」と「借りたい私たち」がお互い納得の金額で契約できればそれでいいはずですよね?

zなので大家さんとわたしたちが直接交渉できればいいのですが、たいていの場合そうはなっていません。


大家さんの代行をする「管理会社」と空室を私たちに紹介する「仲介会社」が入っています。
このような間に入る会社がある分だけ、余計な費用(清掃料、〇〇消毒料、仲介手数料など)が上乗せされています。

逆に言うと、管理会社や仲介会社が間に入っている分だけ、「交渉次第で費用を安くできる」とも言えます。
ここをしっかり理解して狙っていくのが、今回のやり方です。


前置きが長くなりましたが、ここから「引っ越しの初期費用を安くする」ために具体的な5つのステップを書いていきたいと思います。


ステップ① 気になる物件を探す

まずは気になる物件を探します。多くの方はインターネットのポータルサイトで探すことが多いかと思います。


ポータルサイトの例
・SUUMO
・ホームズ
・不動産連合体
・アットホーム


ポータルサイトのいいところは「物件数が多いところ」です。

ただ地域によって多少前後ありますが、それぞれのポータルサイトに掲載されている物件はほとんど同じです。
理由は、ポータルサイトが以下のようなビジネスモデルで運営されているからです。

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つまりポータルサイトは、たくさんの仲介会社が同一の情報の出し合っている場所です。

なので、あるマンションで1部屋の空室しかなかったとしても、それを取り扱っている仲介会社の数の分だけ、空室数が表示されます。

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この例では実際に空室が3室あるわけではありません。
この部屋を仲介をしてくれる仲介会社が3社ある、ということを意味しています。


つまり仲介会社が複数あるということは、会社によって料金や運営方針が違う可能性があるということです。

さらに言えば、「相見積もりをとる」という交渉ができる(ステップ②で解説)ということです。


冒頭で書いた通り、仲介会社はさまざまな手数料を上乗せしており、私たちが削減できるチャンスがあります。

まとめると「ポータルサイトは、複数の仲介会社が同じ物件を取り扱っているため、掲載情報より初期費用を抑えやすい」といえます。

なので個人的にはまずポータルサイトで物件を探すのをおススメしています。
この記事もポータルサイトで探す方をメインに書いたものです。

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★少し脱線★

ただ物件探しは「初期費用を削減すること」が目的ではなく、「いい物件を探す事」が目的です。
日本の物件がすべてポータルサイトに載っているかというとそうではなく、ポータルサイトに載っていない優良物件というのもあります。

ポータルサイトに載っていない物件は以下のように探すことができます。

ポータルサイト以外の物件を探す方法

①  ハウスメーカーの賃貸物件サイトを見る
②  空き家バンクを見る
③  URの物件を見る


①ハウスメーカーの賃貸物件サイトを見る

「シャーメゾン」や「D-room」といったCMは見たことがありませんか?

これらは大手のハウスメーカーが作っている賃貸向けのブランドです。

・シャーメゾン(積水ハウス)⇒ https://s.shamaison.com/

・D-room(ダイワハウス)⇒ https://www.daiwahouse.co.jp/chintai/

これらの物件はポータルサイトには載っていないことがあります。
ただし仲介会社が入っていることがほとんどなので、初期費用を削減できる可能性はあります。


②空き家バンクを見る

この方法は「戸建ての賃貸でもOK」という方向けです。

最近は戸建ての空き家が増えています。それらを市町村(自治体)で管理していることがあり、それらはポータルサイトには掲載されません。

「〇〇市 空き家」で調べると、戸建ての空き家情報(空き家バンク)が出てくることが多いです。


③  URの物件を見る

URとは正式には「都市再生機構」の略で、簡単に言うと国が運営している賃貸物件です。

なので民間のポータルサイトには掲載されません。

URはもとから礼金や仲介手数料が不要なため、掲載されている情報以上に初期費用を削減することはなかなか難しいです。

★脱線終了★

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ステップ② 仲介業者に初期費用の相見積もりをとる

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