*勝利*/日記
Maiden & Spellの最終ステージ『決戦』を超ハードモードでクリアする実績を解除し、ついにすべての実績をコンプリートすると共にめでたく人類の0.3%(2020/03/09時点での最終実績取得率)になれたのでその時のことを書く。
長い道のり
まず前提として、最終ステージは長い。クリア後に動画を見返すと12分近く戦っていた。ボスキャラ相手に休憩なし(途中実質的な休憩時間とも言える弾幕もあるが)の12分と来るのだから中々に神経を使う。ちなみに最高難易度のラスボスだけあってスナック感覚でとんでもない弾幕を撃ってくる。
これは終盤でもなんでもないステージ開始直後の光景だ。ライフ(このSTGでは4つのライフが0になって初めて残機が減る)が残ってさえいればマグナス打開直後に全回復するとは言え、初っ端から大したフルスロットルである。
昨日は11個あるマグナスの内の9個目、シャイニングマグナス 狩人達で力尽きた。今日の目標はまずこれを攻略することだった。幸運なのは結構高い確率でここまでノーミスでたどり着けることだ。5つ目のステンドグラスの事故率がやや高かったものの、これは何度も挑戦する内に克服した。
ほぼ確実に問題の箇所までたどり着けるのなら、あとは淡々とリトライを続けるだけだ。そうして4,5回ぐらいリトライした頃だろうか、私は狩人達を避けられるようになった。
ノーダメージとは行かないものの、重要なのはこちらの体力が尽きるより先に相手の体力を削り切ることだ。英雄タックルの飛距離にある程度の制限があることに気付いたのが決め手となった。あとは適度に横から飛んでくる弾が当たらないことを祈りながら追い詰められた辺りで防御スペル(自機の周辺に爆発を起こして弾を消す。爆発の間は無敵)を使うだけだ。防御スペルは6秒ごとに回復するのでその間ダメージを受けなければいい。言うのは簡単だが実際にはそこそこ神経を使った。
残るは第10・第11マグナス。第10の方はほとんど休憩時間と言ってもいいぐらいゆったりとしたマグナスなので割愛する。嵐の前の静けさのようなものだ。そうして最後のマグナス、シャイニングマグナス アルティメットエンドと対峙することになった。
結論から言えばこれは小細工無しの高密度な弾幕だった。シンプルではあるがそれ故に強力、しかしそれまでのマグナスと違ってどう避けるかわからないと言うことは無かった。単に弾同士の間隔が狭いだけだ。そう思って英雄弾幕をくぐり抜けると画面外から宮廷呪術士が姿を現した。二、三ほど言葉を交わしたあと、突如画面が真っ白な光に覆われた。
────スチールフォール、氷結王国の英雄が得意とする回避不可能の必殺技だ。
唖然としながらゲームオーバー画面を見つめつつようやく理解した。アルティメットエンドを打開するにはハチャメチャに厳しい弾幕を避けつつ一定時間内に2万以上のHPを削り切らなければならないと言うことを。そしてそのHPは攻撃の手を緩めず防御スペルの爆風を可能な限り直当て(つまり爆風が当たる距離を維持する必要がある)してやっと削り切れるものだと。
狩人達を克服してからの道中は特に苦戦するところも無かった。何度もリトライを繰り返して最後までたどり着き、何度もスチールフォールで焼き尽くされた。
リトライの回数を忘れた頃(これは嘘だ。そもそも最初から回数を数えていない)、そろそろ敵の攻撃パターンにも慣れ、同じく被弾するのにも慣れた時のことだ。その時も微妙なところで2回ほど被弾して最後のスチールフォール発動前の時間を迎えた。
キャラクターのメッセージが表示されるのをよそに必死で撃ち込み続けた。あと少し、あと少しでHPがゼロになる。だが撃ち込みも虚しくあとレーザーを一発当てれば倒せると言うところで画面が真っ白になった。
今回もまたスチールフォールの発動を阻止できなかった。それまでと違ったのはスチールフォールを受けて尚こちらのライフが残っていたことだ。被弾時に発生する無敵時間の一瞬の内に私は最後のレーザーを撃ち込んだ。
スチールフォールを止める前に削り切れないならスチールフォールを食らいながら削り切ればいい。そんなことでいいのかとも思うが勝ちは勝ちだ。勝てばよかろうなのだ。
かくしてMaiden & Spellのシングルモードは終わった。一気に緊張の糸が切れたのでその後はおめシスの動画を見たり白バラ抹茶を飲んだりして余生を過ごした。対戦メインのゲームかと思ったら結構シングルモードも充実しててソロゲー愛好家としては中々満足できた。マグナスパートだけでなく対戦パートの作りも中々良いと思うのでまたぼちぼちオンライン対戦で出没したりしていきたい。最近ARKを買うだけ買ったのでそっちもやらなければならない。やることが、やることが多い(漫画のコマ)。
インディーズゲームたくさん買う