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あたんが小んけときゃ 蟹獲いけまかした ~川の考古学~

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古代、川は交易の道だった。情報が流通する道だった。 鹿児島市と姶良市の間を流れる「思川」から世界を考えてみた、みたいな、そんな感じの、まあ、そいもよかガネ・・・
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ガネの正体考①思川の話

【 思川の話 】   私(あたん)が小(ち)んけ時(とき)ゃ        蟹(がね)獲(と)いけ まかした            蟹(がね)は獲(と)いださじ    おはらハァ    泣(ね)いて戻(もど)した       私が子どものころには       よく蟹獲りに行ったものです  蟹が獲れなくて  泣きながら家に帰ったこともありました                     「鹿児島おはら節」より 《 蟹=ガネの正体 》

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ガネの正体考②ガネは、ガネよ。

                        思川を見下ろす岩剣城   私(あたん)が小(ち)んけ時(とき)ゃ        蟹(がね)獲(と)いけ まかした            蟹(がね)は獲(と)いださじ    おはらハァ    泣(ね)いて戻(もど)した       私が子どものころには       よく蟹獲りに行ったものです  蟹が獲れなくて  泣きながら家に帰ったこともありました                     「鹿児島おはら節」より 【 ガネは郷土料

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ガネの正体考③川と交易

                         郷土料理「ガネ」  【 川と交易 】   あたんがちんけときゃ がねといけ まかした            がねはといださじ おはらハァ    ねいてもどした       私が子どものころには よく蟹獲りに行ったものです  蟹が獲れなくて  泣きながら家に帰ったこともありました                      「鹿児島おはら節」より        《 川は交易の道だった 》  思川(おもいがわ)は、鹿児島市北部

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ガネの正体考④渾身のブイヤベース

  思川河口に掛かる鉄橋・・・ここを渡る数秒間に「愛の祈り」を込める 【 渾身のブイヤベースなのだった 】     あたんがちんけときゃ がねといけ まかした            がねはといださじ おはらハァ    ねいてもどした       私が子どものころには       よく蟹獲りに行ったものです  蟹が獲れなくて  泣きながら家に帰ったこともありました                       「鹿児島おはら節」より

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ガネの正体考⑤地名・人名と交易の痕跡

               思川の流れる土地は、かつて氾濫原だった       あたんがちんけときゃ がねといけ まかした            がねはといださじ おはらハァ    ねいてもどした       私が子どものころには       よく蟹獲りに行ったものです  蟹が獲れなくて  泣きながら家に帰ったこともありました                     「鹿児島おはら節」より 《 市の発展 》  「八日市」「廿日市」は、月の満ち欠けで日を決めて「市」が

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ガネの正体考⑥群雄が割拠する

                    日本一の巨樹「蒲生の大クス」 【 やがて、群雄が割拠する 】   あたんがち)んけときゃ  がねといけ まかした            がねはといださじ おはらハァ    ねいてもどした       私が子どものころには       よく蟹獲りに行ったものです  蟹が獲れなくて  泣きながら家に帰ったこともありました                     「鹿児島おはら節」より 《 島津と結んだ吉田氏 》

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