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【山形】月山登拝 2020年8月②九合目佛生池小屋、月山神社

小屋名の由来は、
小屋の前にある池に因んでいます。

「佛水池(ぶっすいいけ)」
「毒池(ぶすいけ)」と
呼んだ時代もありましたが、

現在は「佛生池(ぶっしょういけ)」。


出羽三山に来山した参拝者は、
宿坊で精進潔斎をし
羽黒山で現世の穢れを落とすと、
白装束で月山を目指します。

ちょうど、
お盆のお焚き上げの神事があり、
こちらで供えていけるということで、
お願いいたしました。

弥陀ヶ原を越え、
佛生池にたどり着くと
参拝者は
池で死に水をとり、
真の仏(魂)となるのです。
仏として月山本宮をお参りした後、
仙人沢の湯殿山本宮を目指します。
湯殿山本宮の産湯をもらうことにより
新しい生命(神)として
地元へ戻っていくのです。

池の中には、
かつて阿弥陀如来像が祀られていました。

小屋前の祠には真名井神社があり、
食物・穀物を司る女神「豊受姫」が
祀られています。
佛生池に真名井神社を置くことにより、
ここから先を神の領域とした意図が
伺えます。

と、あります。

2018年の登拝で、ここまで来れず。
ということは、
姑さんは、
ご神域に入ることができなかった、と
いうことですね。

さて、山頂をめざします。
また、ガレ場が続きます。

オモワシ山をめざします。
岩が大きいので、歩きづらいです。

キオン

オモワシ山を周るように

アハハハハ!
見えてきました、行者返し!

ようやく、見えてきた山頂

オモワシ山から、振り返れば、
中之宮も小さい!わかりますか?

オモワシ山

これが、最大の難所、行者返し!

現代人にとりましては、
たいしたことのない
30メートルほどの急斜面
かもしれませんが、
昔は、飲まず食わずで
修行した山伏にとっては
最大の難所だったと思います。

途中に、来名戸神社

役行者さまです。

来名戸神社  岐の神 くなとのかみ

古より牛馬守護の神、豊穣の神としては
もとより、
禊、魔除け、厄除け、
道中安全の神として信仰されている。
日本の民間信仰において、
疫病・災害などをもたらす
悪神・悪霊が聚落に入るのを
防ぐとされる神である。
また、久那土はくなぐ、
即ち交合・婚姻を意味するものという
説もある。
「くなど」は「来な処」
すなわち「きてはならない所」の意味。
もとは、道の分岐点、峠、あるいは
村境などで、
外からの外敵や悪霊の侵入を
ふせぐ神である。
神話では『古事記』の
神産みの段において、
黄泉から帰還したイザナギが禊をする際、
脱ぎ捨てた褌から
道俣神(ちまたのかみ)が化生した
としている。
この神は、
『日本書紀』や『古語拾遺』では
サルタヒコと同神としている。
『日本書紀』では、
黄泉津平坂(よもつひらさか)で、
イザナミから逃げるイザナギが
「これ以上は来るな」と言って
投げた杖から
来名戸祖神(くなとのさえのかみ)が
化生したとしている。

と、あります。

昔、役行者が山頂を目指したときに、
蜂子皇子に仕える
除魔童子と金剛童子が現れて、
修行が未熟であるからと
押し戻したと伝えられています。

ここもお参りしましょう。

なぜならここは、
原因不明の事故が
多数発生しているからです。
あくまで、月山は、霊山です。

最後のひと息!

オモワシ山

よくぞ、ここまで!

モックラ坂

コバケイソウ

龍神雲、じゃ!!

気がつけば、青空!

馬の背に出た!

眼下に、湯殿山

山頂に人がいる!

湯殿山の月光坂と、品倉山

見えた!月山神社!

やりました~!!登頂!!

まあ、撮影しながら、なので、
ゆっくりでしたが、まずは到達できた!

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