【PHI】 Seranthony Dominguezの謎を発見した話
いつもお世話になっております、ペンでございます。
今回は今年ようやく本格的な復帰を果たしたSeranthony Dominguezの謎を発見した話です。
今回は本当に理由となるソースも見つけていないので単に謎を提示だけしてサクッと終わるnoteです。
それでは、noteスタートです。
■ 右打者には最強、左打者には最弱の男
上はBaseball ReferenceのDominguezのSplits(各シチュエーション別の成績)です。
ここで注目してほしいのは対右打者と対左打者での対戦結果です。
右打者には通算でOPS .393、今年2022年も右打者にはOPS .296と完璧に抑えているのに対し、左打者には通算でOPS .775、デビュー年の2018年こそ左打者に対してもOPS .630と抑えていたものの、2019年はOPS 1.007、今年2022年はOPS 1.126とボコボコに打たれています。
■ 左打者には4シームしか投げない男
続いてBaseball SavantのDominguezのデータです。
以下のデータを見てもらうとなぜ左打者に弱いのか理由が分かります。
むしろ、なぜ左打者に対してこのような投球をしているのかという疑問の方が大きくなります。
対右打者に関しては4シーム、シンカー、スライダーの自身の球種をバランス良く投げているのに対し、対左打者に対しては4シームを投げる割合が70%台中盤と極端に4シームを投げる割合が多くなります。
特に球数は少ないながらもスライダーは左打者にもしっかり空振り(Whiff%)を取れているにも関わらず、左打者に対しては10%ほどの割合でしか投げていません。(右打者には怪我の前は40%以上の割合で、復帰した2022年も27.9%の割合でスライダーを投げています)
■ 謎は深まるばかり
左打者に極端に4シームばかりを投げて、そしてボコボコ打たれているDominguez。
これがRanger Suarezのように左打者に対してとても有効なシンカーを極端に割合を増やして投げているのなら理屈は理解できます。
しかし、Dominguezの場合は左打者に対して4シームばかり投げてボコボコに打たれているのです。なぜ対右打者に対してのように左打者にも他の球種も織り交ぜて投げないのか謎は深まるばかりです。
これから左打者に対して何かしらの対応をしていくのかも含めて注視して見ていきたいと思います。
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