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メジャーリーグについて推論を交えて書いていきます。

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マガジン

  • MLB30球団ファン合同note

    • 2,183本

    MLB30球団のファンのnoteが集まる場所です。各球団のファンがそれぞれのペース、それぞれのスタイルでMLBに関するnoteを更新していきます。

  • MLB 2018-19 オフシーズンまとめノート

    MLB 2018-19 オフシーズンのトレードやFAの動きに関して投稿したnoteをまとめたマガジンです。

最近の記事

【PHI】開幕はこんなもの【酔った勢いで振り返る、そして後々後悔する。その①】

開幕3カード 2022年 4勝6敗 2023年 3勝6敗 2024年 5勝4敗 4勝5敗 上々である。まぁ、こんなもんである。 まだナショナルズとの最終戦が終わってない? クリストファー・サンチェスがすごい好投して勝つよ、多分。 サンチェス開幕初戦は良かったのに今日はまたスプリング・トレーニングの頃に戻っちゃいましたね。 ということで、今回は酔った勢いと未来予知の力でサクッと開幕から3カード分を振り返っていく。 揚げたてのからあげなみのサックリ感でいきたい。 やっぱり

    • 【PHI】 2024年開幕ロースター確定

      アメリカ本土での開幕も目前となったメジャーリーグ。 フィリーズも開幕ロースターの陣容が固まった。 今回は開幕ロースターのメンバーを確認していこう。 ちなみに戦力分析はすでにアップしているのでそちらを確認していただきたい。 投手(13名) タイワン・ウォーカーの肩の故障によりブルペンでロングリリーフを担当する予定だったスペンサー・ターンブルがローテーション5番手に繰り上げ、タイガースでエース格になったこともあるターンブルが復活できるか。 クリストファー・サンチェスも春季ト

      • 【PHI】フィリーズ 戦力分析 2024

        これからMLB合同note企画の参加メンバーが担当のチームの戦力分析を執筆していく予定です。お楽しみください。(私運営ではないですけども) さて、フィリーズの戦力分析である。 世間的な評価としてはナショナル・リーグでドジャースとブレーブスに次ぐ3番手といった感じだろう。 3番手評価ではあるが充実した戦力を抱えており、ポストシーズン進出の可能性は高い。 オフはアーロン・ノラの引き留めに成功、春季トレーニング中にはザック・ウィーラーと25年以降の契約延長に成功と先発の二枚看板

        • 【PHI】クリストファー・サンチェスを今年のサイ・ヤング賞に推す理由

          ファンの贔屓目と大穴予想をしたいから。 以上。 …まぁ、上が本音のわけだがクリストファー・サンチェスを今年推すのはそれなりに理由がある。 今回はその理由について書いていく。 左のローガン・ウェブとなった2023年のサンチェス 昨年フィリーズの首脳陣は下半身強化のためにサンチェスに体重を増やすことを指示。 また昨年までAAAの投手コーチを務め、今シーズンからブルペンコーチに就任したシーザー・ラモスとより下半身を使った投球フォームに修正。 この修正によりコマンドが安定しただ

        【PHI】開幕はこんなもの【酔った勢いで振り返る、そして後々後悔する。その①】

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        • MLB 2018-19 オフシーズンまとめノート
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        記事

          【PHI】フィリーズのノーコン矯正術 〜 マクギャリーは第二のクリストファー・サンチェスになれるのか?

          近年のフィリーズはコントロールに苦しんできた投手の矯正に成功している。 一番有名な例はホセ・アルバラードだろう。 2022年5月に大きく調子を崩し調整のために一旦AAAに降格。 AAAで投球フォームの調整とプレートを踏む位置を一塁側にズラしたことでコントロールが安定。 2021年にはBB%(与四球率)18.7%とMLBでワーストレベルだった数字が2022年11.2% → 2023年10.5%と改善している。 この成功はグレゴリー・ソトにも当てはまる。 ソトはフィリーズ移籍

          【PHI】フィリーズのノーコン矯正術 〜 マクギャリーは第二のクリストファー・サンチェスになれるのか?

          【PHI】ザック・ウィーラー、3年1億2,600万ドルで契約延長

          フィリーズは現地2/4にザック・ウィーラーと3年1億2,600万ドルで2025年以降の契約延長を発表した。 年平均で見ると投手ではマックス・シャーザーの3年1億3,000万ドル、ジャスティン・バーランダーの2年8,670万ドルに続く大型契約となる。 今回はウィーラーの契約延長についてまとめていく。 現役最強投手の一人 ウィーラーはフィリーズに加入してからの4年間でfWAR 19.3と同期間内では投手トップの数字を記録。 投球イニングとFIPは同期間で4位。 メッツ時代

          【PHI】ザック・ウィーラー、3年1億2,600万ドルで契約延長

          【MLB】スプリッターは次のトレンドになるのか Vol.2 〜 2024春

          おさらい今回は11月に投稿したnoteの続編となる。 前回は歴史や現在の動向、握り(グリップ)や回転数、スプリッターを武器とする現役投手の紹介などをおこなった。 今回は2023年オフシーズンから現時点であったスプリッターについての最新の動向をまとめていく。 本編本当に2024年のメジャーリーグのトレンドはスプリッターになるかもしれない。 なんと公式のMLB.comが同種の予測記事を出したのだ。 この記事ではホワイトソックスのディラン・シーズがこの冬にスプリッターを学ぼう

          【MLB】スプリッターは次のトレンドになるのか Vol.2 〜 2024春

          【MLB】 ボラスクライアントが動かない

          移籍市場が停滞している2023年オフのMLB。 大谷翔平、山本由伸のこのオフの主役だった日本人選手2名の移籍は決まったが、新年を迎えようとしている段階でも今年のナショナル・リーグのサイ・ヤング賞受賞者のブレイク・スネルを筆頭にコディ・ベリンジャー、ジョーダン・モンゴメリーなどの有力FA選手の行き先はまだ決まっていない。 そして、先に挙げた3人には共通点がある。 彼らの代理人はあのスコット・ボラス氏なのである。 ボラス氏のクライアントでこのオフFAになった選手たちは先に挙げた

          【MLB】 ボラスクライアントが動かない

          【PHI】 ルール5ドラフトとわらしべ長者

          昨年2022年オフのルール5ドラフトで1番最後に指名された選手をご存知だろうか。 正解は越後製菓!! 正解は先日フィリーズからブリュワーズにトレードされた二塁手のOliver Dunnである。 今回はフィリーズが今年も仕掛けるかもしれないルール5ドラフトの戦略とDunnのトレードについてそれぞれまとめたいと思う。 とにかくルール5で指名をしまくった22年のフィリーズ ルール5ドラフトにはメジャーとマイナーの2つのフェーズでの指名がある。 メジャーのフェーズの場合、指名

          【PHI】 ルール5ドラフトとわらしべ長者

          【MLB】 ノラがオールドスタンダードで、スネルがネクストスタンダード? 【PHI】

          このオフのFAについての評価でこのような意見を聞いたことはないだろうか。 「アーロン・ノラは毎年イニングを稼げる今では貴重なイニングイーター。反対にブレイク・スネルは爆発力は凄いが長いイニングを投げられない特殊な先発投手。」 確かに2人の成績を見れば、この意見はその通りに感じる。 筆者も今までこのような意見を何度か聞いたが、まったく気にもせずスルーしていた。 しかし、最近ある事に引っかかったのだ。 「ブレイク・スネルは特殊な先発投手なのか?」 ブレイク・スネルには四球

          【MLB】 ノラがオールドスタンダードで、スネルがネクストスタンダード? 【PHI】

          【MLB】スプリッター(フォークボール)は次のトレンドになるのか(下)

          前回は「スプリット(以下、スプリット)が次のトレンドになるのか」についてまとめていったが、今回はスプリットの握りやスプリットを武器にしている現役のメジャーリーガーを紹介していきたいと思う。 スプリットの握りとスピンレート 前回も引用したこちらの記事にもある通り、スプリットには3種類の握りがあるようだ。 スプリットチェンジ(フォッシュグリップ) ボールを挟む中指に薬指も添えることで指の負担を少なくした握り。 Kevin Gausman, Taijuan Walker,

          【MLB】スプリッター(フォークボール)は次のトレンドになるのか(下)

          【PHI】 エースAaron Nolaと再契約

          昨年2022年の大晦日に結婚式を挙げたAaron Nola。 今年2023年のオフにもう一つの永遠の伴侶を得たようだ。 ほぼ要望通りの大型契約 フィリーズはFAとなっていたエースのAaron Nolaと7年1億7,200万ドルの新しい契約に合意。 昨年のオフの段階でNolaが要求していた8年2億ドルに近いほぼ要望通りの契約となった。 先発投手に7年の長期契約自体はリスクではあるが、年平均2,460万ドルのサラリー自体は割安と言えるだろう。 フィリーズは多くのスター選手と

          【PHI】 エースAaron Nolaと再契約

          【MLB】スプリッター(フォークボール)は次のトレンドになるのか(上)

          最近メジャーリーグの中継を観戦していて気になることがある。 それは「スプリッター(以下、スプリット)」という言葉をよく耳にするようになった気がするということだ。 単に贔屓のチームにTaijuan WalkerとJeff Hoffmanというスプリット使いが加入したからよく聞くようになったのかもしれないし、ポストシーズンで大活躍を見せたNathan Eovaldiがスプリット使いだからよく聞いているように勘違いしたのかもしれない。 とにかく「スプリットが流行しているのかもし

          【MLB】スプリッター(フォークボール)は次のトレンドになるのか(上)

          【PHI】シュワーバーはDHに幽閉しなければならない

          そして、ブライス・ハーパーは来年以降もファーストを守るべきである。 そう、みなさん薄々お分かりだろう、私はまたカイル・シュワーバーで閲覧数といいねを稼ごうとしている。 徹底的にシュワーバーネタに乗っかることに決めたのだ。 このnoteは極々単純な内容である。 なので、サクッとスナック感覚でお読みいただきたい。 シュワーバーのイメージって…守備が酷くて打撃は四球と三振とホームランに全振りの究極のロマン砲 こんなものだろう。 そのイメージは100%正解である。 ただ1つだ

          【PHI】シュワーバーはDHに幽閉しなければならない

          【MLB】 「ポストシーズン」と「3バッターミニマムルール」の相性は最悪なのではないか 【PHI】

          「ワールドチャンピオンになるためなら無理な投手起用をしても良い」 みなさんはこの考えをどう思うだろうか。 私個人としては「多少仕方ない部分はあるが限度がある」と考えている。 投手の今後の選手生命にも関わるし、極端な連投をするほど打たれるリスクも高まると考えているので戦略としても悪手だととらえている。 では、実際各チームはポストシーズンでどのような投手起用をしているだろうか。 フィリーズの場合 まずは贔屓のフィリーズの話をしていきたい。 フィリーズは昨年2022年のポ

          【MLB】 「ポストシーズン」と「3バッターミニマムルール」の相性は最悪なのではないか 【PHI】

          【MLB】バントマイスターの話

          今回はみんな大好きバントの話をしたいと思う。 ただ、バントと言っても犠牲バントではなくセーフティバントの話である。 まずはこのnoteを執筆したキッカケから書いていく。 キッカケ今回のキッカケとなったのはフィリーズのギャレット・スタッブスとレッズのTJ・フリードルの両名だ。 彼らは2023年のシーズンにそれぞれ面白い成績を残した。 スタッブスは前半戦12安打中6本がバントヒットと安打の半分がバントヒットという驚愕の数字を記録。 フィリーズのX公式アカウントからも「バントキ

          【MLB】バントマイスターの話