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【MLB】2023年のMLBは盗塁がトレンド

どうもペンでございます。
2023年のMLBは『盗塁』が再び注目を集めています。
これだけ注目を集めているのに"MLB合同note企画"にはまだ盗塁を特集したnoteがない?多分??…ということで、私の方でエビのフリッター並みのさっくり感で簡単に書いてみることにしました。

新ルールで盗塁増加

2023年シーズンから導入され話題となっている新ルール『ピッチ・タイマー※1』導入に伴う牽制回数の制限と『ベースの拡大』が盗塁の増加に影響を与えています。

まず、試験的に『ピッチ・タイマー』と『ベースの拡大』が段階的に導入されていたマイナーリーグでのここ3シーズンの1試合ごとの盗塁企図数の推移と成功率を確認しましょう。

マイナーリーグでの1試合ごとの盗塁企図数の推移と成功率

2019年 盗塁企図数 2.23 成功率 68.2%
2021年 盗塁企図数 2.52 成功率 75.7%
2022年 盗塁企図数 2.81 成功率 78.0%

https://www.mlb.com/news/pitch-clock-may-bring-back-stolen-bases

盗塁の成功率が格段に改善し、企図数も増えていることが分かります。
MLBの各チームは合理的に戦略を立てますので、このビッグウェーブに乗らない訳がありません。
2023年の最初の週の段階でMLBでの盗塁企図数と成功率も大幅に上昇しています。

MLB 最初の週の1試合ごとの盗塁企図数の推移と成功率

2022年 盗塁企図数 1.02(89チャレンジ/87試合) 成功率 68.5%
2023年 盗塁企図数 1.69(154チャレンジ/91試合)成功率 80.5%

https://www.mlb.com/news/mlb-stolen-bases-2023-after-first-week

盗塁という戦略が今までリスクが高い戦略だったためMLBの各チームは盗塁に対して年々消極的になっていきましたが、そのリスクが少しでも軽減されるとすぐに選手に積極的に走るよう促すんですね。
分かりやすくて好きです。

ちなみにまだ開幕して1週間の数字ですが、盗塁成功率 80.5%というのはMLB史上最高の成功率なんだそうです。
成功率が高くないと去年までと同じように今のMLBの各チームは選手に盗塁を望まないはずなので、この成功率の高さは当然の高さと言えますね。

Trea Turnerさん、100盗塁してください

今回は今年のMLBを語る上で欠かせないトピックである『盗塁』についてまとめてみました。
私の応援するフィリーズは割と走塁の意識が高いチームでして、去年の時点で鈍足のKyle Schwarberが初の二桁盗塁に成功したり、J.T. Realmutoがキャリアハイの21盗塁を成功させ捕手として2人目の『20HR-20盗塁』を達成しています。
そのフィリーズに移籍してきたスピードスターのTrea Turnerが新ルールの恩恵も受けて盗塁を大量生産してくれたら最高ですね。

それでは、今回のnoteはこの辺で。

参考記事

※1 MLBとしては『ピッチ・クロック』ではなく『ピッチ・タイマー』を正式名称としていますのでこちらのnoteでも『ピッチ・タイマー』と記述します

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