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【PHI】トレードデッドラインの振り返りと今後の話

お久しぶりです。
フィリーズ担当のペンでございます。
今回は先週末に締め切りとなったトレードデッドラインの振り返りと今後のフィリーズについてまとめます。
それでは、早速noteスタートです。

フィリーズのトレードまとめ

まずはフィリーズがまとめたトレードを確認しましょう。
私がまとめたトレードデッドラインのまとめnoteからそのまま引用です。

■ IN - OUT

IN
・Kyle Gibson RHP ←TEX
・Ian Kennedy RHP ←TEX
・Hans Crouse RHP ←TEX
・Freddy Galvis SS ←BAL

OUT
・Spencer Howard RHP →TEX
・Kevin Gowdy RHP AA →TEX
・Josh Gessner RHP AA →TEX
・Tyler Burch RHP →BAL

■ トレード一覧

1. 7/30 PHI ⇄ TEX link
PHI  Kyle Gibson RHP, Ian Kennedy RHP, Hans Crouse RHP and $4M
TEX Spencer Howard RHP, Kevin Gowdy RHP, Josh Gessner RHP
2. 7/30 PHI ⇄ BAL link
PHI  Freddy Galvis SS
BAL Tyler Burch RHP

しょっぱい

以上、感想です。

振り返り(成立したトレードについて)

次にトレードの中身を振り返ります。
まず、現状のフィリーズの課題は以下でした。

■ フィリーズの課題

1. 埋められなかった4番手・5番手の先発
2. やっぱり心許ないブルペン
3. 守備のいいショート

オフシーズンの課題をほぼ解決できていないですね。
というわけで、1と2の課題を解決するために獲得したのがレンジャーズのKyle GibsonIan Kennedyになります。
私としてはこのデッドラインに獲得して欲しかった選手のNo.1がGibsonだったのでこの補強自体は単純に喜んでます。トレード単体で見れば100点あげたいです。
Gibsonは契約が来年まで残っておりサラリーも安いためラグジュアリータックスのラインに逼迫しているフィリーズのようなチームが補強するには願ってもない存在です。今年カッターを身につけ成績が向上したことが大きいですね。来年の契約終了まで活躍し続けてくれることを信じたいです。
Kennedyも足りないブルペンを埋めてくれる存在として大変ありがたい存在です。(さっそく2試合連続炎上してたりしますが)
あと、このトレードでプロスペクト右腕のHans Crouse(MLB.com チームプロスペクトランク TEX 9位→PHI 4位)を獲得できたのも大きいですね。メジャーでは先発に残れないという評価もあるようですがGibsonやZach Eflinの契約を考慮すると来年・再来年辺りにデビューできそうな先発のプロスペクトが必要だったのでドンピシャな人材だと思います。
放出した選手に触れますとメインピースのSpencer Howardは期待していましたが、19年・20年と2年連続で肩の故障で離脱した点やその故障が原因か分かりませんが球数が多くなると極端に球速が遅くなるという点が今回放出する上でポイントになったことは確かでしょうし、そこを克服できない限り安定した活躍は難しいと感じています。もちろん新天地レンジャーズでブレークして欲しいので上記の欠点を早く克服してもらいたいところです。
次にあともう一つのFreddy Galvisのトレードですね。
今年のDidi Gregoriusは守備がボロボロでメジャー最低レベルなら、打撃もイマイチというフォローできるところがない状況なので、打撃でもDidiの代役ができ、なおかつ守備は明らかにDidiより良く、サラリーが安いGalvisはフィリーズにピッタリな存在でしたね。代打としても期待してます。

振り返り(成立しなかったトレードについて)

問題はこっちですよね。
一時、パイレーツから先発左腕のTyler Andersonの獲得のニュースが出ましたが、交換相手のプロスペクトの1人がメディカルで引っかかったという報道で止まったまま、数時間後にAndersonはマリナーズへの移籍が正式発表されました。報道されていた交換要員を見るとマリナーズが放出したパッケージと同等くらいのパッケージだっただけに先発2枚欲しかったんだからもうちょっとパッケージ積んで獲得できなかったのかとなります。

トレード後のフィリーズの動きとペンの愚痴

トレード後のフィリーズですが、まず先発がGibsonだけでは足りないのでクローザーを務めていたRanger Suarezが先発で登板しました。ブルペンもKennedy1枚しか補強してないのにクローザーを先発に回す運用はすでにいろいろと破綻してないか?と思いますね。
もうすぐILからSam Coonrodが戻ってきますし、現在コロナ関連のILに入ってるBailey Falterが帰ってくればFalterが先発、Suarezがクローザーの体制になるかもしれませんが、単純に補強が足りないのですよ。
Gibsonと前述のAndersonで先発2枚、さらにブルペンにはKennedyに別のトレードであと2枚くらいセットアップレベルの投手を補強してようやく安心して投手陣を見れる状況になったと思います。

まとめ

このデッドラインのフィリーズはまとめたトレードに関しては大変良かったと思います。
それでも、まだ戦力が足りないのでもっと積極的に動いて欲しかったというところですね。
ただ、まだメッツとのゲーム差も少なく、8月以降はかなり有利な日程でもあります。
現有戦力が仕事をし逆転で地区優勝することを期待しましょう。

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