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ラーサとヤーサのお話シリーズ絵本「ミロとシャスヤーと雨の国」その10

吟遊詩人タストと別れたところへ、
お父さんとお母さんに呼ばれたシャスヤー。

これから、お父さんたちは村の数人の大人と、
3日かけて、遠くへ水をくみにいくのです。

シャスヤーのお父さんとお母さん
もうずっとずっと、この村に雨は降っていません


不安そうなシャスヤーを見てお父さんは、
村の大人が居るので心配はない、と言うのですが、

シャスヤーの不安はそのことではありません。


雨がずっと降らなくなったせいで
友達のカエルのミロの食べるものが、
もうほとんどない。。。


それが一番の不安なのです。


続く



戸張碧月

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