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はじめて占いに行った日の、体験記のようなもの


4年間の大学生活を全うし、就職先も引越し先も決まった頃、仲の良い女友達と占いに行った。

占いに行く、という経験

信じる方でも信じない方でもなく、たまたま見た星座占いの順位に一喜一憂するぐらい。

だけど、それとは違う、「手相占い」や「銀座の母」など人生を占ってもらうという行為に興味があったので、節目のタイミングで友達を誘ってみたのだ。

人生に迷っていたとか、悩み事があるとかそういうのではなくて、経験として行ってみたい、そんな軽い気持ちでいた。

高層マンションの一室で、人のよさそうな男性占い師が、私たちの前に来ていた男性を占っていた。部屋にはお茶やお菓子、雑誌が用意されていて美容室みたいだなと思った。

順番を待っている間、アンケート用紙のようなものに、生年月日(生まれた時間も)と名前、占ってほしい項目を書き込んだ。友達は当時彼氏がいたので、相性を占ってもらうよう。私はそうではなかったので、これからの恋愛について占ってもらうことにした。

友達の職業を言い当てられた

先に友達が占ってもらった。私はその子が春から引っ越す街や仕事、彼氏のことを知っていたので、占い師が次々と当てていくことに驚いた。当てると言ってもざっくりと「港の近く」や「子どもと関わる仕事」などというものだったが、たしかに当てはまっていたのだ。

そんなこんなで私の番になった。恋愛だけじゃなくて、私自身のことも見てもらっていたので、何歳で太る、とか、転職のタイミングはいつ、とかもサラサラと言っていく。その占い師は、生年月日と生まれた時間で見ていくらしい。

まあ、これから起きることなので私は「ふ〜ん、そうか」ぐらいにしか思わず友達が占われる内容ほど驚きはしなかったのだけど。

1年後に言われたことを振り返ってみた

はじめての占い体験はそんな感じで終わった。それから約1年半が経って、私に彼氏ができた。たまたまか、当たったのかは解釈次第だが、当時言われたこれから付き合う人の特徴がいくつか当てはまっていたのだ。

23歳でいい人に会う。
甘い飲み物を飲んでいる。
頑固なところがある。
アヒル口っぽい。
など。

そんなところまで占い師が言うから、いやいや〜どんな人よ〜などと思っていたが、友達にメモしてもらった占い師の言葉メモを見返すと、まあ当たっているようにも思える。

ものは考えよう、捉えようなのでなんとも言えないが、人生初の占い体験で、「なんか当たったかも〜」と思えたのなら、何千円か払った価値はあるなと思った。(いくら払ったか覚えていない)

世の中にはふしぎなことがたくさんあるが、積極的にそれらを体験するのも悪くない、と思った話。

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