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太陽と星座

当たり前のことではあるけれども、自分の星座って生まれた日の夜には見えていなかったのですよね。一般的に「さそり座」と言われている人が生まれた日の夜空には肝心のさそり座が見えていない。本来の位置とは逆のおうし座などが見えていたりするわけです。

地球が円形のスクリーン上を回っているとするとおうし座あたりを地球がいる季節に、昼太陽の向こうにスクリーン上のさそり座が見えるイメージ。太陽におしりを向けているとき(夜)におうし座がみえる感じです。

自分の太陽星座の反対の星座が見えていたわけで、明らかに意味がありそう。ひょっとしたら反対の星座の意味を強く取り入れていることだってあるかもしれない。だって、生まれた時その星座が見えていたのだから。

わたしはよく軸という考え方をします。「自分と他者」「わたしの持ち物とあなたの持ち物」「わたしの知恵とあなたの知恵」「この場所と遠いおうち」「わたしの情熱とみんなの情熱」「わたしの心と体とみんなの心と体」という感じ。ハウスでもサインでもこういった軸の考えをすると何か見えてくるものがあるような気がするんです。太陽の対向星座って対立しているようで、自分の一部のような気がしませんか?

もっというと、太陽の力は強大だから近くに天体があるとその天体が見えにくくなるという感じもある。水星や金星が太陽にあまりに近いと、ホロスコープを見ていて、太陽に飲み込まれているように見えることがあるんですね。古典ではコンバストという考え方があって天体が太陽の光で一体になってしまってその天体ならではの力が出にくいイメージ。

外惑星だとちょっとニュアンスが変わってくるかもしれないけれど、それでも太陽と一体化してしまうイメージがあるなぁ。太陽と一緒になると「当たり前」感が強くなるような気がします。つまり、「太陽合天王星」だと、太陽を動かそうとするとすでに天王星になっている感じ。どうしても目立つだろうな。「太陽合土星」だと、太陽を動かそうとするとすでに土星になっている感じ。しっかり者の感じ。

太陽がどこにあるかということばかりに目が向いてしまうけれど、単なる「アスペクト」という見方から離れて夜空を考えてみるのは面白そうですね。「この日の夜空にはこんな天体がある!」って。