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私達の10年

今年の9月で日本で結婚式を挙げてから10年が経ちます。
一緒になってからは丸14年。

どちらかというと
本当に波乱に満ちた目まぐるしい生活でした笑

26で彼女を好きになり27で共に生きることを決めて移住して。

その後震災に遭い

怒涛のカミングアウトをして
付き合って4年の記念日に結婚式を挙げたんです。


大好きで大好きで
世の中の偏見は分かっていても一緒にいたいと互いに思ったからあの時結婚式を挙げました。

けれども実は今だから言えること。

大好きなのに
ものすごくぶつかり合っていて
結婚式の前後は彼女との関係にとってもとっても悩んでいました。

マリッジブルーもあったかもしれませんが
もっと根本的な不安定な何かに
いつも喧嘩になりました。

普通の男女だったらこうはならないのかなとか
色んなこと考えてた。あの時笑

すごく不安で、苦しかった。
いつも自分を鼓舞した。

ぶつかり合って、互いを信頼するために
時間をかけて
お互い傷つけ合いながら
でも、離れることはできなかった。というのがお互いの感想ではないだろうか笑

私は諦めが早くて
こんなにしんどいなら手を離したいと思ってしまったのも
その時期で
でも彼女は私と一緒にいることを望んだ。

腰を据えて未熟な私達が傷つけ合いながらも

法律に守られず偏見に辛くなったり
変わらない世の中に不安に苛まれたり
自分たちの弱さや脆さも含めて
不安定な中なんとか、互いを愛そうと
互いを慈しんで
幸せになりたいと

そうコツコツ歩んだ10年。

感謝しているし
あの時手を離さなくて本当に本当に良かったと思う。

今私の最大の理解者であり尊敬する人でもあり
心から好きだなと思えるのは彼女だなと思う。

今が、1番好きだなと思ってる。

お互いの事を理解するまで
かなり時間がかかりました笑

色んなものと戦って来ました。

主に周りに理解を得ることと、生活をしっかりと作ること。

同性同士の結婚はまだ、国には認められていませんが、認められていたらもっと楽だったと思う。

無秩序で、不安定な中
本当に私達は頑張りました笑


こんな嵐のような私を
丸ごと受け止めてくれた彼女は本当に幸せだろうかと時々心配になりますが笑

お互い10年を目の前に
安心していられる事に嬉しく思います。

まさかの今日は仙台市がパートナーシップ制度を取り入れると宣言のあった日となり

早く国が同姓同士の結婚を認めてくれたらと願わずにはいられません。


法律が変われば人の意識が変わる。

一緒になって14年。

国に認められる日が来ますように。


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