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距離感。

ファンからスタートして、そのアーティストご本人にたどり着いてしまう。誰かのファンならば一度はそう願うのではないでしょうか?それを果たした方による不思議なアーティスト本。
『あの頃、忌野清志郎と』

Charさんのコメントがあったから買ったのか、キヨシローものだったから買ったのか、もう記憶がないのですが、買ってから1年以上経って読むという…なんかねえ、本読める時とそうでない時がありますね。だから今年は読書ノート書こうとか思ったんだけど、やっぱり前回からずいぶん時間が経ってしまった。3か月くらいですよね。まあ転勤やらなんやら言い訳できるネタはあるけど^ ^

余談だけど、今朝読んだ朝刊の読書コーナーに「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」ってタイトルの本の紹介があってドキッとして(苦笑)。言い当てられてるなあ。事実は小説よりも奇なりというか、現実のヒリヒリ感はフィクションを超えてしまうからとか過去に自分なりに思っていたことがありますが、この人の主張とはずれているのかもしれません。今度読んでみよう。

さて。冒頭でも書いたファンからスタートしてご本人のところにたどり着く、というところ。著者の片岡たまきさんはそういうファンの鑑のような方ですね^ ^。この人のすごいところは裏方になれる(た)ところ。そして、やはり、そのご本人に何かを提供できる才能を持っているところですね。いやー読んでいて、すごいなー、と。まあ、この人と比べる必要なんもないけど(笑)自分の中途半端さを思い知りますね^ ^。

ずいぶんいろんなところでRCの話は読んできたけれど、空中分解する時期の話は切ないものがありましたね。あの当時の音楽雑誌の記事が突然クールになって、不思議だったのを思い出しました。

エンディングに文庫版ボーナストラックとして収録されている竹中直人氏のエッセイ?はわざとなんでしょうけど中学時代によくこんなトーンで文書いてるやついたなーって思わずニヤけてしまいます。それに比べると片岡さんの文は極めて冷静で^ ^。あっという間に読んでしまいました。興味ある方、ぜひ。

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