見出し画像

Char 45周年ツアー@福岡。

※2022年4月16日に福岡のzepp fukuokaで行われたコンサートの感想文です。曲目等は書いていませんが、ネタバレが気になる方はご注意ください。

あの日、ひさしぶりの東京、ひさしぶりの武道館で見たコンサートのあと、僕が感じたのはCharさんの責任感でした。武道館という大きな舞台で、名前の冠された周年イベントでありながら、年下の若手を「盛り上げて」「引っ張っていく」Charさんの姿。年を重ねることだとか、異世代とのセッションってそういうことなんだとか、年上の人たちがいない今、Charさん自身が年上になったんだなとかそんなことをあれこれ思いながら見ていた。その中で唯一布袋氏だけがCharさん「を」支えて盛り立てたと感じた。言葉ではもちろん、音で支える感じ。あとはみんなCharさん「が」支えて引っ張った。そこはホントにすごいなと思った。でも。布袋氏とのあの2曲が僕にとっての武道館公演でした。もっと自由なCharさんを知っていると思ったから。

年が明けてからの今ツアー。全11公演が3月の群馬から始まって東京、大阪2日、北海道、広島で福岡。広島の前に入っていた名古屋が順番飛んで後に回ったので昨日で都合7本目。折り返し後。あの時の自分の感じは気のせいだったのか、それとも同じように感じてしまうのか。期待と不安のようなへんな感じで会場へ。今回のツアーメンバーは武道館の時から準さんが抜けた小島良喜、澤田浩史、ZAXの面々。開場、開演の早さはご時世ですね。4時過ぎてほぼ押すことなくスタート。今回僕は前から8列目の真ん中あたり、音的にはベストなポジション。やや下手よりで左手見るにもバッチリ。唯一規制退場とやらで機材見に行けなかったのが残念でした。

セットリストはまだツアーが続いている最中ですから書きません。つい先日リリースされた武道館公演をベースにしていることは間違いないですが、特筆すべきはさらにニューアルバムよりもさらに新曲?が入っていること。作品を作って演じるというのは、少し前の自分と向き合うということだと思います。僕らはその少し昔の作者の気持ちをズレたタイミングで聴いている。だから新曲が出るほどに、オーディエンスはより今に近い作者の気持ちを聴けるということですね。そういう意味で、とても胸に迫る新曲を聴きました。

一方、Fret to Fretアルバムからの曲や定番の曲は、とにかく聴かせることに徹しながら、丁寧で大切に演奏されたと感じました。それくらい愛情を感じるギターだった。それがメンバーにも伝わっている感じ。みんなが大切に演奏していて、そのおかげでいい曲だなあと改めて感じられる、みたいな気持ちを味わいました。お世辞抜きで感動した。ノンストップで昔のピンククラウドを彷彿とさせるMCほぼなしの演奏。その集中力が随所に出ている感じ。もう息を詰めてCharさんのギターに集中する感じ。ああ今俺息してなかったわみたいな^ ^。過去に何度かそういうミラクルというかマジカルな瞬間に出会ったことがあるけれど、昨夜の演奏は近年見た中で最も感動的なものでした。

アンコールでも新曲が演奏され、2時間ちょっとで終了。Charさんも最後に「いい演奏しちゃったじゃねーか」みたいなことを言ってましたね^ ^。ぜひZICCA picker出して欲しいものです^ ^。

何人かのChar友だちのみなさんともひさしぶりにご挨拶出来ました^ ^みなさん、昨日のCharさんすごかったですよね?

機材的にはバーガンディストラト、ペイズリームスタング、VOX、ゴールドトップ、かな。武道館ではVOXでやっていた曲がひとつストラトで演奏されました。アンプはスーパーチーフとDC-30。ひと頃よりノイズが減ったような?エフェクターは近寄り損ねたので不明ですが音はいつも通りでした。音よかったなあ。

ツアー終盤戦に参加されるみなさん、お楽しみに^ ^

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?