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Live at Studio Plus。

昨夜は豊後高田市玉津にあるStudio Plusにて行われたライヴイベントに出演させていただきました。

このStudio Plus Liveはわれわれの音もだちでもある北崎さんがご自身のスタジオで運営されています。とっても素敵な会場で、心奪われました。思わず「いいなあ」と心の声が漏れる^^。音楽やっている人間には夢ですよね。こういう音楽室というか場所が持てたら、なんて。いつか、なんて思いながらそこに置く?楽器の方を先に集めてしまって…(笑)。

豊後高田(僕らは省略して「高田」と呼ぶんですけど)に行ったのは実に久しぶり。たぶん10年ぶりくらいだと思います。年を取って思うのは、県北、安心院~宇佐~高田は道がいいなあ(整備されている)ということ。昔、関門橋渡って初めて車で山口に行ったとき、その道の良さに驚いて、いやー政治の力ってこういうところに出るんだなとか妙に?感心したのを今でも覚えていますが、割とそれに近い感覚。僕の地元と大きく違います。けっこうショック。豊後高田は「昭和の町」で売っていることもあり、街なかも整備が行き届いています。

さて。ライヴは「しょうこPlus」さん、「似勢正三+Shu」さんとわれわれYa☆Chari。両バンドさんともおひさしぶり。もう、ライヴやるたびに毎回言ってますけど、失われた3年間を経て、ひさびさにご一緒できました。

開演近くなり、会場にはこれまた、はじめましての地元の方、そして顔なじみの音もだちの方が。実際に会うのは超久しぶりの方も、昨今はSNSのおかげでなんかそんなに久しぶりじゃない感じだったりして…いいのか悪いのかわからない^^;

トップバッターは「しょうこPlus」さん。本日は二人体制ということで、素敵なデュエットでした^^。北崎さんのヤイリは一見ふつうのドレッドノートですが、珍しくうちのバンマスが「あれはボディサイズがちがうんじゃ!」と力説する特殊なサイズで、すごく音のクリアなギターでした。いやーバラードはかくあるべし。

ステージに集中していて気付きませんでしたが、ふと振り返るとうしろに正やんが^^。2番手は「似勢正三+Shu」のおふたり。今回は王道の伊勢正三曲特集。なかなかヒット曲しかやらないというのは難しいのですがさすがの演奏。似勢さんのこだわりはもう、トリビュートの鑑。ギター、衣装、変装(笑)、そして何より指の運びと歌いまわし。トリビュートの難しいところは「本人よりうまく弾いてはいけない」とか「本人よりうまく歌ってはいけない」というのがあるんです(笑)。Charコピーで言うと「本人より歪ませてはいけない」ですね。この線を越えるとトリビュートからカバーになっちゃう。似勢さんは数少ないこれをできるトリビューターです。ちゃんと時代考証が出来上がっていて、キーも本人同様にしてある。要するにいつの時代を再現するかという楽しみ方ですね。まあわれわれがこだわってるだけでそうしないといけないというものでは全くありませんけど、逆に言うとそういう楽しみ方があるという感じかな。見ていてついついそうかあそこはそうやってるんだ、なんて(笑)。ギターのShuさんは、いぶし銀の抑えたプレイで今回はサポートに徹してという感じでしたが、MSを、あ、エフェクターですけどねBOSSの、使っている人はたくさんいらっしゃいますが、アコギに使ってる人はShuさんが初めてで、これが音がめちゃくちゃよかった。思わず心惹かれる^^。

さて。われわれ。今回はコピーとオリジナルを半々くらいの構成で演奏しました。
1. Love the one you’re with
2. Shipping out
3. Sentimental
4. 柿の実色した水曜日
5. 街路樹は知っていた
6. Flashback
7. 君に逢えてよかった
アンコールまでいただき
8. HOPE
もうとにかく音が良くて。北崎さんのオペレートにただただ感謝です。本当に演奏しやすかった。アコギの場合はエフェクターじゃなくて強弱をつけていくからPAの人に自分のクセをつかんでもらうのがいちばんいいんですけど、通常ライヴ会場でそんなことはとっさにできないし、いつも頭を抱えるんですけど、まあ音が良かった。たぶん会場にいらしたみなさんも納得していただけるのではないかと。おかげでとても楽しくなり、予定を大幅にオーバーしてしゃべりまくってしまいました。

実のところ、去年の冬にライヴを再開してから、一度もうまく行かないので…あ、自分がですよ。自分が思った通りに演奏できないし、ステージ運びもできない。ブランクというのはこんなに恐ろしいんだ、もうダメなのかなあと不安でイップスになるような感じだったのですが、昨夜はみなさんのおかげで、そういう暗雲のような不安を終わるまで思い出さずに演奏できました。好きなことをやっているのに不安に押しつぶされるというのはなんか変な感じですけど、とにかくそれを思わなかったのは久しぶりだった。ありがたかったです。まあメンバーがいつもより多めにボケてくれたからかもしれません。エフェクターのつなぎ方から(謎笑)。

終了後も、お客さん含めてギター談議に花が咲き。こんなことも久しぶりで楽しいひとときでした。改めて声かけていただいた北崎さんはじめ、対バンのみなさん、そして聴いてくださったみなさん、ありがとうございました!

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