見出し画像

絶滅危機動物ファイル11「アイアイ」

こんにちは。
絶滅危機動物ファイル11は「アイアイ」です。
twitterでは2023/01/13に公開しました。

アイアイ01
アイアイ02

アイアイといえば、個人的に上野動物園の「アイアイのすむ森」が、とにかく暗い目が慣れるまでは恐くて1歩も動けないほど真っ暗!なのが印象深かったりします。

童謡「アイアイ」でお馴染みですが、おさ〜るさ〜んだよ〜なんて気楽に歌えないほど奇妙な姿かたちをしています。
しかし、その真っ黒な体も、すべてが生きていくために意味のあるものなんですね。生きものみんなそうなんですが。

アイアイの名前の秘密でよく、名前を聞いたけど現地の人が知らない(アイアイ)と答えたのを、名前と勘違いしたというのがありますが、これはちょっと違います。
現地の人も、アイアイのことはアイアイ(ハイハイ)という名前で呼んでいて、その意味が「よくは知らない」というものであるそうです。

アイアイについて知るにはどうしたらよいのか。
実は日本には、島泰三先生というアイアイの研究者がおり、素晴らしい本をたくさん書いておられるのです。

先生の本はアイアイについて事細かに知ることができるのは勿論、マダガスカルでの研究生活の描写は非常にワクワクしますし、ユーモアもたっぷりなので気になる方は是非読まれることをオススメします。
特に「人はなぜ立ったのか?」は、アイアイの身体の特徴から立てたある仮説を、マダガスカルのサルたち、他の地域のサルたちへと広げて検証していき、最終的に、ヒトがなぜ直立二足歩行をしたのかという謎に迫っていくという、読了後は思わず拍手をしたくなるような、ものすごく面白い本です。
ただ、これを含め新品ではもう手に入らない本も多いので、図書館や中古・フリマサイトなどで探すとよいかなと思います。

島泰三先生が代表を努める「日本アイアイ・ファンド」はこちら。

自分もいつの日にか、マダガスカルへ行ってみたいです。
それでは〜。

↓NEXT/BEFORE


この記事が参加している募集

生物がすき

制作活動に活かしていきたいと思います。よろしければサポートいただけると嬉しいです!