ゆる健 食べ物編③

#ゆる健 #健康 #長ネギ
今回のテーマは長ネギ。鍋もの、すき焼きに欠かせない長ネギですがそれだけではありません。年間通じて健康効果の高い長ネギの基本知識編です。

いつから食べられてるの?
8世紀に編纂された日本書紀に長ネギの記載がある事からその頃には既に食べられていたようです。ヨーロッパには16世紀にアメリカには19世紀に伝わったとされています。

長ネギの種類
白ネギと青ネギがあります。寒さに強い白ネギは関東で香りの高い青ネギは関西で主に栽培されてます。白ネギは別名長ネギや根深ネギと言われています。白ネギの有名品種と言えば下仁田ネギや深谷ネギ。下仁田ネギは太さが太く甘みが強く柔らかいのが特徴です。殿様ネギとも言われ江戸時代には大名や幕府への献上品でした。
青ネギは葉ネギとも言われ緑の部分が多く細いのが特徴です。青ネギの有名品種は九条ネギでしょうか。今では色々な所で栽培されていますが、明治、大正までは京都の九条で栽培されていた品種です。柔らかく香りが高いので薬味や炒め物など色々な料理に使われます。このほかにも福岡の万能ネギや高知のやっこネギなどがあります。
次に浅葱(アサツキ)。浅葱は食用のネギの中では最も細くてシャキシャキした食感が有名です。酢味噌和えや薬味として人気です。わけぎや万能ネギなどと比べて色が薄いので漢字では浅葱と書かれるようになりました。
分葱(わけぎ)は青ネギによく似ているが玉ネギの仲間のエシャレットと青ネギの交雑種でネギとは別の種類になるそうです。辛味は少なくて和物や薬味に使われます。主な産地は広島ですね。

長ネギの健康効果
万能薬とも言われる長ネギですがどんな効果があるか含まれている栄養素で見ていきましょう。
アリシン 
ネギに含まれる栄養素の中で特に注目してほしいのが白い部分に含まれてるアリシン。アリシンは血中のコルステロールをコントロールして生活習慣病を予防したり、手足の先端の血行を促し冷え性を改善したりします。また、発汗を促進して風邪の症状を緩たりします。元々アリシンはアリインという物質で刻んだりした時にアリインからアリシンに変わるようです。ネギ特有のツーンとした香りや辛味成分がアリシンです。アリシンは熱に弱いので納豆やお蕎麦の薬味として使うのが良いでしょう。
カリウム
ネギの青い部分に含まれていてナトリウムの排出などを助けるカリウムは人体に必ず必要な栄養素です。細胞の浸透圧を正常に保ったり、心臓や筋肉の機能を調節する働きがあります。
βカロテン
緑黄色野菜に多く含まれているβカロテンは体内でビタミンAに変換され皮膚や粘膜を正常に保ったり細胞の増殖や分化を助けたりします。またβカロテンには抗酸化作用があり、がん抑制や動脈硬化予防、アンチエイジングなどに効果があります。
ビタミンC
ネギに含まれるビタミンCは肌のコラーゲン生成に欠かせないビタミンでシミ、シワを防いで肌の若さを保ち傷や火傷の後を早く治す効果があります。ネギの青い部分にはビタミンCが多く含まれています。

最後にデメリットも
ネギは青い部分と白い部分で含まれている栄養素が違うので使い分けて上手に使って欲しいですね。
デメリットとしては胃腸障害を起こす可能性があります。アリシンは高い抗酸化作用があるため大量に食べると胃の粘膜を荒らして胃腸障害を起こす事があるのでお腹が弱い人や小児は気を付けて下さい。次に匂い。アリシンは玉ネギやニンニクにも含まれている成分です。匂いが気になるようなら食後にコーヒーを飲むと良いでしょう。
高い健康効果のある長ネギ、寒い時期は体調を崩しやすいですから上手く使って欲しいものです。

では、またお会いしましょう。





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