Ronnie Dottie, a Rebel

マーケティング・広報を経て、現在コンテンツ編集およびコピーライターとして活動中。グラフ…

Ronnie Dottie, a Rebel

マーケティング・広報を経て、現在コンテンツ編集およびコピーライターとして活動中。グラフィックデザインもします。音楽・映画・美術・小説が大好きで、海外で時々音楽活動をしつつ、保護活動で出会った3匹の犬猫と暮らしてます。TOEIC960、英検1級。現在、フランス語と韓国語も勉強中

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つれづれエッセイ 〜 5カ国語学んで気づいた日本語と中国語の小さな美しさ

日本の純文学と日本語をこよなく愛している。 20代前半までは、これでもかい!ってくらい海外にも語学にも興味がまったくなかった。そして、日本の古い小説や詩集が大好きで、たくさん、たくさんこれらを読みふけっていた。また、なぜか、昭和と平成初期の素晴らしい邦楽の歌詞をひたすらノートに書き写すという、今から思えば謎の修行をよくしていた。 人生紆余曲折あって、23歳くらいから英語を学び始め、第二言語として問題なくコミュニケーションが取れるようになり、外資系で働き、上司や同僚が外国人に

    • つれづれエッセイ 見る目ないよね

      「見る目ないよね」って言う言葉。 なんの慰めにもならない上に、マウンティングだよね(笑) 「自分は見る目がある」っていう。 でも、それを言う人も 実際は「見る目」なんてもっていないんだよ。 それに人間、痛い目にあわなければ、 人を見る目も、物事の本質の見抜く目も養えないと思う。 男性が女性に「お前は、男を見る目がないなぁ」と言うのは その二人の関係性を妄想したくなったりもするけれど 同性が同性に、ネットなどで他人が他人に言うときは ほぼマウンティングですし それを言うシー

      • つれづれエッセイ 白木蓮

        春になると思い出す記憶がある。 かれこれ、もう20年くらい前のこと。 色々とあって大学を中退し、色々と家族とあり、 さらに当時の彼氏とうまくいかず、仕事も正社員なんて遠い話で、 勤めていた温泉のマッサージ店で、施術中にベッドから落ちて お客さんを怪我をさせてしまい、やめて ビジネスホテルでアルバイトをしていた。 世の中に絶望はしていなかったけど 希望の光が見えていたわけではなく もう具体的な理由は覚えていないんだけど なんだか生きているのがしんどかったことを うっすらと

        • ゆるゆる感想文:ある母の物語 - アンデルセン童話集 2 (岩波少年文庫 大畑末吉訳)

          アンデルセンは、本当に偉大で読み終わった後に考えこんでしまう。 特にこの「ある母の物語」は、何回読んでも、読んだ後に胸は詰まって頭は空っぽに重くなる。大人になって改めて、原文を読むと涙さえ出てくる。 【「ある母の物語」の内容を超要約すると】 死神に病気の子どもを連れ去られた母親が、さんざんたる苦難と痛みを乗り越え、愛する我が子を探して死神の家までやってくる。そして、母親は、我が子の命をどうか助けてほしいと死神に懇願する。 色々あって、死神は2人の子どもの未来を井戸に写し

        つれづれエッセイ 〜 5カ国語学んで気づいた日本語と中国語の小さな美しさ

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        • つれづれエッセイ
          3本
        • ゆる〜い🦦⛵️映画レビュー
          4本
        • ゆる〜い🦦🌴読書感想文
          6本
        • 世界を歩きたい🌏
          1本
        • 小説
          0本

        記事

          ドラマの『白夜行』

          先日、知人たちと話をしていたときに気づいた。自分が恵まれていることに気づけないというのは、ひどく無神経である。いかにも「善人です」という顔をしながら、じゅうぶんに他人を傷つけている可能性がある。 たとえば、世代にもよると思うが、私のようなアラフォー世代以前だと、子どもの頃、親に叱られた際にひっぱたかれたとか、殴られたとかいうのは珍しくない。実際に、周りの友人や、今まで出会った様々な環境の人(地域、育ちの裕福さ、教育環境の違いなど)に聞いても、そういう経験がある人が「私調べ」

          ドラマの『白夜行』

          ゆるっと映画レビュー:セブンイヤーズインチベット

          第二次世界大戦中に行われたナチスドイツのホロコーストという悲劇。その政策を支援していた若き天才登山家のハインリッヒ・ハラーが時代の渦に巻き込まれ、様々な苦難を乗り越えた末にチベットに辿り着く。そこで、超自己中なハラーが、チベット人の素朴なやさしさ、誠実さに触れ成長していく物語。 世界で最も高い場所に位置する国で生きる人々は、一番や頂点を目指すのではなく自我を捨てることを人生の目的とし、厳しい自然と共存し、菩薩の生まれ変わりと信じられているダライ・ラマを尊んで生きている。 ミ

          ゆるっと映画レビュー:セブンイヤーズインチベット

          1ミリのやさしさ

          2020年の春先。ちょうど日本でも新型コロナウイルス感染症の感染拡大をうけて、緊急事態宣言が出されていた頃のこと。私は、仕事の人間関係で難しい状況が続いていたため、ストレスで生まれて初めて頭に円形脱毛ができ、不整脈も出て、不眠症にあえいでた。 その日は、どうしても用事があったため郵便局へ向かったのだが、郵便局に入る直前に、自分がマスクを着け忘れて出てきてしまったことに気づき、慌てて近くのコンビニに立ち寄った。 ストレスが溜まって疲れているときは、こんな些細な「忘れ物」とい

          1ミリのやさしさ

          読書感想文:斜陽(太宰治)~このご時世に読むといいと思う~

          太宰治の作品はもちろんすべて好きなのだけれど、なんか大きな声でいうと「かぶれてる人」と思われそうで敬遠しているところがありました。(ただの自意識過剰😂) ただ、この作品は久しぶりに、ものすごーーーく心が揺さぶられました。 「The 衝撃!!」 魂に響くロックを聞いたときと同じような、魂の何かにつながって強く揺れるみたいな感覚です。 戦後の貴族の没落が描かれる過程で、母子の愛、家族の絆、恋がちりばめられています。真に育ちがよい人って純粋。痛いほど純粋。それは美しいし、優し

          読書感想文:斜陽(太宰治)~このご時世に読むといいと思う~

          読書感想文:アイデアの作り方(ジェームス・W・ヤング)

          アメリカのIT企業に勤めていますが、日々欧米のチームメイトと働いていると感じるのは「アイデア発想力」と「クリエイティビティ」が本当に優れているという点です。本当に発想が自由なのです。 例えば某映画にでてくるキャラクターをみんなで描いてみようというゲームをしたことがありました。日本・シンガボール・インドのアジア勢は映画に出てくるキャラクターをなるべくまねるように描きみんな白黒の絵であったのに対し、アメリカ・ヨーロッパ勢は自分の想像するオリジナルのキャラクターをカラフルに描くと

          読書感想文:アイデアの作り方(ジェームス・W・ヤング)

          川端康成先生が好きすぎて~名言ピックアップ・片腕編~

          純文学小説が大好きですが、好きな作家を聞かれたときに絶対に外さないのが川端康成先生です。 メジャーな「雪国」「伊豆の踊子」はもちろん素晴らしいですが、「眠れる美女」や「片腕」もおすすめです。こちらは晩年の作品で発想がクレイジーすぎます。同じ作家が書いた作品なのか??と思ってしまうくらい。私的に、かなりぶっ飛んでる!のですが、ページをめくる手は止まらない。 ただし、川端先生の全文名キャッチコピー節は健在すぎて、それがなんとも言えない魅力を足しおり、もうなんだかとってもセクシー

          川端康成先生が好きすぎて~名言ピックアップ・片腕編~

          世界ふれあい街歩き🌏から、お気に入りの街を深ぼりした。~ポルトガル・リスボン~

          冒頭のシーンでおじいさんが河原で石を積んでいます。真剣に石を積みながら「これはとってもアートだと思う。」と一言。 こんな子供みたいに楽しみながら、毎日自分のクリエイティビティーを発揮して何かを創造することができたらとても素敵だなと思いました。 そんなポルトガル・リスボンを紹介する回を見て、気になった2点を調べました。 カーネーション革命💐 今から46年前の1974年に、ポルトガルのリスボンでクーデターが起こり40年以上続いた独裁政権が終わりました。この

          世界ふれあい街歩き🌏から、お気に入りの街を深ぼりした。~ポルトガル・リスボン~

          映画感想文🎬レイトオータム

          趣味とヒョンビンを兼ねて、「レイトオータム」を鑑賞しました😆💓 お天気があまりよくないシアトルを舞台に、終始インスタのMoonフィルターな感じの映像が美しかったです。 淡々としてますが、やるせないっぱい。ふとしたことで人生は大きく変わってしまう。 純粋で優しい人、とくべつに悪いことをしているわけではない、いわゆる「普通」の人(普通という言葉は本来嫌いだけど)が、時には愚かな人、軽薄な人、猜疑心の強い人、暴力を前にして、自分の人生を犠牲にしてしまわざるを得ない状況に陥る。

          映画感想文🎬レイトオータム

          リュック・ベッソンNight | ルグランブルー感想(ネタばれ有)

          Le Grand BleuとLeon(2回目)を2本立てで見た。 まず、Le Grand Bleuの感想 フランス語の教科書に出てきて以来、先生に一度は見たほうがいいと言われていたけど2時間弱あるのでなかなか気合が入らなった。 まず、噂通りの期待を裏切らない映像美&すばらしい音楽。 映像は何もかも美しくて、お洒落。 ジョアンナも、ジャックも、エンゾーも美しい。 子ども時代のモノクロの映像にすら、色を感じる。 ジョアンナとジャックの衝撃的な出会いと、純粋で猛烈な恋。 恋オ

          リュック・ベッソンNight | ルグランブルー感想(ネタばれ有)

          3年間で小説1000冊読破チャレンジ:にごりえ by 樋口一葉

          まず心から叫びたい。お初。お初が辛すぎる!つらいよ、お初! 旦那が女で身を滅ぼして、貧困に陥る。 そんな中でも、努めて旦那を思いやり、よい妻、よい母として家族を支えようとしている。なんて忍耐力。 令和の時代に、この忍耐力がある女性はいるかしら。いや不要な忍耐力だと思うけど。 元凶の女性から子どもがお菓子もらって帰ってきて、切れるお初。 そら切れるさ。それに逆切れする夫。そして離縁を言い渡される。涙以上のもろもろを飲み込んで修復しようとするお初。このシーンの描写と言ったら、心

          3年間で小説1000冊読破チャレンジ:にごりえ by 樋口一葉

          読書感想文(ビジネス系)

          日経BP総研 2030展望 ビジネスを変える100のブルーオーシャン コロナウィルスが広がる前に読み始め・読み終えた本だが、ここに書いてあったビジネスの変化や潮流はコロナ騒動のおかげ?で、スピードを加速して進んでいくのだと思う。とくに、地方創生、コミュニティの充実、フレキシブルワークプレイス、トークンエコノミーなどは、3年以内にガラっと世界が変わっているのではないかなぁ。個人的には、幸福マネジメント、エドテックなどが非常に興味がある分野。いずれにせよ、これからの時代に何が起

          読書感想文(ビジネス系)