禍族

私は、去年の6月まで一人暮らしをしていました。
もちろん、それは私自身が望んで選択したこと。また大学生活の途中で実家に帰ってくるという選択をしたのも紛れもなく私です。

ですが、このコロナ禍という状況で精神的に疲弊しています。別に、コロナに罹ったからとか経済的に不利益を被ったとかそういうことではないです。ただSTAY HOMEでずっと家にいた結果、自分の家族と自分自身の価値観が全く違うということが分かったからです。

以前、ノートに記したのですが私は不要な人間関係は容赦なく断捨離していきます。しかし、家族という関係はそれができない。それをこのSTAY HOME期間にまざまざと経験し、自分自身をすり減らしてきたのではないかと思います。

何がストレスかはここでは言うのを控えます。しかし、家族が100%ポジティブな存在かと言われればそうではないと私は言いたいです。

もちろん、感謝はしているし特別仲が悪い訳でもない。ただ合わないんです。一人暮らしと就活を経験した結果、自分の価値観がより強くなり、細かい言動にストレスを感じるようになったのです。

原因が分かったところで、大人の価値観なんてそう変わるものではないし、私自身も妥協すればモヤモヤした気分になります。それでも外に出ていけない中で、私はあと数ヶ月家族と同居しなくてはならないのです。

もうたくさんだ。だから今だけは、家族なんて言葉は合わないから禍族と表記させてください。

多分、離れて暮らした方が大切さが分かるしお互いを思い合えるのだと思います。

でもいつかちゃんと分かり合える日のために、今だけはとことん禍に向き合わなければならない。そうも思います。