番外編 なぜ論語? 孔子って?
孔子は、紀元前552年生まれ(551年説も)中国の魯の生まれ。
約2500年前、歴史で習う、春秋戦国時代ですね。
教育者、哲学者、政治家と紹介されると分かり易そうです。
2500年前というと、ゴータマ・ブッダより前の人です。イエス・キリストより500年前の人ですね。
いまだに、読み継がれるのは、宗教の本と違って、わかりやすかったり、孔子の愚痴みたいなことも書かれているからでしょう。
読んだコトない人は、漢文が難しいとか、難しいコト書いてあるとか、読みもしないで妄想している人は多いですね。「論語」という言葉は知っているけど、読んだことない。実は、私もここ3年くらいです。読み出したのは。学者さんの本を色々読んでここに、最も親しみやすくなるように書いてみようと書き始めました。
読んでいますと、孔子は、偉い哲学者であるのですが、人生で成功したことは少なくて、苦労を繰り返されている。成功とは何かという定義にもよりますが。政治家を目指していましたがほとんどやっていなくて、50歳でやっとできたと思ったら失脚させられているのですね。当時の平均寿命は30-40歳くらい。孔子は長生きで74歳まで生きますが、まあ、なかなか思うように行かなかったようです。
論語は、512の詩が書かれていますが、その第1回目に書かれている詩は、孔子が不遇の時に遠いところから友達が来てくれて嬉しいなあ、というものです。
そして、評価されなくても腐ってはいけない、と独り言のように言っていますね。
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子曰く、学びて時に之を習う。また説ばしからずや。
朋 遠方より来たる有り、また楽しからずや。
人 知らずして慍らず、また君子ならずや。
(学而第一の一)
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現代語訳
先生は、こう言われた。学ぶことを続け、常に復習する。そのようにできるのは、なんと愉快なことではないか。
突然、友人が遠い遠いところから(私を忘れないで)訪ねて来てくれる。懐かしくて心暖かくなるではないか。
世間に、私の能力を見る目がないとしても、耐えて怒らない。それが教養人というものだと。
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人生で苦労して、それでも学び続けて得られた「真理」が論語に書かれているから参考になるんだと思います。
知り合いに言われても、お前に言われたくない、と思っても、論語に書かれていることはなんだか聞いてみようと思えるので、そういうことでも利用して行きましょう。