マガジンのカバー画像

モチベーションを高める理論

7
モチベーションを高める理論のPART 1~7を集めました!良かったら、見てくださいね
運営しているクリエイター

記事一覧

モチベーションを高める理論 Part 7

今回が「モチベーションを高める理論」シリーズのラストになります。 皆さんの周りに「他人の為に頑張れる」人いませんか? 人によっては、頑張るのは自分のためと考え、このような考えが理解できないかもしれません。特に、スポーツの場面ではドユコト?ってなる人もいると思います。 例えば... □FWが点を決める為に、最高のパスを出したい! □ピッチャーが投げやすいリードをしてあげる為に勉強しないと! □毎日お弁当作ってくれるお母さんのために頑張る! 結構、漫画なんかだと見られる光景が

モチベーションを高める理論 Part 6

とうとうきました!自己決定理論! 現代で最も支持されている動機づけ理論かもしれません! 今回はより実践的で、指導者・上級生目線からの動機づけをどうすればいいか悩んでいる方におすすめです。 自己決定理論ってそもそも何?自己決定理論(Deci and Ryan,1985; Ryan and Deci,2002)とは、自分が決めた程度(自己決定)が大きいほど、大きくなり動機づけの質が変化するという考えに基づいています。 この理論によると、人間には3つの基本的欲求があり ・有能感

¥300

モチベーションを高める理論 Part 5

以前、目標に関する動機づけ理論で、「達成目標理論」お話しました。 達成目標理論は、目標観とその目標が行動や感情に影響するという考え方でした。 今回は目標設定理論ですが、前回とは異なる切り口となり大変面白いと思います!今回も具体的な動機づけが高まる目標設定の仕方を示していますので、是非最後までご覧ください! 目標設定理論(Locke,1968)では,意識的な目標は、行動の持続やパフォーマンスに影響すると考えられています。 本人が納得している目標については、曖昧な目標より

モチベーションを高める理論 Part 4

さて、モチベーションを高める理論も半分を切りました。楽しみながら、読んで頂けているでしょうか。 今回は、達成目標理論のお話です! 達成目標理論とは,人は達成場面において自己の有能さを示そうとし,そのため達成目標を設定し, その目標が行動や感情に影響するという考え方である(Nicholls,1984; Dweck,1986; Ames,1992) 。 達成目標は,自我目標と課題目標の 2つに分けられます。自我目標とは、他者との比較において、優位に立つことを重視する目標です

モチベーションを高める理論 Part 3

どーも!こんにちは! 初見の方のためにお伝えします。僕のNOTEは、ちょっとばかし小難しい内容になります。なので、「結局、どうすればええねん!」ってなりそうな人は、つまりまで飛んでください! たまには、だらっとスタートしますw 前回は、テイストを変えて嚙み砕いた表現にしてみました。 どうでしたかね?wコメント頂けたら嬉しいです。 今ならもれなく、返信100%! NOTE書いてる人ならわかると思うんですけど、スキとかコメントってめちゃくちゃ嬉しいんですよ!サポートしてもら

モチベーションを高める理論 Part 2

今回は心理学の分野です。 皆さん、原因帰属理論を知っていますか? Weiner(1972)によると、自分が経験した結果に対して、その原因をどのように考えるかという原因認知のあり方がその後の動機づけを決定すると考えが原因帰属理論といいます。 Weiner(1979)による原因帰属理論は下記の表がわかりやすくなっています。 安定性の次元は期待の変化に影響を与え、統制の位置は感情の変化に影響を与えると考えられているんです。 成功したときには、原因を内的安定要因である自分の

モチベーションを高める理論 Part1

今回は心理学の動機づけの分野についてです! 先にお伝えします。わかりずらかったら、つまり、まで飛んでください! 動機づけとは、簡単に言うとモチベーションです。 しかし、心理学における動機づけとは 行動が生起し、維持され、方向づけられるプロセス全般(鹿毛, 2012) と定義されます。 過去の研究より動機づけを高める方法として、7つの理論が主に提唱されました。 体育・スポーツ分野で実証的研究が多く行われている 7つの理論 1)達成動機づけ(期待×価値理論) 2)原因帰