特別区その10

そろそろこのシリーズも終了ですかね
だいぶ書きたいことは書いてきたかなと思っています
今回も論文試験についてです
試験の制度や注意が必要な点は前回までである程度触れてきましたので、今回はいよいよ論文を書いてみるところです

残念ながらこればっかりはみなさんに頑張ってもらうしかないんですよね
別に自分が今から書いたところで意味ないですし、みなさんが手を動かすしかない。ただいきなり書き出せと言われても結構難しいと思いますのでせめてものアドバイスをしたいと思います


まず特別区の論文試験は1000~1500文字程度という指定があります
ですから最低でも1000字は書かないといけません。私の本番は1100字(明確に数えたわけではないですが、感覚的に)ぐらいで提出したと記憶しています。別に無理に1500ギリギリまで記述する必要はありません
むしろ試験時間が80分ですから、丁寧な字で書いていたりしたら、1500字はちょっと現実的な数字ではないと思います

文章の構成は3~4段落程度にするのがいいと思います
「高齢化」が問題に出たと想定して説明していきます

1段落目は現状の把握と説明です
現在の日本の高齢化率は〇〇%で~ 今後も上昇していき、〇年後には△△%にまでなる みたいな感じに書きだします
その結果Aという問題や、Bという問題が発生することが見込まれると考えられるが、特別区の職員として(←最重要)どのような対応ができるだろうか といった感じにまとめます
大体200から多くても300字ぐらいにまとめましょう。ここが長いと頭でっかちな文章になってしまいます
〇〇%といったようなデータは、事前に知識として最低限持っておくべきものです。いくつか紹介できると効果的です

ですがここで注意をしたいのは、やたらデータばかり並べないことです
確かに書き出しの段落にデータを並べるのは効果的ですが、データは自分の意見ではありません。データを並べすぎると採点者に、あなたの意見はどれ? と思われてしまいます。最初の200文字ぐらいの間に何個か紹介する程度にしましょう

2段落目には上で言う所のAという問題に対する具体的な対策を述べます
また3段落目にはBという問題の対策を書きます
とてもベタな記述をするのであれば、区と各機関がそれぞれ連携して、地域全体で問題に取り組んでいくって形にまとめます
たとえばAが健康問題についてだとすれば、健康寿命を延ばすために区で教室を開催する。その際地域の医療機関と連携していくですとか、Bという問題が高齢者の孤立だとすれば、地域の学校と連携して高齢者が参加しやすいイベントを積極的に開催する。生涯教育の観点からも有効だろう みたいな感じのことを書きます
ありきたりすぎて大丈夫なのかな?と思われるかもしれませんが、普通のことを普通に書ければ大丈夫だと思います。別に誰も思いつかないような斬新なものを書く必要はないのです。
ただし、たとえありきたりなものだとしても、自分の意見や考えをしっかりと述べているようにみえる文章にした方がいいですね
2、3段落目はそれぞれ300~400字ぐらいが目安です
この時点で1000字を既に超えてくる人もいるでしょう。最低限900は超えていてほしいですね。

最終4段落目は全体のまとめの段落です。3段落構成にして、この段落は作らない人もいるかと思いますので別に無理に作らなくても大丈夫です。私は基本4段落にして最後をまとめに使っていました
大抵は今までに触れた部分を簡潔にまとめていたのですが、場合によっては「AとBという問題に触れてきたが、まだまだC、Dという問題もある。今後様々な問題に対応する必要があるだろう」
みたいな感じで終わることもありましたね

いつになるか分かりませんが、自分が用意した論文のサンプルはnoteで公開しようかと思っています

少しでも参考になっていれば幸いです。論文試験がんばりましょう(*•̀ᴗ•́*)و

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