見出し画像

<あな病12>ピアジェの発達理論が大事

スイスの心理学者ジャン・ピアジェは、認知発達に関する重要な理論を提唱しました。彼の理論によれば、認知発達は4つのステージに分けられます。

  1. 感覚運動期(0-2歳): この時期は、身体の感覚や運動を通じて周囲の環境と触れ合い、基本的な認知が形成されます。

  2. 前操作期(2-6歳): このステージでは、言語能力が発達し、シンボリックな思考が始まります。しかし、論理的な思考や客観的な視点はまだ発達していません。

    1. 具体操作期(7-11歳): 論理的な思考が始まり、数学的概念や因果関係に関する理解が深まります。子供は具体的な事例に対して論理的に考える能力を獲得しますが、抽象的な概念に対してはまだ理解が及びません。

    2. 形式操作期(12歳以降): 抽象的な概念や仮説に対する理解が発達し、複雑な問題解決や哲学的思考が可能になります。

ピアジェの発達理論は、認知発達の過程を理解する上で非常に有益です。しかし、個人差や環境の影響も大きく、これらのステージが厳密に固定されているわけではありません。

これらが大人になっても未完了な状態のまま残存していることが、恋愛や境界性パーソナリティ障害や、大人になってから起こる幼児的行動や性癖、好みのタイプと密接に関わっていきます。

ここら辺を恋愛などと切り離して考えてしまうと、大人の精神構造を理解できなくなります。精神の発達過程の理解は超重要で、恋愛=これを大人になってから進める動きです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?