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「宇都宮徹壱WMプレゼンツ「Jリーグオフィシャルライセンス漫画『キング・オブ・エンブレム』今後の展開をみんなで考える会」」レポートvol.1

毎回、サッカー界のニッチなテーマを深掘りする、宇都宮徹壱ウェブマガジン(WM)イベント。8月は「Jリーグオフィシャルライセンス漫画『キング・オブ・エンブレム』今後の展開をみんなで考える会」と題し、発売からちょうど半年を迎えるキンブレの「これまで」と「これから」について語り合いたいと思います。
●メインゲスト
丸山龍也(ワンディエゴ丸出版社代表)
●特別ゲスト
山下修作(Jリーグ パートナー事業部長兼国際部長)
千田純生(漫画家)

ワンディエゴ丸出版社の看板作品、キングオブエンブレムをメインテーマにJリーグ・マスコットの価値についてのトークショーイベントが行われました。

イベント開始前後

弊社からは社長・社員2名・筆者が出席。会場である高円寺スポーツ居酒屋KITEN!さん(画像はHPより)

にて18:00頃設営準備開始!

18:30頃から千田さん→山下さん→宇都宮さんの順に御来場。打ち合わせも終わる頃にはちらほらとマスコットぬいぐるみ持参のお客様が...

そして19:30、イベントキックオフ!


第1部Jリーグにとってのマスコットの価値とは?

マスコットをテーマに、登板したのはJリーグパートナー事業部(兼)国際部部長山下 修作さん。(画像左)宇都宮さんに「Jリーグ内で1番マスコットの価値を理解している」と言わしめるほどの方であるようで...

Jリーグ鳥の会

マスコット絡みのことにほぼ絡む方であり、ハトの日に鳥たちをかき集めたのも山下さんだったとのこと。ちなみに上の画像は動き回るベガッ太を食い止めて引っ張っているシーン。大事な調整役を担ってくれているようです。鳥招集のいきさつについてはかなり面白い話が会場では聞けました。殿下...!

マスコット大集合への道

さて、話は富士ゼロックススーパーカップにて行われるマスコット大集合イベントへ。今でこそ定着しましたが、これも山下さんがいなければ実現しなかったものだったんです!

大集合の起源は2011年2月。前年のJリーグ優勝チームと天皇杯優勝チームがぶつかるゼロックスが盛り上がりにくい(西のクラブだと遠くて人来ない・試合結果でしか面白さが感じられない)ことをうけ、山下さんは色々なスタジアムグルメとともにマスコットを渡航(輸送)させようと考えました。ただ輸送費の関係上、この年のマスコットは一体のみでした。

それが一平くん。

予想外に現れたカエルになんと観客は大喜び。誰しもがガラケーを構えて写真を撮りまくった。たった1体のマスコットが解き放たれただけで、たくさんの笑顔が生まれたのです。だったらもっとたくさん連れてくればもっと盛り上がるのでは?

その考えを受け、翌年2012年から大集合が幕を開けたのです!最初はJ1のマスコットだけだったのも2013年からは全員集合し、当時のAKB人気も受けて総選挙もスタート!「集合写真を順に見ていくだけでもマスコットの価値が急上昇してるのがわかる」と丸山さん。

そして話はキングオブエンブレムに。

マスコットの価値とキングオブエンブレム

ヴィヴィくんです。

あざとい、、、

しかも動きも愛くるしい、、

でもそれだけじゃない。マスコット1番の価値はもう一つ。

クラブにずーっといること。

彼らはどんなに時間がたっても移籍しない(はず)だし引退もしない(整形はある)。

つまり彼らはキャラがすでに立っていて、新しくマンガを作るにはうってつけだった。それもあって当初は別の形のマンガにしようとしていた丸山さんも路線を変更してキングオブエンブレムの作成が始まったようです。

「実名でそうして登場するようなマンガが最近なくてどこかさみしい。」という宇都宮さんの意見にも応えるものなりました。

これからのキンブレ

キングオブエンブレムはJリーグのオフィシャルライセンスマンガ。せっかくなので今後の展開について山下さんにヒントを尋ねてみると、「マスコットそれぞれの性格をもうちょい出せば?」とのこと。1体につき1必殺小ネタつける勢いでやればマスコット好きの人は結構喜びそう、という意見に丸山さんは興味深い回答。

「2巻ではフォーレちゃんのパンツ話を出したりと、最近は知識も蓄積されてきて言えるようにはなってます。でもキンブレには2つの側面があって、1つはマスコット好きな人にささるか。もう1つは子供たちに面白いと思ってもらえるか。マニアックで押しすぎて子供たちがわからなかったらまずい。そのバランスなんです。」

キングオブエンブレムは子供たちが将来、サッカー・Jリーグを好きになってほしいという思いがあって生まれたマンガでもあるということでした。

第2部へ続く!


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