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なぜ息子に英語に親しんで欲しいか|6歳くんとはじめての英語 [序論]

それは、やっぱり地球人として、世界共通語の英語で「やりくりできる力」を持つことは、世界共通の算数と同じように、便利な教養のひとつだという考えが自分の中にあるからだと思う。

だからと言って、私の場合は、子供にネイティブやバイリンガル級の英語力を望んでいるわけではない。目的は、子供の頃から、英語らしい英語を耳にして、片言でも英語を真似してみて、親しむこと。英語で「やるくりできる力」の基盤をつくること。

例えば、道端で、英語で何かを尋ねられたとする。その時に「わかんなーい」と引かないで、それを受け止める勇気と、
「ちょっとわかるかも」
「どうにか、伝えられるかも」
と思えるようになってほしいな、と思う。

二人目の子供を産むまでは仕事大好き人間で、子供に英語を教るようになるとは思ってもいなかった。けれど、子育てを通して学んだことと、自分が外国語を学んだ経験と、海外で生活する中で気が付いたことが絡み合い始めて、もっと「効率のよく、心地よく、無理なく」日本の子供たちに英語を教える方法はないものか、といろいろと考えるようになった。

英語を学ぶ/教える時に、大事だと思うこと

11歳の時、静岡県の田舎からイギリスの田舎に引っ越した。そこで現地校に通い、まっさらな状態から英語を身につける経験ができた。目でよ〜く見て、耳でよ〜く聞き、勘をフル回転させ、少しずつわかるようになり、少しずつ力がついていく。まるで少しづつ降り積もる雪のように。こんな状況でもずいぶんと時間がかかった。言語は、目と耳をよく使いながら、いろんな状況に身を置いて、時間をかけて慣れて、使えるようになり、磨かれていくものだと思う。

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27歳の時、NYに引っ越した。仕事をする中で、同じ英語でも、自分のイギリス英語が通じないことが度々あった。ここはアメリカだから、イギリス英語は聞き慣れず、聞き取りにくいのだろう。そこで気が付いたのが、相手にとって「聞き取りやすい英語で話す」ことが大事だということ。通じるようになってくると、話す機会が増えて、自然と磨きがかかってくる。ネイティブのように話すことができればそれは最高だけど、まずは、通じるように、相手にとって「聞き取りやすい英語」で話す意識が大事だと思う。通じるようになってくると、話す機会が増えて、自然と磨きがかかってくる。

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34歳の時、NYから神奈川県川崎市に引っ越した。上の子は2歳半。その可愛い英語をそのまま育みたいと思ったけれど、ピンとくる英語教室が見つからない。ならば自分でやってみようと、近所の子供達を集めて英語を教え始めてみた。子供に英語を教えたり、3人の育児をする過程で、子供に備わっている言葉を吸収する能力はすごいな、と実感した。耳や目から読み取る力、真似する力、文字に頼らない習得など、英語を学ぶ時も、この子供の力をうまく使わない手はないと思う。

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40歳で、ヨーロッパのフランス語圏に引っ越して来た。3歳・6歳・8歳の子供たちは現地校に通いながら、ゼロの状態からフランス語を身につけ始めて3年が経つ。年齢も性格もそれぞれの子供たちが言葉を学ぶ過程を、もう一度間近に見ることができた。加えて、自分もゼロからフランス語を学ばなければならない状況だ。外国語を学ぶ大変や楽しさを感じながら、効率よく学べる方法、無駄なこと、学びやすい教え方をする先生の特徴、その辺ももう少しよく見えるようになってきた。

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そして幸運にも、川崎で子供たちに英語を教え始めた頃に、個人英語教室を営む3人の仲間ができた。子供に備わった力に目を向けて、泉のように溢れるナイス指導アイディアと愛情を持ち合わせている彼女たち。子供に英語を教える楽しさを分かち合い、子供にとってより効果的なアプローチはないかと、話題はつきない。こうした仲間がいるおかげで、既存の価値観や指導法にとらわれることなく、自分らしく納得のいく指導法を探し続けることができる。noteを通して、こうした輪を広げることができれば、とても嬉しく思う。

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こんな風に「どうすれば、もっとうまく子供に英語を教えられるだろう?」「どうすれば、家でもっと手軽に無理なく英語を取り入れられるだろう?」と、今は遠く離れた国でボチボチ考えている。お家でできる、ちょっとした英語の取り入れ方を、ここにメモしていきたい。

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✳︎画像はpixabayの無料画像&イラストを使用させていただきました。


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