見出し画像

半年ぶりに芝居を観た話

半年ぶりに芝居を観ました。

7月の雨の日に、博品館劇場で上演されたミュージカル『Blue Rain』

カラマーゾフの兄弟を題材にした韓国ミュージカルの日本版が上演され、前々からチケットを取っていたのですが、さてこの最中に上演されるのか!!とドキドキしていたのですが、無事に上演してくださった!

そして半年ぶりに、劇場に足を運んだわけです。

嬉しくて、ドキドキしちゃって、到着予定時間の1時間前に銀座につく私。
そもそも到着予定時間だってめちゃくちゃバッファを取ってるわけです

なのに開場の一時間前に着いちゃった銀座!!

生憎の雨で、あまり人のいない銀座を歩き、ちょっと買い物しようかな?でも買い物しにいって戻る時間を考えると、ちょっと時間が厳しいかな(って悩んでいる間に買い物に行けばいいのに)何だこのそわそわ感!!

これはまるで、初めて帝国劇場にミュージカルを観に行ったそわそわ感に似ている!

思えば、私自身、こどもミュージカルをやっていたものの、実際観劇の沼に足を突っ込んだのは大学生の時。あれから、15年ほど、狂ったように芝居を観てきたわけです。

半年舞台を観ていないなんて、ここ15年なかったんじゃないかな。

宝塚にどっぷりだった時は、東京に来る公演はほとんど観ていたし、そのあともコンスタントにお芝居を観続けていたので、半年って!

でもね、初めて帝国劇場にミュージカルを観に行った日、わたしはソワソワして早めに家を出て、ソワソワしながら有楽町の駅に降り立ったんです。

あの時の

「ああもうどうしよう!これからミュージカル観るんだっ!!!」

っていう、溢れてしまいそうな気持ち。

銀座に、開場一時間前に降り立ってしまった私は、あの時の気持ちがふと蘇ってきたんですよね。

毎回そうなんだけど、舞台観に行くときって、毎回そんな気持ちで向かっているんだけど、改めて、

「舞台が観られる」

その喜びに打ち震えるような一日でした。

劇場、そして舞台上の演出にも感染症対策がされていて素晴らしかった。
舞台が始まった瞬間、泣いちゃった。

そして、楽しすぎてマスクの下でめっちゃニコニコしちゃった。

私はこの瞬間を待っていたんだなって思ったし、「演劇」というものは、肌で感じるものであると、改めて感じました。

『Blue Rain』自体はめちゃくちゃ泣いたけどね!泣けるんだもん。

めちゃくちゃよかった。そのあとやっぱりもう一回観たくて配信も観たし、DVDも注文しました。届いたらおうちで観るもん!

芝居を観ていなかった半年、体力とともに、何か感性みたいなものが、ひとつずつ失われていくようで、なんだか演劇とは全く無縁の仕事をしていても、演劇と共に走り続けていたんだなと感じるんです。

なんかね、やっぱり、芝居を観に行くために、ちゃんと仕事してお金を貯めて、体調を整えて、絶対最高のコンディションで観るからね!!みたいな気持ちになってたんですよね。お洒落していかなきゃ、とか、ちゃんとしなきゃとか、感想沢山書こうとか、戯曲を読もう、とか。

生きていく上でのモチベーションになっていたんだなって、改めて思った半年。

今戯曲を書いています。
沢山行き詰るし、まだまだ勉強しなきゃって思うことが沢山あって、それでも私が大好きな演劇を、形にして、届けられたらいいなと思います!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?