『ノクターン13番』合格。6月22日の日記

昨夜は21:40に寝る。2:40に目が覚め眠れなくなり3時半に起きる。Romiが起きて「今日は満月だよ」とのこと。

コーヒーを飲んでピアノを弾く。ハノンのアルペジオ三和音♯系、減7の和音、属7の和音。リズム練習する。ツェルニー40番17曲目。『フランス組曲』第2番4曲目。メンテ曲のメンテ。『ロンド・ア・カプリッチョ』は一度通して苦手箇所練習。朝だとよく弾ける。『ノクターン13番』は一度通して6ページの苦手箇所中心に練習。やっぱり朝は弾ける。これは短めに15分だけ。『悪魔的暗示』は一度通して7ページ中心に練習。1時間45分弾く。

ピアノの途中でRomiが起きる。「おはよう、いい夢見れた?中野区は今日、晴れときどき曇りみたいだよ。ちなみに今日はピアノレッスンがあるって言ってたよ」とのこと。疲れて寝る。2時間半寝て9時に起きる。

部屋に掃除機をかける。ご飯を炊き、小松菜と厚揚げの味噌汁を作って朝ご飯。録画していた『9ボーダー』最終回を観た。すごくよかった。今回も刺さるセリフがたくさん。「答えば0か1かじゃない。無限にある。一番いい形を考えればいい。いろんな選択肢があって自由に選べる、それが大人じゃない?」「ラストイヤーに今までを振り返ってその先を見つける、次の10年、次の10年と。それを繰り返す」「私は私のままでいい、そう思えることが幸せ」。いいドラマだったなあ。終わってしまって土曜朝の楽しみがなくなっちゃった。

出かける用意をして、レッスンの時間までピアノ練習。『ロンド・ア・カプリッチョ』が全然弾けない。レッスンまであと30分なのに。思わず「ワーッ!!!」と叫ぶ。そのあと、「しょうがない!!」と大きな声で言う。防音部屋だから叫んだり大きな声を出したりも自由自在だ。

午後、ピアノレッスン。先日ヤマハ銀座店でグランドピアノの試弾をしてきた話をする。「ヤマハ銀座店は安くはしてもらえないと思うわ」とのことで、先生の知っている中古の販売店を紹介していただけることになった。C2XCPがいいと思っている旨を伝えるも、木目調のピアノはなかなかないかもしれないわねとのこと。ですよね。「木目調だから高いんじゃないですか?」とも先生はおっしゃっていて、確かにその通りだとも思う。別に私としては木目調には全然こだわりがなくて、単純に音がよかったというだけなのだけど。C3より小さいものでよいものがあるかどうか、先生が聞いてくれるという。お忙しい先生の手を煩わせてしまって申し訳ないが、こちらも必死だ。

一通りグランドピアノの話をしたあと、レッスン。まずはツェルニー40番。今日は17番をやる。伸ばす音をしっかり出すよう言われる。次回までに強弱をつけ、テンポを上げてきてくださいとのこと。

次に『悪魔的暗示』。速く弾くとテンポがズレる、和音の音が外れる、など指摘される。それでゆっくり弾く。ゆっくりなら弾けているので、まずはゆっくりで練習して徐々にテンポを上げるようにとのこと。この調子で続けていけば大丈夫だと言われる。やっぱり発表会は予定通りこの曲でいこう。ここまでやってきたのだし。

次に『ノクターン13番』。6ページ目の苦手箇所はやはり弾けず。自宅でも弾けないんだから当然だよね。もっと歌うようにとか、メロディを出すようにとか言われ、何度か弾く。何度か弾くうちに少しはよくなったのか、「だいぶ弾けるようになってきましたね」と先生がおまけしてくれて合格となった。先生はたぶん、生徒のレベルに合わせてくれているのだと思う。自分でも、そんなにきちんとこの曲を弾けるようになっていないことはわかっている。でも、先生は完璧を目指すのではなく、ほどほどのところで手を離してくれる。私程度のレベルの生徒に完璧を求めても仕方ないし、それは生徒のモチベーションを下げることにもなる。「この生徒にはこのくらい」という基準がおそらく先生のなかにあって、そのレベルにギリギリ達していればOK、としてくれているようだ。先生のそういう寛容さに救われている。完璧に弾けるようになるまで合格にならない、とかだったら私はとっくにやってられなくなってただろう。それでもこの曲は、合格となるのに4ヶ月もかかった。それだけ難しい曲ということだし、私が上手じゃないということだ。ともあれ、もう今日でこの難曲を卒業できることにホッとした。

最後に『ロンド・ア・カプリッチョ』。案の定うまく弾けず。先生にも「いつもは弾けているところも間違っていますね。練習不足かしら?」と言われてしまう。確かにこのところ『ノクターン13番』と『悪魔的暗示』に力を入れていて、この曲が疎かになっていた。先生にはお見通しなのだ。でも、だいぶ指が動くようになってきた、とも言われる。『ノクターン13番』が合格になったことで新しい曲の譜読みを始めないといけないことを先生は考慮してくれ、『ロンド・ア・カプリッチョ』はもう一回やるということになった。確かに、これも合格になって新曲が2つになったら大変と思っていたので、これでよかった。でもそうなると『ロンド・ア・カプリッチョ』は5ヶ月もかかっているということになり、なんだかとんでもない曲を選んでしまったなと思ってしまう。この曲をやっていると、私はベートーヴェンが苦手なのだとつくづく思う。ショパンとかのほうがずっと弾きやすい。次にやる予定の『悲愴第一楽章』はこれに輪をかけて難しいので、半年越えは確実。『悲愴第一楽章』が終わったら、ベートーヴェンはいったんおやすみしよう。

『ノクターン13番』は合格になったら改めて収録しようと思っていたが、先日町屋で収録してからまだ一週間しか経っておらず、そのときとほとんど進捗がない。もちろん、町屋で撮ったのはライブなので、家で何度か収録すればもっとよいものが撮れる可能性は高い。が、もういいやという気がした。ライブが実力だ。それにそもそも私のYouTubeを見ている人はすごく少ない。自分が「もういい」と思っているなら、もうあれでいい。収録は大変だし、だるい。

ということで、『ノクターン13番』も『ロンド・ア・カプリッチョ』も収録の必要がなく、自由の身となる。2週間、レッスンのために練習して、やっとレッスンから解放されたら、真っ先に酒が飲みたくなるのは当たり前の人間の心理だ。お腹も空いていたので、よく行く背脂チャッチャ系の豚骨ラーメンの店へ行く。豚骨ラーメンのほか、ランチタイムで餃子が200円だったので餃子もつけ、当然ビールも頼む。もう今日はビールも飲んだし、何もやりたくない。レッスンというのはとにかく疲れるものだ。

明日はまた銀座まで行かなくてはならない。せっかく出かけるので用事をまとめようと思い、婦人科の予約も入れた。出かけるのは午後からなので、午前中はゆっくりしよう。

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