リカちゃんの死。12月17日の日記

昼過ぎにベッドを出る。気分は悪い。昨日出かけたので、今日は引き籠ることにする。一日外出したら一日引き籠る、みたいなサイクルになってきたな。ご飯を炊き、食事を作る。録画していた『38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記』を観ながら食べる。このドラマ、最初はアラフォーのヒロインがマッチングアプリを使って若いイケメンを次々ゲット、みたいなファンタジーぽい感じだったのだが、前回あたりからアラフォー女性の生きづらさを感じさせるものになってきた。前回は主人公チアキの親友・リカ(町田マリー)が、婚活に疲れ、人生に行き詰まっていく様子が描かれた。そして今回はさらに深刻に。ロミオ君というまたしても若いイケメンとうまくいきそうでウキウキなチアキは、リカからの鳴り続ける電話に気付かない。しかしロミオ君はなんの予告もなく突然姿を消す。落胆するチアキは、生理が遅れていることに気付く・・・。ああもう、避妊してても女は妊娠の危険があるし!男は自由にやれて飽きたらいなくなれるのに!なんで女だけ!こんな目に遭うんだ!!チアキは同年代の友人二人に会う。二人とも結婚している。片方が妊娠したことを告げる。チアキももう一人の友人も、口では「よかったね、おめでとう」と言うのだが、本心から喜んでるわけではなさそうな感じがちょっと怖かった。チアキは、自分も妊娠したかもしれないなんてことは言い出せない。だってその相手はマッチングアプリで出会った正体不明の男。祝福される妊娠ではないから。仲の良い友人同士でも、アラフォーともなると、既婚・未婚、仕事してる・してない、子供がいる・いないとか、いろんな環境の違いが出てきて、悩みも違ってくる。自分の立場と比較したりしてしまって、友達の結婚や妊娠、転職の成功といったおめでたいことを、本心から喜べなくなってしまう。それはとても寂しいことだ。結局チアキは生理がきたのだが、それも喜べない。チアキは妊娠していたらロミオ君と結婚できるかも、みたいに考えていたようだった。放心したチアキはリカに電話をかける。電話に出たのはリカの母親で、リカが先週亡くなったことをチアキに告げるのだった──。

もうね、原作も読んでるし、前回の展開見ても、リカが亡くなるというのはわかっていたんだけど。でも辛かった・・・。チアキが山梨のリカのアパートを訪ねると、部屋のドアには「清掃中」の張り紙が。きっとリカはこの部屋で亡くなったんだ・・・。チアキはリカの会社の人?から話を聞く。自死だったらしいことがわかる。葬式に出ることもできず、気持ちの区切りもつかないまま、とりあえず仕事だけはやる日々を送るチアキ。寂しさから、マッチングアプリで出会って何度か会った男を部屋に入れてしまい、危険な目に遭う。弱ってるときってつい人にすがりたくなって、そのせいで余計にひどい目に遭ったりしてしまう。辛い展開。来週が最終回。「なにがあっても、人生は続く」というチアキの台詞が予告で流れた。アラフォー女性の生きづらさ、さらに親友の死、というのも描いたことで、深みを増している。このドラマ、ほんと脚本がいいな。

ドラマを観終わりワイドショーを見る。東京の感染者は今日、一気に822人まで増加。800人を超えるのは24日ごろと予想されていたのに、一週間早まった。こりゃ年内に1000人超えるか・・・。


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