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定点観測05

海上釣り堀あれこれ

05青物狙い

海上釣り堀の主役はタイと青物[ヒラマサ、ブリ(ワラサ)カンパチ]です。

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特に青物は、大きさも60cm から70cmオーバーのものも入っていて引きも強烈な為、一度は狙いたい釣り物です。
大漁は難しいけどしっかりしっかりターゲットを合わせれば、2本3本は手に入れることができるでしょう。

自分で食べるだけなら一本あれば十分ですが・・・。

青物狙いは、エサに生き餌としてアジなどを使います。生き餌以外は生のイワシ、カツオの切り身、カツオの内蔵、タイを狙っていて釣れてします時は、ムキエビ、シラサエビ、ボケ、などに食ってくることも有ります。

生き餌は釣り堀の近くにある釣具屋さんなどでも買えます。
アジ以外にウグイ、アユ、ニジマス、金魚なども売ってたりします。
川魚は動きが緩いので寒い時、喰いの悪い時に少し買っておいて試してみるのも良いでしょう。

下の図は生き餌を使った泳がせの仕掛けです。

青物泳がせ

タイやその他を狙っていた仕掛けでも代用できますが、ハリスが、2~3号だと切られたり、無理に引けないので、取り込みに時間が掛かり周りに迷惑をかけるので、できるだけ予備の竿の中に青物用の少し太くて強い竿を用意しておいてください。

もしもタイを狙っていて、青物が掛かった時はしょうがないのでゆっくり丁寧にやりとりしながら、周りの方に「ごめんなさーい、タイの仕掛けに掛かってしまって。」などと言い訳しながら釣り上げてください。おそらく周りの方は「がんばれ〜」と言ってくれるでしょう。

青物に勝つために

竿 釣具屋さんに行けば青物用とかの丈夫な竿を売ってます。ウキ釣りならばそれほど長さは関係ないので、4m以上の竿は重いのであまり使いません。ちなみに僕は今まで船釣りで使っていた3.3mのムーチングロッド(6:4調子)を使っています。最近の船竿は細くて丈夫竿で軽い。大物がかかったら竿全体で受け止めてくれるので青物の強い引きでも比較的早く上げられるので重宝しています。

リール PEラインなら3号 ナイロン系なら5~8(10)号が100m以上負ければ良いでしょう。*ドラグが微調整できる中級クラス以上のものが良いと思います。ドラグが効かないリールだと、不意に来る強烈な引きでハリスを切られてしまいます。

*ドラグ」とは、魚の強い引きに対して、スプールからラインが一時的に滑るように出て、ラインや仕掛けを魚の引きで切られないようにするためのリールの機能です。 太いラインを使えば切れにくくはなりますが、エサやジグをより「自然な形」で演出するには、抵抗の大きいラインを少しでも細くするのが理想的。(Google)

ウキ 生き餌を使う時オモリが軽いと餌が仕掛けを引っ張り回して、浮いてきたり周りの方の仕掛けにからまったり、大迷惑になります。それを防ぐ為には5号ぐらいのオモリを使ってください。ハリスもあまり長くとると意味ないので、50cm ~1mぐらいまでにしておきましょう。ウキはこのオモリに合わせたウキを用意してください。感度はあまり気にしなくて大丈夫です。食えば大きなウキがズボーっと沈んでいきます。

ハリスと針 ハリスは70cmオーバーのヒラマサぐらいまでならフロロカーボンの5号で充分です。冬場 釣り堀によっては、メガブリと言って1m近いブリを入れているところがありますが、これを狙ってる人は10号とか12号のハリスを使っているようです。まだ掛かった事がないのでわかりませんが。
は13号のマダイ針 魚の口は思ったよりずっと大きいのでエサに合わせて決めればいいと思います。

釣り方

基本ウキ釣りです脈釣りでもやった事はありますが、成果が出てないので、ウキ釣りを説明していきます。

生き餌以外の餌を使うときは、タイ狙いとあまり変わりません。しかし青物はタイの棚より上で食ってくることが多いので、タイなどを狙っていた時より3~4m上。時々上から見えるところを泳いでいますが、見える魚はあまり食ってこないので、そんな時はその少し下、エサが見えなくなるぐらいに合わせるのも良いと思います。

生き餌アジの場合針は鼻のところや背鰭の前に打ちます。(頭に打ったら死にます。)しっかりかけて針先は出しておいてください。アジは泳ぐ力が強いので、オモリである程度動きを制御しながら、アタリを待ちます。エサが勝手に動いてくれるので、手前に寄りすぎたり人のウキに近づきすぎた時は打ち直しますが、あとは比較的待ちの釣りをしていても大丈夫です。

手前に寄ってきた時は要注意!。元気な生き餌は網を潜って外に逃げようとします。潜られたら針が網にかかってお終いです。

前アタリ 食い気のある青物が餌のアジに近寄ってくるとアジが逃げようとしてウキが震えたり少し沈んですぐ浮いたりを繰り返したり何か違う反応をし出します。まだ合わせないでください。ここで竿を置いていたらそっと手持ちに変えて、ゆっくりリールを巻いてウキと竿までの糸の弛みを減らします。(ウキを引っ張らないように)そうしてるうちに青物が餌に食いつくとウキがスーッと沈み始めます1・2・3これぐらい待ってウキの沈み方が安定して沈んでいたら思い切りアワセます。早合せすると魚が餌を咥えているだけで針掛しなかったり、逆に遅くて魚に引っ張られてるのでアワセを忘れると、エサが喉の奥に引っかかってるだけで、やりとりの途中で吐き出してしまうことがあります。ちゃんと食わせてちゃんとアワセるこのアワセを利かすために竿先はある程度硬く丈夫なものが必要なのです。

取り込み 青物との戦いは掛けただけでは終わりません。この後強烈な引きが待ってます。ドラグが緩すぎるとシューと走って釣り堀内を上に下に駆け回ります。水深10数mなのに糸は20m以上出てしまうことも。周りの方は大迷惑。生き餌ならほぼ青物。その他の餌でも走り出したら「青でーす」と周りに声をかけましょう。分かってる人は、竿をあげて待ってます。わからん人は貴方の青物に仕掛けが絡まってて悲しい思いをすることでしょう。ドラグを固く絞めてしまった時ある程度は竿の弾力で耐えながら、寄せてくる事は可能です。でもその姿が水面に出た時。タモ(魚を掬う網)を見た時魚は最後の抵抗で急に反転して走り出します。竿の弾力が力を抑えられなくなり、プツン!ハリスぎれ、針はずれです。このハリス切れの少し手前で糸が出てくれるようにドラグ調整は必ずしておいてください。
このやりとりを交わせば魚も弱って来ます。青物は螺旋を描くようにぐるぐる回りながら近寄ってきます。手前に来るところにタモを入れておけば、勝手に頭からタモにおさまることでしょう。決して尻尾から掬ったり魚を追っかけるような掬い方しないでください。魚が逃げて、目の前で針ハズレ「さよーなら」になりかねませんよ。

210131辨屋ヒラ

青物狙いは普段なら船で沖に出ないと出会えないような大物と近場で戦える釣りなので無事上げられた時の興奮は、いい思い出になります。海上釣り堀に行ったらぜひ挑戦してみてください。



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