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定点観測03

海上釣り堀あれこれ

03さあ始まりです!!

釣り堀のスタートはチャンスタイムです。一晩お腹を空かせた魚達が口を開けて待ってます。

一投目に気合を入れて スタートの合図とともに、仕掛けを入れましょう。

棚(魚の釣れる深さ)は受付の時に聞いておきましょう。8~10mとかだいたいの目安を教えてくれます。

朝は魚浮いていることもあるので、聞いた棚の1mぐらい上から狙ってみるほうが、良いと思います。

隣の方に迷惑にならない範囲で、手前から中央部、左右、棚(深さ)もまめに変えて10分以内に最初のアタリを出しましょう。

アタリが出たところが今の棚、今のポイントです。1回目で針掛しなくても、同じ棚、同じ場所に入れれば、必ずまたアタリがあり1匹目を釣る事ができます。先づ最初の1匹を釣り上げて下さい。ここで上げられたらかなり心に余裕ができます。2匹、3匹と連チャンしていくことも夢ではありません。

いいバラし方と悪いバラし方

バラスとは、針にかかった魚をあげてくる途中に逃してしまう事です。

魚が掛かったとしても完全に釣り上げるまでは、釣ったと言えません。

魚も必死です。(本当の必死ですから)魚に軍配が上がることもしばしばあります。でも逃げられるにしてもいいバラしかと、悪いバラし方があるのです。

ーいいバラシー

アタリが出ます。簡単に説明するとウキ釣りならウキが沈み、脈釣りなら竿先が引き込まれます。ここだけでも色々あるので詳しくは後ほどです。

アワセを入れます。ー竿を立てて魚を針が掛かりする動作です。ー

この時うまく針掛せずすっぽ抜けた。
針にかかる前に魚が餌を吐き出したり、ちゃんと食い込む前 餌を突いてるときに合わせを入れてしまった場合に起こります。これはいいバラシです。気にしないでください。

同じところにエサを付け替えて入れてみて下さい。きっとまたアタリがでます。次は落ち着いて釣りましょう。

ー悪いバラシー

針掛したのち魚とやり取りしている時、上げて来る途中で針が外れてばらした。ハリス(針の結んである糸)が切れた。針がほどけた。これは悪いバラシです。これを3回4回続けると魚が散ってしまいもうアタリが出なくなります。開始直後でもボウズ(1匹も釣れずに終わること)の風が吹き始めます。

なぜこれが悪いバラシなのか?

経験から考察します。

青物(カンパチ、ヒラマサ)が釣れた時仲間が釣れた魚を追いかけて来るところをよく見ます。釣りの番組で船からルアーで釣ってる時「あ!追って来た、追って来た!」などと言う場面を見た方もいると思います。タイなどでは海面まで追ってくるところは見たことはありませんが、群れでいる時、仲間が違う行動(この場合針にかかって急に上に上がっていく)を見ているのだと思います。ここで釣り上げられてしまった時。残された魚達はきっと思っているんです。「くそ!あいつ抜け駆けして美味いもん食ってどっか行ったな」とこう言う勘違いが広がった時。落ちてくる餌に我先に飛びつく状態が生まれます。これ入れ食いと呼びます。これにハマってほぼ1日中アタリが途絶えず、いつもなら1回の釣行でタイ5~6枚よくて10枚のところ、20枚釣ったことがありました。

200527日向釣果


逆に悪いバラシを連続すると。何が起こるのか?想像してみて下さい。

針にかかり途中まで逃げようと必死にもがいた魚がハリから逃れ、また底の方へ帰って行っているのです。タイは釣り上げられた時綺麗なピンクの魚体にマリンブルーの斑点を纏っています。魚によっては縞模様がくっきりしたり、青物と言われる魚は綺麗なブルーを発色します。これ断末魔の輝きなんです。海の底でのんびりしてる時は、もっと地味な色をしています。

こんな死ぬ思いをした魚が帰って行ったら、それも次か次へ戻ってきたら。食欲なんてぶっ飛びますよね。

今まで口を開けて餌が降って来るのを待ってた魚達は、「やばいよ、やばいよ」「なんか怖い事が起こってるよ」と感じている事でしょう。

今までエサを落とせばあったアタリがピタリと止まります。同じところに繰り返しエサを入れても何の反応もなくなります。これが悪いバラシの結果です。

これで朝のチャンスタイムを1匹も釣れずに逃したことがたびたびありました。

じゃあどうする?

いよいよ沼の入り口に一歩踏み入れました。
さあこれから釣り堀の釣りを通して一緒に釣りを考えることを楽しみましょう。

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