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留学会社が人材育成をしない理由

今日は、特別企画でCEOのちょこっとブログ#1

弊社Te Amoルーマニア医科大学事務局🇷🇴が理念として掲げている“人材育成”について少しお話ししていきたいと思います。

人材育成。聞こえはいいが、それを行う留学会社はおそらく弊社以外には存在しません。それはどういう事か。
一般的に、留学事務局は面倒な書類手続きや現地の手続きなどを全て生徒の代わりに代行しています。

そして生徒は楽に事を終えます。しかし、これは実は生徒自身の成長に支障をきたしているのも事実です。
人の成長というのは、自身で考え、行動し、時には辛い思いもしていく中で、社会性が身につき自身で物事を解決する力が身につくものです。

しかし、多くの医学部留学事務局はそれに携わる事はなく、生徒自身に経験させる事なく、代わりに行います。

本来、海外医学部留学は通常の語学留学と違い比較的難しいです。ただ、勉強をすれば良いというわけでもなく、社会経験を通して自身で乗り越えていく力が必要なのです。

先程、お話した様に殆どの学生はその力を身につける事がないのです。それは在学中だけではなく将来にも大きく関わっていきます。

なら、なぜ他の留学事務局は人材育成を行わないのか。
それは、人材育成というのは事務局側に莫大な労力と時間がかかり、経営目線で考えるとメリットがあまりないのです。むしろデメリットが目立つでしょう。

例えば、VISAの申請をスタッフが代わりに行えば、10分程度で終わる事を学生自身にやって貰うと、説明していたとしても1ヶ月掛かる事もあるのです。その間、スタッフは常に学生の状況を見守る必要もあるのです。

また、生徒自身に考えさせる、行動させるというのは
答えを全て教えないというところから始まります。しかし、学生側はうまくいかない事が起こると、面倒から逃げたり、事務局がサポートをちゃんとしない。といった様なネガティブな意見が出るのです。
うまく行かなかったら、どうすればうまくいくか考えていくのが成長というものですが、学生には理解し難いのです。中学、高校で先生の文句を言っていたが、社会人になって先生が言っていた事が理解できる様になるのと一緒です。

結論から言うと、学生は人材育成の為に大人がする事を簡単に理解はできないのです。ただ、決して学生に非があるわけではなく、これが人材育成というものなのです。

ここまで話すと理解していただけると思いますが、人材育成が如何に難しく、労力がかかるものなのか。
事務局の手続き代行、何でもやってくれる。というのがいい事に見えて、実はそれが1番楽なのです。そしてそれは学生にとっても楽ができます。
しかし、親御さん世代の方がこの記事を読んで頂ければ理解して頂けると思いますが、楽ばかりをしても何も得られないのです。一時的な精神的、肉体的な“楽”があるかも知れませんが、楽をした分、将来苦労は増えるのです。

育成者は、どの仕事よりも大変なのです。それでもあえてTe Amo は“人材育成” を理念に掲げ、日々学生の成長に尽力しています。

綺麗事かも知れませんが、若い世代の子供たちが将来を担っていける様に、そしてその子達がまた新しい世代に教えていける様に。

自分が多くの人々に成長させて貰ったからこそ、子供たちの成長に尽くしていきたいのです。

少し長くなりましたが、特別企画という事で
経営者目線から少しお話しさせて頂きました。御子息で海外の医学部に興味がある方がいましたら、何かの参考になればと思います。

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