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「推し」を作る「推し事」

〜私のBLと、エンヴィガブリエラのTakassy(ママ)について、その2〜


「推し」について


年齢的に、「推し」という言葉にあまり馴染みのない私。ファン、と言う呼び名しかなかった青春時代を過ごしているからか、「推し活」「推し事」と聞いた時には、うまく言葉を掛け合わせたもんだと感心して、自分には関係ないと思っていました。

それがここ最近、私のやりたいことは誰かの「推し」を作ることなのではないか、いやむしろ、自分が全力で推せる「推し」なら、他の誰かも「推し」たくなるはずだ、ということに気づきました(今更)。

推し推し言い過ぎてわかりづらいですね。私がBLを書き始めたきっかけは以前書いた記事の通りですが、

きっかけの一つとして、二次創作から入った、という経緯があります。それは、既存のキャラクターを使わせていただいて、自分の好きに恋愛させるということが楽しかったからです。

しかしそのうちに限界を感じるようになるわけです。「このキャラクターはこんなことしない」「こんな状況になっても、こんな対応はしない」と、ファンならではの壁にぶつかってしまったのです。

そこで、はたと気づきました。

既存のキャラクターは確かに好きだけれど、これ以上は思いつかないぞ。そもそも、このキャラクターたちが好きで始めたわけだけど、だったら自分がハマれるキャラクターを自分で作ったら良くない?と。

二次創作ですから、キャラクターのファンの方々はたくさんいらっしゃって、皆さんが自分の思うように書いていらっしゃる。それはとどのつまり、作品とその中のキャラクターにハマっているわけだから、そのベースになる作品、キャラクターを作れたら、なんて楽しいんだろう!と浅はかにも思ったわけです。

BL小説を書きたい!という裏には、誰かが二次創作したくなっちゃうようなキャラクターを作りたい!という気持ちがあった、ということだったのです。要するに、「推し」を作りたかったということです。


エンヴィガブリエラのTakassy


そんな私の今の「推し」は、完全にエンガブのTakassy(敬称略)です。全てが好きの塊です。以前の記事にもあるように、同じくBLが好きであることと、かつ何と、最初に好きになったアーティストが中森明菜(敬称略)だったことまで一緒!・・・だからどうした、という声が聞こえます。ファンというものは、そんな偶然の一致がなによりも幸せなのは言うまでもありません。

エンガブのYouTubeチャンネルを見ていると、TakassyがタイBLの解説をしている回がありました。その中であるBL作品の原作者さんが、好きな楽曲があり、その曲ありきで作品を作った、という話をしているのを見て・・・・・・

その気持ちわかるううううううう

とひとり雄叫びをあげました。前回載せたこちらの曲↓



やっぱりこの世界観!絶対いつかこれ、小説に書き起こす!好きすぎてめちゃくちゃ書き直しする予感がするけれども・・・

まだなーんにも結果が出ていなくても、こうしてnoteで意思表明することで、少なくとも私の夢、紙の本を出す、Takassyに届くようなものを書く、に一歩近づくはず!それにはとにかく書け、いいから書けと自分に言い聞かせる日々です。

そして自分の夢に向かって書いた作品のキャラクターたちが誰かの目に留まり、まるで実在するかのようにハマってくれたりするのを、この目で見てみたいし感じたい。もちろんエブリスタの読者さまには、ありがたいことにたくさんハマっていただいています。そこからさらに、たくさんの人々に読んでもらえるようになりたいし、やっぱり紙の本!本屋に並ぶ自分の本の表紙を、むふふと笑いながら見下ろしたいものです。

表紙と言えば。

エブリスタ、Fujyossyで作品を投稿していますが、表紙と挿絵を描いていただいている大好きなイラストレーターさんがいます。高嶌ヒロさんです。

そしてこちらはエブリスタに掲載中の「月下香」という作品に描いていただいた表紙です。向かって右が三澤晃史(みさわあきふみ)、左が橋口 柾(はしぐちまさき)というキャラクターです。私の頭の中を見事に具現化してくださり、本当に幸せです。↓

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読者さんに主要キャラの二人の姿を見て頂けることは、まさに私の切実な望みでした。先日完結までnoteにあげた「あなたに私は絡みつく」の表紙と挿絵もお願いしているところです。

「推し」たいと思うものを作ること、私にとってはそれが「推し事」だなあと感じます。本来の意味から多少外れても、それが書く原動力になるならそれでいいと私は思っています。










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