第９回勝手にロマンス大賞：結果発表

第９回勝手にロマンス大賞にご投票いただいたロマンスファンの皆様、ご協賛いただいたレーベル様、誠にありがとうございました。結果を発表いたします。
今年も選りすぐりのロマンスが集まりました。皆様の読書のご参考にお役立ていただければ幸いです。
また、受賞された作品に関わった方々へ。この度の受賞、誠におめでとうございます。素晴らしいロマンスを世に出していただきありがとうございました。

第９回勝手にロマンス大賞についてはこちらの記事をご覧ください。https://note.com/romancehills/n/n9337a4e16016

第９回勝手にロマンス大賞　大賞受賞作

『赤と白とロイヤルブルー』 ケイシー・マクイストン　林 啓恵訳

【あらすじ】
2019年 goodreads ベスト・ロマンス賞第1位
真実の愛は、ときに奪い取るもの――アメリカ大統領の息子と英国の王子が恋に落ちたなら……
王子との恋を描く全米ベストセラー!

アメリカ初の女性大統領の長男アレックスは、英国のフィリップ王子のロイヤル・ウエディングへの参列を前に憂鬱だった。
フィリップの弟ヘンリーとアレックスは、女性誌に載る回数を競うライバル同士だと言われるが、いつも冷淡なヘンリーがアレックスは苦手だ。
その夜の晩餐会でも、冷ややかな態度をとる王子の肩に思わず手をかけた次の瞬間、一緒にウエディング・ケーキの上に倒れ込んでしまった。
米英戦争勃発かと世間は大騒ぎになり、二人は全世界に向けて仲のよさをアピールすることになるが……
原題: Red, White & Royal Blue

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『赤と白とロイヤルブルー 』について、レーベル様からメッセージをいただきました！

【二見文庫　編集部様より】
第一位を受賞させていただき、本当にありがとうございます！
光栄です。本作は男性同士のロマンスでありながら、2019年のgoodreads年間ベスト・ロマンス賞にて第一位となり、アメリカにおけるロマンス小説の変化に驚かれた読者のかたも多かったのではないかと想像します。それは弊社でも同様で、最初に本作を翻訳出版したいと上司に持ちかけたときの反応は今でも忘れません（笑）。日本でもBL小説は既に多くのファンを獲得していますが、いわゆる「ロマンス小説」との間には垣根がありました。本作は、その垣根を壊したという意味においても、ロマンス小説史に残る画期的な作品だと思います。また、「明日への希望を抱かせてくれる作品」という感想を多くいただき、本作の刊行が読者のかたの励みになったのであれば、とても嬉しいです。今後とも、良い作品を刊行してまいりますので、応援をどうぞよろしくお願いいたします。

翻訳ロマンス小説

ヒストリカル部門（歴史）

1位　『カサンドラを探して』　リサ・クレイパス　緒川久美子訳

【あらすじ】
双子の姉妹が結婚して感傷的になっていたカサンドラに、トム・セヴェリンがひとめぼれして求婚した。トムは新興富裕層の経営者だが、カサンドラの一族とは因縁があり、彼女はとまどう。切れ者で裕福だが傲慢なトムは、カサンドラへの恋心によって変わるのか?待望の《レイヴネル家》シリーズ第六弾。

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2位　『嘘の口づけを真実に』　ミーア・ヴィンシー　高里ひろ訳
3位　『危険な愛にほだされて』　エリザベス・ホイト　岸川由美訳
4位　『愛を知らない君へ』　メアリ・バログ　山本やよい訳
5位　『公爵家の建築家は逃げだした令嬢』　シリア・ジェイムズ　旦紀子訳　

コンテンポラリー部門（現代）　

１位　『完璧な恋に魂を捧げて』　ミア・シェリダン　 高里ひろ訳

【あらすじ】
ケンタッキー州の炭鉱町デンヴィルで貧しい生活を送る女子高生テンリー
石炭会社の奨学金で大学に進学することを夢見る彼女だが、数年前の炭鉱事故で父と兄を亡くした、同じ高校に通うカイランドも奨学金を目指していることを知る。互いに夢を語り、相手の孤独を癒していくなかで、深く惹かれあっていくふたり。しかし選ばれる奨学生は、ひとりだけだった。抑えきれない気持ちをもてあますなか、旅立ちの日が近づき……。
大好評『世界で一番美しい声』のミア・シェリダンが贈る、無垢で切ない純愛ラブロマンス!

2位　『恋が始まるウィークエンド』　ジュリー・ジェームズ　屋代やよい訳
3位　『欺きの仮面』　サンドラ・ブラウン　林 啓恵訳
4位　『夢見る恋は旅路の果てに』 　アビゲイル・ストローム　松尾卯月訳
5位　『夜明けまで離さない』　シャノン・マッケナ　寺下朋子訳

１位の『完璧な恋に魂を捧げて 』について、レーベル様からメッセージをいただきました！

【扶桑社ロマンス　編集担当者様より】
ミア・シェリダンの『完璧な恋に魂を捧げて』に投票してくださった読者さま、どうもありがとうございます。
本作品は、大好評だった同＜サインズ・オブ・ラヴ＞シリーズの『世界で一番美しい声』発売から４年、満を持しての刊行となりました。
弊社の事情で出版がむずかしい状況だったのですが、高里ひろ先生、前ロマンス担当、当時の編集長、そしてなんといっても熱烈な声を届けてくださった読者の皆さまのおかげで、このような素晴らしい愛の物語を世に出すことができてありがたいかぎりです。まさに本作品のように、純粋な想いが幸せな結末をもたらしてくれました。
今後とも高里ひろ先生の翻訳作品や扶桑社ロマンスをよろしくお願いいたします！

【翻訳者・高里ひろ先生より】
『完璧な恋に魂を捧げて』を手にとってくださった読者のみなさま、ありがとうございます！　過酷な境遇に生きる若いふたりの切ない純愛を描いた本作品を選んでいただいたこと、訳者として、また作者のファンとして、とてもうれしく思います。ミア・シェリダンの文章はシンプルで美しく、独特の澄んだ空気感があり、その魅力をお伝えするようにつとめました。
ご紹介したいすてきな作品がまだまだたくさんありますので、これからもミア・シェリダンと扶桑社ロマンスの応援をよろしくお願いします！

パラノーマル、FT、YA部門

１位　『翠玉のトワイライト』　イローナ アンドルーズ　仁嶋いずる訳

【あらすじ】
すべてが夜に染まっても、あなたとなら怖くない。
見捨てられた街の殺人事件が、パンドラの箱をひらく――
読者が選ぶ「勝手にロマンス大賞」受賞のシリーズ最新作!

小さな探偵事務所を営むカタリーナのもとに、荒廃した沼で起きた殺人の調査依頼が舞い込んだ。だが現地で再会したのは思いもよらぬ人物――富豪のイタリア貴族にして無慈悲な暗殺者、そして彼女の心を奪ったまま半年前に姿を消したアレッサンドロだった。
カタリーナは傷心を隠し、彼とともに事件の真相を追うが、アレッサンドロの知られざる過去と危険な魅力にいやおうなく引き寄せられ……。

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2位　『蠱惑の堕天使』　J・R・ウォード 　氷川由子訳
3位　『冷酷なプリンス』 　ホリー・ブラック　久我美緒訳
4位　『ミッドナイト・サン トワイライト エドワードの物語 』上 　ステファニー・メイヤー 　小原亜美訳
5位　『闇の魔法学校 (死のエデュケーション)』　ナオミ ノヴィク　井上里訳

１位の『翠玉のトワイライト』について、レーベル様からメッセージをいただきました！

【mirabooks編集部様より】
前作『蒼玉のセイレーン』に続き、続編の『翠玉のトワイライト』へご投票いただきましたみなさま、ありがとうございます！　本シリーズ作品が多くの方々に愛していただけていること、大変嬉しく、感動しております。
『蒼玉のセイレーン』でプレイボーイなイタリアセレブ、アレッサンドロと恋に落ちたカタリーナですが、ふたりの関係がなかなか進展せずやきもきした方も多かったのではないでしょうか。ところが今作では、謎のベールに包まれていたヒーロー、アレッサンドロの魅力が開花し、二人の関係も一歩前進。風の噂ではどうやらアレッサンドロ推しが増えたとかなんとか……。
そんな胸がきゅんとするロマンスも然る事ながら、二人がともに挑む壮大な事件や、明らかになる謎など、次から次へと怒濤の展開を見せるストーリーは今作も顕在。
そして、いよいよクライマックスを迎える第3弾の発売は近々お知らせできますよう鋭意制作中です。引き続き応援よろしくお願いいたします！

総合部門（M/M、その他ジャンル）

１位　『赤と白とロイヤルブルー 』　ケイシー・マクイストン　林 啓恵訳

2位　『ボーイフレンド演じます』 　アレクシス・ホール　 金井真弓訳
3位　『サイモン・フェキシマルの秘密事件簿』　KJ・チャールズ 　鶯谷祐実訳
4位　『モニュメンツメン・マーダーズ』　ジョシュ・ラニヨン  冬斗亜紀訳
5位　『完璧すぎる結婚』 グリア・ヘンドリックス 　サラ・ペッカネン　風早 柊佐 (翻訳)

女性向けライトノベル

ティーンズラブ：乙女系部門（ヒストリカル風、ファンタジー）　

１位　『ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける』 クレイン (著), ウエハラ 蜂 (イラスト)

【あらすじ】
「まずは体から籠絡したいので、やはり気持ち良くなっていただかないと」目が覚めたら可愛い愛弟子が悪いオトナ成長!! 求愛されて身も心もとろとろに!? 切なほのぼの物語
スパダリ愛弟子×お人好し魔女
国家魔術師のララは弟子であるアリステアを守るためドラゴンに立ち向かい、死を避けるため魔法で石像になってしまった。二十年後、無事に目覚めた彼女は、傲岸だったアリステアが自分より年上で皆に慕われる領主となっているのを見て驚愕する。ララに再会して感激しながらも猛然と求愛を始めるアリステア。
「あなたはもう私のものです。絶対に逃しはしませんよ」
愛弟子の二十年越しの執着と情愛を浴びて息も絶え絶えのララは!?

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2位　『とりあえず、ヤりましょう』　道端家杜 (著), さばるどろ (イラスト)
3位　『伯爵令嬢は犬猿の仲のエリート騎士と強制的につがいにさせられる』　茜 たま (著), 鈴宮 ユニコ (イラスト)
4位　『親愛なるあなたへ 孤独な軍人皇帝は清らかな花嫁に恋まどう』　泉野 ジュール (著), サマミヤアカザ (イラスト)
5位　『氷の瞳を溶かすのは　～冷酷騎士とおざなりの婚約者～』　水上涼子 (著), 天路ゆうつづ (イラスト)

ティーンズラブ：大人系部門（現代）　

１位　『女嫌いな強面社長と期間限定婚始めました』　天ヶ森 雀 (著), 逆月 酒乱 (イラスト)

【あらすじ】
ゼネコンで働く葵は、会社の役員たちに呼び出され、社長・健介との結婚を打診される。やり手だが女性が大の苦手で、仏頂面がスタンダードな健介は、それが原因で取引先の会長を激怒させ結婚するまでは取引しないと言われてしまう。そのため、男勝りで健介と唯一話ができる葵に白羽の矢が立ったのだ。社運を託された葵は、1年間の期間限定で健介と偽装結婚を受け入れるが......。

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2位　『溺愛蜜儀~神様にお仕えする巫女ですが、欲情した氏子総代と秘密の儀式をいたします! 』 月乃 ひかり (著), 黒田 うらら (イラスト)
3位　『吸血鬼の淫執愛』  臣 桜 (著), 幸村 佳苗 (イラスト)
4位　『私をさらって、死ぬまで愛して』 緒莉 (著), サマミヤアカザ (イラスト)
5位　『傲慢御曹司は愛の奴隷』 月城 うさぎ (著), 芦原 モカ (イラスト)

『女嫌いな強面社長と期間限定婚始めました』について、レーベル様よりメッセージをいただきました。

【蜜夢文庫　編集担当者様】
本作にご投票いただきました皆様、本当にありがとうございました。
「ヒーローが建築系の会社の社長、ヒロインはそこで働く理系の女子、というお話はどうでしょう」。著者様からそう聞いた時から「おもしろそう」と楽しみにしていたのですが、期待以上に爽快な作品となりました。ヒロインは理系というよりは、建物や建築現場が好きな“建設女子”。男前なキャラクターを支持してくださる方が多く（ヒーローより人気かも）、頂戴したファンレターのコメントの熱さに胸が震えました。こんなに愛される作品を世に出せたことがとても光栄です。これからも皆様の心に残る作品を刊行して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

総合部門（少女向け、ティーンズラブ以外）　

１位　『薬の魔物の解雇理由』　桜瀬彩香 (著), アズ (イラスト)

【あらすじ】
人と人ならざる者達が共に暮らすウィーム領。雪深く魔術の潤沢なその地に迷い込んだ少女・ネアは託宣を受けた——命を削り契約した魔物から恩恵を得る才職「歌乞い」として。静かに暮らしたいネアは、低位の相手を求めて唱歌の儀式を行う。だが、夜の森より現れたのは、美しい魔物の王・ディノだった！ 「君の願いは全て叶えよう——どんな残酷なことも」 とても手に負えない彼を「薬の魔物」と偽り、ネアは転職活動を始めるが、結んだ契約は解消できない。おまけに、目の前の万象を司る王から「君に叱られるの大好き」とやけに懐かれてしまい......？　祝祭美食な日常の中、時に切なく、時に大惨事（？）が紡がれる異類婚姻ファンタジー！

Amaozn

2位　『長い夜の国と最後の舞踏会 1 ~ひとりぼっちの公爵令嬢と真夜中の精霊』 桜瀬彩香 (著), 鈴ノ助 (イラスト)
3位　『記憶喪失の侯爵様に溺愛されています 4 これは偽りの幸福ですか?』 　春志乃 (著), 一花 夜 (イラスト)
4位　『役立たず聖女と呪われた聖騎士 《思い出づくりで告白したら求婚&溺愛されました》』　柊 一葉 (著), ぽぽるちゃ (イラスト)
５位　『成金商家物語 ~ツンデレおじさんは美人な年下女性をイヤイヤ娶る~』 江本 マシメサ (著), 榎本 (イラスト)

番外編

女性向けコミックス部門

１位　『昨今のシンデレラは靴を落とさない。』 1巻 　式部 玲 (著), 小山内 慧夢 (著), 芦原 モカ (著)

【あらすじ】
舞踏会の真っ最中、婚約破棄を言い渡されたフレデリカ・キャストレイ子爵令嬢。婚約破棄を受け入れ、颯爽とその場から立ち去った彼女は激しく後悔していた…。
そう、今にも切れそうなパンツを穿いてきてしまったことを！
婚約破棄とともに切れた紐パンを引っさげ、疾走するフレデリカがぶつかったのは、建国以来最強の武神と名高いフォルカー・ブレナン将軍で――!?

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2位　『姫と魔法つかい1 』　ゆめきよ (著)
3位　『変態侯爵の理想の奥様1 』 国原 (著), 秋野 真珠 (著), gamu (著)
4位　『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』 1巻  尾羊 英 (著), 中村 颯希 (著), ゆき哉 (著)
５位　『黒弁護士の痴情 世界でいちばん重い純愛』 　すみ (著)

ネット小説部門

桜瀬彩香先生作品
１位：『刺繍の女王と王様のタルト』　桜瀬彩香
２位：『ジョーンズワースの魔術師と雪白の歌姫』桜瀬彩香
３位：『かいぶつは星に祈らない』桜瀬彩香

ネット小説
１位：『落ちぶれた私をライバル魔術師があざ笑いに来る。』イチニ
２位：『化物嬢ソフィのサロン ～ごきげんよう。皮一枚なら治せますわ～』紺染 幸
３位：『目的は生き延びること』大菊小菊

プレゼント当選者発表

この度は第９回勝手にロマンス大賞にご投票いただき誠にありがとうございました。以下の当選者の方にはメールをお送りしております。

バタークッキー様、らな(ラナンキュラス)様、ネム様、ひらり様、日夏様、しゃお様、こるり様、eko様、ayaguni様、手羽先様、sleep様、ころころ様、ゆうま様、クノシタ様、一人っ子犬様

本年度の勝手にロマンス大賞について

今年の勝手にロマンス大賞の結果はいかがだったでしょうか。
今回はSNSと親和性が高いnoteでの発表を行ってみました。各ジャンル別の６位以降の作品紹介や、投票者の方々からのメッセージなどについては、後日公表していきます。
また、桜瀬先生作品については特集記事を用意いたしましたので、そちらをご覧いただければ幸いです。

この度は誠にありがとうございました。
今後ともロマンスヒルズをよろしくお願い申し上げます。