ゲーム制作の目標-夢中になる面白さのシリアスゲームを作りたい-

ゲーム制作をしていく上でのモチベーションの1つとしてこのブログを始めました。なので、どういうゲームを今後作っていきたいかという事を書いておきます。
書いていきたいのですが、結局は「自分が面白いと思うものを楽しんで全力で作る」「それが多くの人に受け入れてもらえたら最高」というところに落ち着きます。ゲームに限らず物作りでも発信でもしている方は似たような目標になるのでは無いでしょうか。なので、自分なりにもう少し掘り下げて書いていきます。

-夢中になる面白さのシリアスゲームを作りたい-

シリアスゲームとは?
「シリアスゲーム」というものをご存じでしょうか?ストーリーの展開がシリアス、といった意味ではありません。社会問題の解決を目的にしたゲームの事を指します。
例えば、車の教習所で実際に車を運転している感覚を体験出来るシミュレーター。実際に運転する時に事故が起きないようにするにはどうすれば良いか、ゲームを通じて学習する事が出来ます。こういったものがシリアスゲームです。軍隊を募集する時に腕の良いFPSプレイヤーを募集する、といった例もあります。
「桃鉄」をプレイすれば地理を、「信長の野望」なら歴史を学ぶ事が出来ます。任天堂DSの「英語漬け」や「しゃべる!DSお料理ナビ」はもっと分かりやすいシリアスゲームです。ゲームに教育の側面がある事を前面に出した事で、今までゲームを遊ばなかった人にゲームに触れる機会を与えてくれました。英語や料理を学ぶ以上に「ゲームのプレイ人口を増やす」という社会的に大きな影響を与えました。

これがシリアスゲームの力です。「シリアスゲームで世界を救えるか?」といった内容のプロジェクトもある程で、つまり「ゲーム制作で世界を救う事も出来るかもしれない」という事です。個人や1グループの力でそこまで出来なくとも「ゲーム制作によって世界が良い方向に、人が幸せになる方に社会を少し押してあげる」くらいは出来そうだと。専門学校の授業でシリアスゲームという言葉を知って以来、いつか作ってみたいゲームの1つになりました。

「夢中になる面白さ」とは?
記事の上の方に「夢中になる面白さ」のシリアスゲームを作りたいと書きました。夢中になる面白さ、それは「シリアスゲーム」である事を意識させない事を指します。社会問題を意識し過ぎたあまり「説教臭くてつまらない」と感じてしまうものになればそれは自分の好きなゲームではありません。
ゲームは人生の大切な事を教えてくれるーそれと同じくらい大切だと思っている事があります。「ゲームなんて何も考えずに楽しむものだ。」初めてゲームを選ぶときに「これを遊べば社会問題が解決出来そうだ!」と選ぶ人はそう多くないでしょう。なんとなくパッケージが、ゲーム画面が、誰かが遊んでいる様子が楽しそう・面白そうだから選ぶものです。自分もそっちの方が好きですし、それが娯楽であるゲームの姿です。
遊んでいる間はただただ面白くて夢中になって遊び、ある程度まで進めた時・ゲームを遊び終えた時、後からゲームを思い出した時にプレイヤーが自分からごく自然に社会問題について考え始める...ここまで出来れば最高だと思います。これが自分の作りたい「夢中になる面白さのシリアスゲーム」です。

実は昔考えたネタの中にそれらの条件を満たしうるゲームがあります。当時はシリアスゲームの事を知らず、ただただ題材が奇抜で面白そうだと思って企画書を作りました。題材や大まかなアイデアのみで細かいゲームシステムは未だに定まっていませんが、上手く詰められれば面白いものになると思います。そして今思い返せば、ギャグゲー・バカゲーといった類いのものですがシリアスゲームの要素を自然に入れられるな、むしろ入れる事でより面白くなるなと思えました。最初からシリアスゲームを作る!というつもりで考えたものでは無いので説教臭くなる事も無いのでは、これは是非作りたい!
という事でこれは遠い目標でなくなるべく近いうちの目標です。といっても予算が足りなかったり開発にそれなりの期間がかかりそうだったりと、問題はあるのですが。。問題の無いゲーム開発なんて存在しないので仕方無いですね。なるべく早く達成出来る目標になるように頑張ります。

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