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2022年のMTGを終えて〜変わった立場と変わらないMTG論〜

はじめまして、またはお久しぶりです。
ローマの人と申します。
普段は「カードショップくじから」というお店で店長をしています。

あとこちらは宣伝になりますが、私が店長をしているカードショップくじからでは、youtubeチャンネルを運営しております!毎週MTGの話をするラジオや企画、KMC様の決勝動画の解説などをさせていただいております!
https://www.youtube.com/c/cards_kujikara
この記事を読んでくださった皆様、お手数ですがぜひチャンネル登録よろしくお願いします!

この記事をみなさんが読んでいるという事は、私はきっと福袋製作に閉じ込められ2022年のMTGの大会参加を終わらせている事でしょう。
つまり、皆さんが私と大会でお会いするのは、2023年になると思います。(何か血迷って、参加予定のコミケの合間に晴れTCに行ってたら後1回かも?)

そんな私の2022年のMTGは、去年までとは全く違う、しかしそれはそれは凄く有意義なものでありました。そんな雑感を書き起こしておこうと思います。1年を綴った日記のようなものです。有料記事にはしておきますが、無料で全部読めるので読み終わった後、よう書いた!面白かった!と思ってくださった方だけ、投げ銭代わりに記事代を購入いただけるとすごく喜びます!

変わった立場

私はアラーラ再誕というパックからMTGを始めました。もう13年プレイヤーです。当時19歳だった若造も今や32のおっさんです。時の流れって残酷ね。

そんな私のMTGへのスタンスは、『やりたいことをする。好きなデッキを使う』でした。
大好きな変なコンボや、シナジー。様々なガラクタを並べてはちょっとだけ勝ち、トップメタに蹂躙されヘラヘラする毎日でした。コンボ好きが成じてストームやオムニテルを回す時期もありました。恐らく、過去のレガシーでしっかり回したトップtier付近のデッキはその二つだけなんではないでしょうか。時折上振れて勝ち、入賞したりするも、タイトルからは遠い世界をふらふらとしていました。

そんな私に転機が来ます

2021年10月21日 エターナルパーティ大阪 優勝

デッキは東のシノゲン氏https://twitter.com/Minest110  の作ったエコー親和でした。
世は大ラガバン時代だったのも相まって、このデッキは少し話題にあがりました。彼のデッキデザインの力は本当に凄いです。いつも私では思いつかないような凄い構築を見せてくれます。記事もユニークでためになる物ばかりなので是非皆さんも読んでみてほしいです。

そして2022年に入りました。
あからさまに違う空気がそこにはありました。

今まで私は追う立場でした。
どうやってトップメタを食ってやろう。
何をすればこいつらを倒せるんだろう。
どんな絡め手を使えばこいつらに追いつけるんだろう。
それを考える毎日でした。

2022年の私は初めて追われる場所にありました。
シノハラ  ゲンはあのデッキだ。
どうせウルザの物語を使ってるはずだ。
チャリス0で置いてやれ!
あいつのデッキを倒すにはこのカードを積めばいい。

メタる側からメタられる側へ。追う側から追われる側へ。あのマイオナ厨の変なデッキを使う男から当たりたくないデッキを使う男へ。

2月に河童の砲手を得た私たち。デッキはより洗練され、今の8castの大まかな形が出来上がりました。


強すぎんだろ…

そこから出会うのは初めての感覚達でした。

ありがたい事に、くじからのラジオは自分が思っているより、いろんな方に聴いてもらえているんだと思うくらい、色々な会場で声をかけてもらいました。ありがとうございます。相方として頑張ってくれているマグマ坂本君もびっくりするくらい。悪い事はできなくなりましたね、こりゃ。

しかしそれは同時に顔でデッキがバレているという事でもあり、メインゲームで先手1ターン目でもチャリスは0で容赦なく飛んでくる。無理矢理にでも月を通しに来る。メインアウフのエルフに泣かされた時もありました。関西だけでなく、関東でも起きました。挙句の果てには、モダンに出た時に初対面の人に「ハンマーか…」と試合前に言われた時には椅子から転がり落ちそうになりました。
対策もより強固になり、デスタクは静寂に飽き足らず禍汰奇を採用し、デルバーにハーキルを喰らい、メルトダウンの枚数は増え、活性の力はありとあらゆるところから飛んでくる。

素直な感想は、これがメタゲーム上位の風景か…でした。今まで体験した事のない、ありとあらゆるメタカードが8castに襲いかかってきました。

お前らもやぞ、勝手にやってろ

しかし、これはこれで私の中ではある種、1度経験できてよかった事だなと今となっては思っています。

私は顔メタや有名税といった物はあまり嫌いではありません。スポーツだってそうだと思います。内角が苦手な打者に内角に投げるのが多分セオリーです。外の変化球に合わない打者にわざわざ真っ直ぐ放る必要は無いわけで、MTGもそうです。多分。相手に対しての情報もそれもまた情報ではあると思うので(目の前で名前でデッキ検索しました!なんて言うのは論外やぞ!恥を知りなさい!)じゃあどうするかって話なんですが。

吉田沙保里は「私のタックルをみんな研究して対策するから、全員タックルで倒した」なんて言ったそうなんで

私の8castをみんな研究して対策するなら、全員8castで倒すのが筋では?

と思ったので、一年マジで使い続けました。時折気分を変えてオムニテル触ったりしてましたが、大舞台には結局全て8castでした。結局、年末も年末までこのデッキで遊び続けてました。

変わらないMTG論

2023年も間近にして、今8castのポジションはかなり落ちつきました。結局めっちゃ強いURと、凄く不利なエルフ、新進気鋭のイニシアチブに追われ少なくともトップtierにはいないと思っています。
ただ、このデッキにはまだまだポテンシャルがあると思っています。ありがたい事にスタンはファイレクシア、鉄と油の町です、東大阪市みたいで気が合いますね。よくわからないガラクタを組み込みながら、来年もまたいろんなものを模索していきたいなと思っています。

プレイヤーとしてのスタンスは来年も頑張って勝ちに行くと共に、各地のお店やプレイヤーの皆さんと、どんどん交流していけたらいいなと思っています!その為にも、色んなフォーマット色んなイベントに出に行くので、会場で見つけたら是非話しかけてくださいね!友達になりましょう!

デッキの方向性もレガシーは特に変わらないと思います。
『やりたいことをする。好きなデッキを使う』
この考えは今も昔も変わらないので、8castは、ウルザの物語は、これを満たしてくれる凄いデッキで、凄いカードです。来年もきっと、アーティファクトをガチャガチャやってる事でしょう。来年入っても当分8cast握っていると思います!エンジョイ!

さいごに

雑文てはありますが、ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
2022年も色んな方に支えられ、無事なんとか年末年始商戦を迎えられそうです。本当にありがとうございました。
今年会えなかった、対戦出来なかった皆様も、また来年機会があれば是非遊べたらと思うばかりです。

もしよろしければ、来る2023年も、私ローマの人並びにくじからprosの面々、そして我らが東大阪のカードショップくじからを応援してもらえれば幸いです。是非お店にも遊びに来てくださいね!

それでは、本年もありがとうございました!少し年の瀬には早いですが、良い年末をお過ごしください!



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