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大人になってから行く図書館

普段、図書館を利用する人はどのくらいいるでしょうか。子供のころは課題図書を探したり、夏なら涼みに行ったりする身近な場所だったと思います。

私は去年末くらいから地元の図書館に行くようになりました。貸し出し期間の2週間ごとに2〜3冊借りるサイクルが定着してきたところです。今は電子タグがついていて、ユニクロのセルフレジのように置くだけで登録ができるようになってとても楽。数は多くないものの電子書籍があるのも嬉しい。
読みたい本が見つからなくても、区内の他の館から取り寄せができるので不便は感じません。新刊や話題のタイトルは予約が埋まってなかなか借りられなかったりしますが、どうしても読みたければ買えばいいし。タダ読みできてラッキー、というより「買うほどではないけど気になる本」を気軽に手に取れるのが思いのほか嬉しいものだと知りました。

きっかけは、たまたま出会った「税金で買った本」という漫画。Webで無料公開されているのを読んでいるうちに興味が復活しました。本屋には行くし電子書籍も買うけど、図書館で本を借りるという選択肢が全く頭になくて。その手があったか…と静かに噛み締めました。
そういえばいつも図書館のシールがついた文庫本を持ってる友人がいるのを思い出しました。もしかして、大人になっても、研究者でない人でも使っていい場所なのでは?

ちょうどいいことに、スマホのメモ帳には気になる本のリストが並んでます。部屋の収納スペースを気にしなくても、電書のセールを待たなくてもいい。これはわくわくする。
目的の棚に立つと、当然同じジャンルの本がたくさん並んでいます。これも読んでいいなんてお得すぎないか?と鼻息が荒くなる。美女と野獣のベルが大きな本棚に感動したのはこの気持ちなのかとわかりました。

  • 一定範囲の地域にある

  • 無料で借りられる

  • 机と椅子がある

  • 静か

集中したいとき、一人になりたいときにこんな便利が場所があったのが盲点。その区の居住・勤務でなくても館内利用はできるので、出先で時間を潰すときにはカフェより便利なのではと思います。外出先の過ごし方の候補が増えました。

子供のころは文章を読むのが苦手で、漫画ばかり買ってました。自分は読書嫌いだと思っていたけど、相性が良ければ読めると気付いたのは最近のことです。字が小さくてびっしり縦書きだけが本だと思い込んでいた気がします。書いた人の数だけ考え方があって、表現方法があるのを知れて良かったです。

学生でなくなると自然と離れてしまう図書館、思い出して足を運ぶ人が増えたらいいなと思います。閉館することなく、文化が継承される未来が来てほしいです。


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