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喜ばれる人になりなさい〜母が残してくれた、たった1つの大切なこと〜/永松茂久

「人は話し方が9割」の著者の実話。

何のために頑張るのか、どこに向かって頑張るかなど悩んでいる今の自分にとって、大切なことに立ち戻らせてくれた本。大好きな1冊になりました。
私の心に残った箇所・著者のお母さんや著者自身のセリフを、以下に書き留めておきます。

ストーリーとともに噛み締めた方が、その意味や思いが数倍心に響く言葉たちなので、気になられた方はぜひ原書を読んでみてください。

おかげさま

  • <おかげさま>の存在を忘れてはいけない

  • 会ったことはなくとも、あなたを支えている人<おかげさま>がいる。きている服、靴を作った人、移動手段を動かす人、電気を送ってくれる人・・・

  • 喜ばれる人になりなさい。いつかあなたが誰かのおかげさまになってほしいという母の願い

人に喜ばれる人になる

  • もらった才能や勲章は決して自分をいばらせるためにあるものでない。その力を使って誰かに喜ばれるためにあるもの

  • 人には3つの大きな心理がある
    ①人はみんな自分のことが一番大事な存在である
    ②誰しも自分を大切にしてほしいし、認めてほしいと願っている
    ③人は自分のことを理解し、大切にしてくれる人のことを好きになる

  • 「まずは自分を幸せにしよう」は半分真理である。一方で「まずは人に喜ばれることによって、結果的に幸せになれる」こともある。
    人は誰しも、油断すればエゴになる。しかし逆に誰かに喜ばれることで自身の居場所や立ち位置を発見することだってある

  • 人は、誰かを応援している人を応援したくなる心理ももっている。
    よく考えれば、世の中の仕事は誰かの応援である。目の前の仕事で、誰かを応援できる、喜ばれる人になれる。
    自分のことを真剣に考えてのものなのかは、相手にはすぐに見抜かれる。

  • 「喜ばれる人になる」というのは、決して自分を捨てることではない。自分の声よりも、他人の視線や指示を大切にするということは喜ばれるということではなく、媚びるということだ。
    喜ばれるとは、自分の声を聞くということ。
    本来の愛に包まれた自分に気づくということ。自分の人生の指揮権を自分が握るということ。自分の人生を生きるということ。
    「喜ばれる人になる」と決め、自分の人生を生きはじめた時から、全てが愛に変わる。「喜ばれる人になりなさい」とはつまりは「自分の人生を生きなさい」ということなのだ。

子どもの存在について

  • 子どもはいつか社会に返す存在である。
    お礼は言ったか、恩を忘れていないか、自分の我ばかり通そうとしていないか。どんなことでも褒めなさい論は家の中では通用するかもしれないが、社会に返す存在を育てるにあたってはどうなのか

  • 母として決めている3つのこと
    ①子供に対する心配の時間があるなら、自分が好きなことをやり生き生きする姿を子供に見せる
    ②どんな状態であっても、母自身の機嫌は自分で取って明るく生きる
    ③何があっても子供の味方で居続けること。未来を信じること

仕事・組織について

  • 非効率だからこそ感動する
    おもてなし側の気持ちは感じられるもの。私1人のためにここまでしてくれた、と思った時に感動は生まれる

  • 組織のピラミッド表は本来逆三角形
    リーダーやメンター(指導者)はトップに立つ人ではなく、「一番土台になることができる人」だ。本当のリーダーとは多くの事柄を成し遂げる人ではなく、自分をはるかに超えるような人材を残す人だと思う



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