チョコレイト・ピスコ #6

こんにちは、白色矮星輪です。

既に3月も終わり、イクサ・・・つまりチョコレートの季節は終わりを告げたかのように見えます。しかしそれは違う。真のチョコレート・・・それは最早、季節という概念を超越したカラテ以外の何物でもないことは、あなたもご存じのことでしょう。全力でぶつからねば、こちらが消し飛んでしまう・・・そういったものです。

というわけでバレンタイン商戦で購入したチョコレートの中で鮮烈な印象だったやつです。

フレデリック・アヴェッカーのプラリネ ピニヨン

グリーンアニス風味の松の実とアーモンドのプラリネ。
プラリネの舌触りが細かい砂のようで柔らかくも心地良い。
あなたのS.F.C曲線を感じ取ってください。そしてカラテを練り上げるのだ。

フランク・フレッソンのアソート

様々なガナッシュやプラリネのアソート・・・ガナッシュはそれぞれ、風味付けではなく強く主張するような味付けになっているので、テーマが分かりやすい。柑橘系の素材が多く使われているが、どれも一発で正体が分かる。シェルはガナッシュの引き立て役に徹しているので、「どれも個性があって全部うまい」という結論に達することができる。
特にライムはビターチョコレートとの組み合わせが最善だと思っていたが、ミルクチョコレートとの組み合わせも実は良いことを知りました。
偉大なる真の男に献杯。

メゾンカカオのびわ生チョコレート

貴方は枇杷をご存じでしょうか?それはオレンジ色の果物であり、スーパーに並ぶと初夏を感じさせるやつだ・・・
そしてこの生チョコは、生のびわを食べた時に感じる香りが完全に残っています(この香りは単に砂糖で煮ただけでは生まれないのでしょう)。数年がかりで開発されたのも納得の風味と味であり、完全に真のチョコレートであることが証明された形だ。

パスカル・ル・ガックのボンボンショコラ

フランク・フレッソンのアソート同様に、中身のガナッシュの主張が強めです。なのに調和が取れている・・・こういうボンボンショコラを日本だとあまり見ない気がします。こういう真のボンボンショコラが日本でも主流になれば望ましいとは思います。だが・・・多様性も重点することが大事だ。人間とは難しいものです。

ジャック・ラビットのアムステルダムミルク

ブロンドチョコレートのタブレットです。
得てしてミルク系チョコレートの大型タブレットは甘さにやられて食べ飽きやすいものですが(そもそも一気に全部喰うなということだろうか)、これはクランベリーや塩気によって、思わず一枚平らげてしまう味の設計になています。そういえばベルナシオンのタブレットも大型ですが一気に喰えてしまった記憶があります。やはり真のチョコレートとはそういうものなのでしょう。

以上です。チョコレイートメントしましょう。

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